チェコ代表戦から一夜明けたこの日、トレーニングは13:30からということで遅めの朝食を9:00にとって準備をします。

内山監督は出発前に30分のミーティングを設けてチェコ代表戦の振り返りを行いました。

3つの得点シーンはどれも日本代表が目指す「ボールも人も積極的に前方向に動く」形が見られた結果であり、逆にコーナーキックを与えて失点してしまった場面に関しては、そこに至るまでの「後ろ向きなプレーとそれによるミス」が原因であることが伝えられました。

「後半冒頭の5分以外の85分はやるべきことができていた。けどその5分で失点することもある。そしてその失点で試合に負けることもある。でもそれもサッカー。だからピッチ上の君たちには味方と相手と状況を正確に判断して90分ハードワークすることが求められる。」と内山監督は続けます。

聞いている選手たちの表情に、チェコ戦に勝利した余韻はありません。次のギリシャ代表戦を頭にイメージしながら内山監督の話を聞いている様子でした。

ミーティングを終えると、そのままバスに乗り込んでトレーニングに向かいます。

チェコ代表戦に先発した選手はリカバリーを、途中交代や控えの選手はトレーニングを行いました。ゴールキーパーは最初は別でしたが、途中からフィールドプレーヤーと合流してトレーニングとなりました。

主に3対3の形でいかに連動してボールを失わないようにするか、そしてそこからいかに前方向に運ぶか、日本代表の生命線でもある「連動」をテーマにみっちりと体を動かしました。

人数が少ない中でしたが、次のギリシャ戦こそ自分が、という強い思いが伝わってきたトレーニングでした。リカバリーを終えて着替えた選手たちも真剣な表情でトレーニングを見つめます。

ホテルに戻って昼食をとった後は体のケアに時間を割き、明日のギリシャ戦に備えます。この大会は7名まで交代が認められており、ベンチ入りする18名が全員プレーすることが可能で、いわば毎試合が総力戦となります。日本代表の強みでもある「一体感」を全面に出し、明日のギリシャ戦も全員で一丸となって戦いたいと思います。食事に時間をかける山口選手、三竿選手、渡辺選手の間にも一体感が育まれています!

引き続き皆様のご声援、よろしくお願いいたします！

選手コメント

中野雅臣選手（東京ヴェルディユース）
初戦のチェコ代表戦に勝利することができました。練習する期間が短い中でしたが、ボールを運ぶテンポや、攻守のバランスは少しずつ共有できていると思います。残り4試合ありますが、まずは次のギリシャ戦に向けてベストを尽くせるようにしっかり準備したいと思います。応援よろしくお願いします。

吉丸絢梓選手（ヴィッセル神戸U-18）
初戦は内容も結果も良かったと思います。しかし、後半の入りが少し悪かったところは修正しないといけません。次の試合、自分が出場するか分かりませんが、チームの状態は悪くはないので、次の試合もいい内容、結果が出せると思います。優勝するために一戦一戦しっかり戦っていきます。

三竿健斗選手（東京ヴェルディユース）
ロシア遠征の初戦、チェコ代表を相手に3対1で内容と結果が伴って勝てたことをとても嬉しく思います。ギリシャ戦でも日本らしい攻撃的でアグレッシブなサッカーをしていい内容で勝ちたいです。チーム一丸となって頑張りますので応援よろしくお願いします。

鈴木徳真選手（前橋育英高校）
初戦をしっかり勝って勝利でスタートできたことはこれからの試合に大きく弾みをつけたと思います。試合で起きたミスを修正し、明日のパフォーマンスに繋げ少しでも成長していきたいです。優勝までまだまだ試合はありますが気を引き締めて日本のサッカーをやり通して戦っていきたいと思います。応援よろしくお願いします。

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