女子サッカー　アジア最終予選（リオデジャネイロオリンピック2016）に向けた強化として、石垣島でトレーニングキャンプを行っている日本女子代表候補は22日（金）、紅白戦を中心としたトレーニングを積みました。ウォーミングアップのあとに20分のゲームを3本。「いろんな可能性を見ながら」と佐々木監督が言うように、選手の配置を変えながら進められました。

得点を決めたFW安藤梢選手は「もっと高められる部分があると感じています。トレーニングで取り組んだポイントを考えるあまりに、それだけになってしまうことがあるので、バランスをとってバリエーションももっと増やしたい」と紅白戦を振り返りました。練習後の時間や宿舎で「この場面ではどうする、このときは誰がどう動く」といったやり取りを選手たちが各パートで重ねています。

夕食前には、日本サッカー協会　大仁邦彌会長が宿舎に激励に訪れました。練習スケジュール変更の関係でトレーニングは視察できませんでしたが、「アジア、世界の女子サッカーは急速に広がり、レベルが上がっています。そのなかで厳しい戦いになるのは間違いないですが、ぜひ出場権を獲得してほしい。なでしこの良さはみんなが同じ方向、考え、意識のもとで攻撃も守備もできるところだと思っています。その質、精度を上げ、いい準備をして臨んでほしい」と言葉を送りました。大仁会長は、午後にサッカーパークあかんまを訪れ、中村義隆市長や八重山サッカー協会の比嘉信裕会長らとともに芝や室内練習場の状態を確認しました。

U-23日本代表のAFC U-23選手権準決勝進出も力に変え、23日（土）は午前中にトレーニングを行います。

選手コメント

FW 菅澤優衣香 選手（ジェフユナイテッド市原・千葉レディース）
シーズンの初めで身体が追いつかない部分もありますが、オリンピック予選メンバーの選考を兼ねているので、今できることをすべてやって、少しでもアピールしたいと思います。今日の紅白戦でも、まだ反応が遅れたり、切り替えが遅くなったりする場面がありました。FWとしてシュートまで行けなかったことも含め、反省点をしっかりと改善し、積極的にゴールに向かいたいです。チームとしてはなかなか集まれないので、ちょっとしたズレや合わないことをキャンプの残りの時間で修正していきます。

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

女子サッカー アジア最終予選（リオデジャネイロオリンピック2016）

2016年2月29日(月)〜2016年3月9日(水)
なでしこジャパン(日本女子代表)/オーストラリア/韓国/中国/ベトナム/朝鮮民主主義人民共和国
全チーム総当り 15試合記載（上位2チームが出場権獲得）

2月29日(月) vs オーストラリア女子代表
3月2日(水) vs 韓国女子代表
3月4日(金) vs 中国女子代表
3月7日(月) vs ベトナム女子代表
3月9日(水) vs 朝鮮民主主義人民共和国女子代表
日本戦全て大阪／キンチョウスタジアムにて19:35キックオフ(予定)
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