2月16日(土)、17日(日)の2日間、DUARIG Ｆリーグ2018/2019 ディビジョン1 プレーオフ準決勝が行われました。

リーグ戦2位のシュライカー大阪と同3位の立川・府中アスレティックFCの対戦は、初戦から波乱の展開となりました。1試合で15得点が生まれた準決勝初戦、まず試合を動かしたのは大阪でした。カウンターの流れから堀米将太選手が押し込み、先制に成功します。しかし直後、立川・府中は酒井遼太郎選手がゴールを決め、わずか1分足らずで試合を振り出しに戻します。8分、セットプレーから加藤未渚実選手がゴールし大阪が勝ち越しに成功。その後は得点を重ねた大阪が、4対1と3点をリードし前半を終了します。

勢いの止まらない大阪は、立ち上がりにアルトゥール選手がこの試合3点目となるゴールでハットトリックを達成すると、直後に小曽戸允哉選手、田村友貴選手と立て続けに追加点を挙げ、一気にリードを広げます。9分を残しパワープレーを開始した立川・府中に対し、パワープレー返しで得点を重ねた大阪は11対4で大勝し、翌日の第2戦に臨みました。

7点差で大敗した立川・府中は、第2戦で8点差以上で勝利することが決勝への進出条件と、厳しい状況に立たされました。初戦の試合後記者会見で、第2戦の戦い方について「立ち上がりからパワープレーをする、外国籍選手を2人同時に起用するなどの策を考えている」と話していた立川・府中の谷本俊介監督は、キックオフ直後からパワープレーを仕掛けます。3分に幸先よく、内田隼太選手が先制点を挙げますが、その後は大阪の集中した守備に阻まれ、追加点を奪うことができません。19分、稲田瑞穂選手の得点で同点に追いつかれると、前半を1対1で終了します。

後半もパワープレーを続けた立川・府中は、25分に完山徹一選手のゴールで勝ち越すと、その後ジョー選手が立て続けに3得点を挙げハットトリックを達成。終了間際まで大阪ゴールに迫り続け、2対6で勝利した立川・府中でしたが、初戦の大敗が響き、プレーオフ決勝への進出を逃しました。

この結果により2018/2019シーズンのプレーオフ決勝は、リーグ戦33試合を無敗で終え、2連覇を目指す名古屋オーシャンズと、2016/2017シーズン以来2度目のリーグ優勝を狙うシュライカー大阪が対戦することが決まりました。プレーオフ決勝は、2月23日(土)、24日(日)に武田テバオーシャンアリーナで行われます。

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監督・選手コメント

谷本俊介 監督（立川・府中アスレティックFC）
前日の大敗を受けて、本気で8点差を埋めるための方法として、2戦目のようなパワープレーを実践しました。残念ながら、4点足りずにこの結果に終わりました。悔いるべきは初戦の立ち上がりの20分。あそこで自分たちのゲームを難しくしました。その点については内容もありますが、いつもできることができないという、こういう大舞台での経験の差が出たのかなと思います。決勝進出の可能性が限りなく少ない中で、Ｆリーグの舞台でやるべき義務や責任は果たし、最後まで全力を尽くす姿勢を見せられたことは誇りに思います。また、最後まで声を枯らさずに、可能性が少なくても諦めずに後押ししてくださった多くのファンやサポーターにも感謝しています。

皆本晃 選手（立川・府中アスレティックFC）
難しい状況の試合でした。その中で最後まで諦めない姿勢、追いつこうとする姿勢は見せられたと思います。ファン、サポーターも諦めずに最後まで声援を送ってくれました。前日の試合が終わった段階から、「諦めない」「頑張れ」という声をいただきました。温かいサポーターがいることは心強いと、改めて感じました。その思いに応えられなかったことに対して、悔しいという気持ちで一杯です。

DUARIG Ｆリーグ2018/2019 ディビジョン1

開催期間：2018年6月16日(土)～2019年2月11日(月・祝)　全33節/198試合

DUARIG Ｆリーグ2018/2019 ディビジョン1 プレーオフ

開催期間：2019年2月16日(土)～24日(日)

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