12月16日（水）、FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2015の5位決定戦と準決勝1試合が大阪長居スタジアムで開催されます。

16時30分キックオフの5位決定戦では、TPマゼンベ（コンゴ／アフリカ代表）とクラブ・アメリカ（メキシコ／北中米カリブ海代表）が対戦します。

互いに準々決勝敗退という残念な結果になりましたが、各大陸代表の意地とプライドを懸けて5位を争います。試合前日の公式会見では、「新たな気持ちで試合に臨み、勝利を勝ち取って帰りたい」（イグナシオ・アンブリッツ監督／クラブ・アメリカ）、「選手は調子を上げている。自分たちの実力を見せてしっかりと戦いたい」（パトリス・カルトロン監督／TPマゼンベ）とそれぞれ意気込みを語ります。大会を勝利で締めくくるのはどちらのチームでしょうか。

準決勝には、いよいよ南米王者のリバープレート（アルゼンチン）が登場。開催国代表のサンフレッチェ広島と戦います。リバープレートは本大会初出場ながら、100年以上の歴史を誇る名門クラブです。かつては同クラブでプレーしていたマルセロ・ガジャルド監督が指揮を執り、メンバーにはルイス・ゴンサレス選手やハビエル・サビオラ選手などベテランも擁しています。ガジャルド監督は「必要なことは全てやってきたつもり。期待に満ちているし、この大会を楽しみたいと思う」とコメント。ホナタン・マイダナ選手も「この名高い大会で、チームメートとともに結果を残したい」と闘志を燃やします。

広島は前回敗退した準々決勝を勝ち抜き、初めて準決勝の舞台に上がります。今大会は中2日の連戦が続き、「フィジカル的には疲労が溜まっている部分はある」と森保一監督は認めつつも、「選手はこの舞台でリバープレートと戦えるという大きなモチベーションと喜びを感じている。明日も良い動きをしてくれると思う」と選手に期待を寄せています。また、青山敏弘選手は世界トップレベルのチームとの試合を前に、「自分自身はここからが勝負だと思っている」と強調します。これまで日本のクラブの最高成績は3位。広島が新たな歴史をつくるべく、大一番に挑みます。

リバープレートと広島による決勝進出を懸けた戦いは、19時30分キックオフです。

 M4/5（5位決定戦／準決勝）における試合当日のチケット販売について

監督・選手コメント

森保一 監督（サンフレッチェ広島）
われわれがリバープレートに勝てば世界的な快挙になります。「リバープレートが勝つ」と世界中の人々が思っていると思いますが、サッカーは何が起こるか分からない。必ず勝つチャンスはあると思っています。そこで一番大切になるのは「戦う」ということ。相手は試合開始から強烈なプレッシャーを掛けてくると思いますので、そのバトルにわれわれも挑んでいく。球際のせめぎ合いの部分で相手と戦っていくということをしっかりとやらなければいけないと思っています。

マルセロ・ガジャルド 監督（リバープレート）
明日の試合は強い決意を持って戦いたいと思います。日本の良いチームと対戦するので、非常に重要な試合です。広島はボールコントロールに長けていてクオリティーが高く、粘り強く戦う選手たちがそろっています。私たちはボールを追い回すのではなく、頭を使いながらプレスを掛けていきたいと思います。この2週間、できるだけ良い準備をしようと心掛けてきました。環境には十分適応できていると思いますし、しっかりと戦う準備はできています。

ホナタン・マイダナ 選手（リバープレート）
チームはすごく良い雰囲気です。やる気はありますし、ゴールを決めたいという気持ちも十分あります。相手は結束力があって、粘り強いチームだと思います。相手にスペースを与えないこと、力のあるFWがいるのでその選手を抑え込むこと、そしてセットプレーにも注意して、攻撃に転じていきたい。攻撃を仕掛ける中で、できるだけスペースをつくり、ゴールチャンスをつくっていきたいと思います。非常に厳しいタフな試合になると思いますが、全力を尽くして、決勝に残るというチームの目標を達成したいです。

ダニエル・アジェイ 選手（TPマゼンベ）
日本に来てから準備期間が短く、十分な休養もできていなかったため、前の試合は非常に難しかったです。選手としては、負けたからといっても次の試合に向けてしっかりと準備しなければいけません。明日の試合に向けてやる気もありますし、集中もしています。2試合連続で負けるわけにはいきません。精いっぱい努力して、勝利を収めたいと思います。また、アフリカ全体がわれわれを応援してくれていて、勝利を信じていると思いますので、ベストを尽くして頑張りたいです。

FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2015

2015年12月10日(木)～12月20日(日)
神奈川／横浜国際総合競技場
大阪／大阪長居スタジアム
大会情報はこちら
チケット発売中！