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電動車椅子サッカー日本代表チーム、世界5位で大会を終了 ~2017 FIPFA WorldCup~

2017年07月18日

電動車椅子サッカー日本代表チーム、世界5位で大会を終了 ~2017 FIPFA WorldCup~

電動車椅子サッカーの世界一を決める「第3回FIPFAワールドカップ」が、アメリカ・フロリダ州キシミーで7月5日(水)~9日(日)に開催されました。

出場10カ国を5チーム、2つに分けたグループステージ実施後、各グループ上位4チームによる「ノックアウトステージ」により優勝を争いました。

日本代表チーム 戦績

プールAの日本代表はグループステージ2勝1分1敗でアメリカに次ぐ2位となり、ノックアウトステージへ進出しました。

日本 vs アルゼンチン 3対2
デンマーク vs 日本 2対2
アメリカ vs 日本 9対0
日本 vs ウルグアイ 2対1

ノックアウトステージ準々決勝では、プールB 3位のオーストラリアと対戦。
惜しくも1対2で敗れ、プレーオフでアルゼンチンと再び対戦。
1対1で引き分けのまま、前後半5分の延長戦においても決着がつかず、勝負はPK戦へ。
日本は落ち着いてPKを決め、またGKの好セーブもありPK4-2で勝利しました。

5位6位決定戦ではアイルランドと対戦。
前半、先制点を許したものの後半逆転し、4対1で勝利し、
日本は今大会を5位の成績で終えました。

各国の順位は下記の通りです。

優勝 フランス
2位 アメリカ
3位 イングランド
4位 オーストラリア
5位 日本
6位 アイルランド
7位 アルゼンチン
8位 ウルグアイ
9位デンマーク
10位 カナダ

監督・選手コメント

浅岡俊彰 監督
第3回FIPFAワールドカップ日本代表には、4つの挑戦がありました。

まず、第一に「安全に行って安全に帰る」。日常的に人工呼吸器を使用する選手をはじめ、選手の渡航における安全確保について、夛田羅医師・阿部看護師中心に達成できました。次に「障害のクラス分け」では国内では適格外とPF2の判断が難しかった選手を、鈴木医師・上野OTのご尽力により、PF2の判定を得られました。また、PF2想定の選手がPF1の判定を受けました。第三に「アテンダント(介助者)無しの2選手が参加」したこと。国際連盟で定められた各国代表団24名の枠を考えた時、アテンダント無しで参加できる選手は、今後も必要となってくると考えます。

そして「結果」。選手・スタッフ・アテンダントは、一戦一戦“勝ち"にこだわり、試合を重ねるごとに対戦国と戦うチームへと成熟させていく努力を惜しまず行ってくれました。このチームで過去のワールドカップ以上の結果が出せなかったのは、すべて私の責任。日本代表は、5位で満足できる国ではありません。

多くの方々の想いにこたえることができなかった悔しさが残る結果ではありますが、各選手・スタッフ・アテンダント・応援してくださったすべての皆様に感謝しています。ありがとうございました。

塩入新也 選手(日本代表チームキャプテン)
電動車椅子サッカー日本代表の応援ありがとうございました。また2017 FIPFA WorldCup出場においてたくさんの方々のご支援に心から感謝しています。本当にありがとうございました。ワールドカップの結果は5位で、世界の強さであり大きな壁を感じる結果となりましたが、選手、スタッフ、アテンダント全ての人が一致団結しどんな過酷な状況でも諦めない気持ちと、「勝つために」全力で戦い抜きました。そして、共に戦った仲間を誇りに思います。

この悔しい結果を胸に、現地で経験したことを日本に還元していくことがとても大事だと感じています。「日本は強くなる」そのために前を向いて取り組んでいきたいと思います。

最後になりますが、日本からたくさんの応援が代表団の力になりました。これからも更なる発展のため応援宜しくお願い致します。

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