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ニュース

SAMURAI BLUE(日本代表) アジア最終予選ラスト2戦に向けて始動

2022年03月21日

SAMURAI BLUE(日本代表) アジア最終予選ラスト2戦に向けて始動

3月20日(日)、アジア最終予選のオーストラリア戦に向けてSAMURAI BLUEの森保一監督率いるスタッフ陣と、Jクラブに所属する7選手が24日(火)に行われる決戦の地、シドニーに入りました。

前日にJリーグの試合に出場した7選手は試合会場から羽田空港に集結し、試合の余韻も冷めきらないうちに約10時間のフライトを経てオーストラリアに到着しました。選手たちは一様に最終予選の大一番に向けて心がすでに切り替わっていて、表情も疲れを見せないほど引き締まっています。

16日(水)に発表したメンバーには大迫勇也選手(ヴィッセル神戸)、酒井宏樹選手(浦和レッズ)が含まれていましたが、怪我の影響で今回の活動は辞退せざるをえなくなり、代わって林大地選手(シントトロイデンVV)と中谷進之介選手(名古屋グランパス)が追加招集されました。順次、海外クラブ所属選手同様にシドニーに集合する予定です。

この日はシドニー郊外のグランドでトレーニング予定でしたが、選手たちが前日のJリーグ戦に90分間出場していたこともあり、疲労回復とコンディション調整の目的でホテル内のジムで入念なストレッチのみ行い、軽く汗を流すのみとしました。日本代表活動には選手の怪我などによる想定外のことが多々起こりますが、チームの総合力を示すべく、選ばれた選手たちはそれぞれのすべきこと、目の前の一戦に向けて準備を整えます。

選手コメント

GK 権田修一 選手(清水エスパルス)
今回のカタールワールドカップまでの道のりで、どの試合も試合の大小を感じることなくやってきました。二次予選、ミャンマーとのアウェイの厳しい試合からずっとビッグマッチが続いてきました。試合に優劣をつけると良いことはないと思っています。Jリーグの試合が終わるまでは目の前の試合に集中し、それが終わってから、今回だとオーストラリア戦がある、というように自然にできているのが、自分としてはとてもいいことだと思っています。今回も監督が意図したメンバーが集められませんでしたが、この予選はずっとそうでした。毎回誰かがいない状況。そして以前は代表活動期間であれば1試合目が親善試合で2戦目が公式戦という流れが多かったので、昔よりもコンディション調整の部分では難しくなっています。それを経験できている僕らは強くなっているとも思っています。今回も選手の差し替えがあって、移動があって、これから所属クラブで試合を戦う選手もいます。予選を通していろいろなことが常にありましたが、逞しくなったと感じています。
まだ、何が成長できているか分からない部分があります。エスパルスのサポーターの目は、とても厳しいです。個人的にはゴールキーパーからのビルドアップのところは色々とチャレンジしています。昔は考えてもなかったですが、森保監督に要求されるようになり、代表でやっていることをクラブでもチャレンジしています。ワールドカップで勝つために何が必要か、ということを常に考えながらプレーさせてもらえているので、それは日本代表選手として今まで戦ってこられて良かったと思うところでもあり、これからもチャレンジし続けていきたいです。

DF 長友佑都 選手(FC東京)
大迫選手、酒井選手が怪我で参加できないことは、一緒に長いこと戦ってきた仲間なので残念です。ただ、前回も主力のセンターバック二人がいなくて、みなさんも心配されていましたが、代わりに入った選手が素晴らしいパフォーマンスを見せて勝利しました。今回も代わって入った選手が活躍してくれると思っています。自身はリーグ戦に昨日90分間出場して、コンディションは全然問題ありません。1月の日本代表の活動はオフ明けで、あの時のほうが難しい状況でした。
今回対戦するオーストラリアは、自分としては2008年から日本代表に入っていますが、あまり負けている印象がありません。ライバルという意識はあります。以前に比べて変化を明らかに感じている部分もありますが、具体的には今はまだ言えません。我々としてはとにかくこのオーストラリア戦に勝ってワールドカップ出場を決めたい。勝ちにこだわってチーム一丸となって戦いたいと思っています。
個人的には左サイドバックで出場しようが、右で出場しようが、サイドバックとして求められていることややらなくてはいけないプレーは変わらないですし、視野の確保やボールの置く位置は違いますが、欧州で積み重ねた経験を活かしたいです。求められれば、チームに貢献するだけ。右でも左でもどちらでも問題ありません。
ワールドカップは自分にとっても夢の舞台ですし、子どもの頃から抱いていた夢ですが、出れば出るほどさらに出たくなりますし、4回目も出たいと強く思っています。

DF 谷口彰悟 選手(川崎フロンターレ)
個人的にはいい状態で代表に合流できたと思っています。また、今回の日本代表メンバーには川崎フロンターレ時代から知っている選手がたくさんいますので、自分としてそれは強みにもなります。特長を知っているので合わせやすいこともあります。ただ、もう別のチームでやっている選手も多いので、トレーニングを通してすり合わせていくこともしていかないといけません。コミュニケーション、それぞれの感覚、守り方、その感覚を合わせていくことはとても大事。一緒にサッカーをしながら話すことで、合わせられることもあります。積極的にコミュニケーション取っていきたいです。
昨年の6月に久々に日本代表に選ばれるまで、足りないもの何かを考えながらプレーしてきました。2次予選、国際親善試合と戦いましたが、代表として戦う難しさ、感覚の違いを改めて感じることができました。より基準が明確になり、そのレベルを意識してまた進めているつもりです。基準を徐々に感じながら、それを目指しながら、クラブで取り組むことを継続してきました。だからこそ、前回の最終予選の2試合で自分に出番が回ってきたときに、準備してきた自信があったので、バタつかずにプレーできました。この2試合を経験できたことで、またいろいろ意識しながらプレーできたと思います。日本代表には素晴らしいセンターバックがたくさんいますが、自分としては水を漏らさない作業、スキを与えないプレーを意識して、培ってきたものをプレーに出していきたいです。

MF/FW 上田綺世 選手(鹿島アントラーズ)
1月の日本代表キャンプからコンディションを維持して、クラブでもいい状態で試合に出場し、いい形でこられていると思います。日本代表でもいいパフォーマンスが出せる準備をしたいです。次のオーストラリア戦は1点が大事になる試合です。自分は得点が求められるポジションなので、ワールドカップ出場を決めるようなゴールを決めたいという気持ちがあります。
ゴールやプレーの理想像は特にありませんが、自分がいろいろな局面で幅広いシュートの選択肢をもって、ひとつのシュートに対してどのくらいの引き出しを持っているか、そこを広げることが大事だと思っています。同じシュートでも、当て方で弾道や球筋が変わってきます。そういった細かいことを意識しながら練習や試合でプレーしています。ゴールを決める時に特別な感覚はありませんが、シュートを打つ瞬間に無になれたがほうがいいという感覚があります。頭の中で選択肢が回転しているときは、選択スピード、思い切りの良さがなくなるので、無でプレーできているときが点を取れていると感じます。言葉では言い表しにくいですが、自ら無になろうとするのではなく、その瞬間に無になる、という感覚です。
このチームでは、自分のことを知ってもらわないといけないと思っています。出場時間を自分で掴み取り、試合に出られたら求められているもの以上のものを見せたいですし、自分の武器でしっかり表現したいと思います。

アジア最終予選(Road to Qatar)

2022年3月24日(木) 20:10 キックオフ(日本時間 3月24日(木)18:10) vs オーストラリア代表
会場:シドニー(オーストラリア)/Stadium Australia
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2022年3月29日(火) 19:35 キックオフ(予定) vs ベトナム代表
会場:埼玉/埼玉スタジアム2002
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