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ニュース

ハリルホジッチ監督、タイ戦へ気の引き締めを求める~ワールドカップアジア最終予選第7戦~

2017年03月28日

ハリルホジッチ監督、タイ戦へ気の引き締めを求める~ワールドカップアジア最終予選第7戦~

SAMURAI BLUE(日本代表)のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は3月27日(月)、タイ代表との2018ワールドカップアジア最終予選第7戦へ向けて前日会見に臨み、「アラブ首長国連邦(UAE)戦の価値は次に勝つことで生まれる。ちょっとした気の緩みが受け入れ難い結果を生む」と、改めて気を引き締めるように話しました。

日本は23日(木)の第6戦をアウェイでUAEと対戦して2-0で勝利。4勝1分1敗として勝点を13に伸ばし、予選自動突破圏内のグループB 2位以内をキープしました。

ハリルホジッチ監督は、「アウェイでの勝利は自信と経験をもたらす」としながら、「これはワールドカップ出場を手にできるかどうかの戦い。一歩間違えるとワールドカップへの3年の努力が無駄になる」と警告しています。

タイは23日(木)の第6戦ではホームでサウジアラビアに0-3で敗れ、1分5敗の勝点1でグループ最下位ですが、サウジアラビア戦では攻撃的なプレーで相手ゴールを脅かす場面も何度か作っていました。

ハリルホジッチ監督は、「多くの人が簡単な試合になると思っているが私は逆。これは難しい試合になる」と話し、「タイを過小評価してはならない。クオリティのあるチームで、オーストラリアには勝ちそうだった」と指摘しました。

タイとは昨年月の敵地での対戦で日本が2-0で勝っていますが、UAE戦で活躍したFW大迫勇也選手(1.FCケルン)とMF今野泰幸選手(ガンバ大阪)、さらにMF長谷部誠選手(フランクフルト)とMF髙萩洋次郎選手(FC東京)が負傷でチームを離脱しました。

一方、タイはセットプレーのキッカーを務める主将のDFティーラトン選手が累積警告による出場停止です。タイのキャティサック・セーナムアン監督は、「我々のチームに弱い部分が出てくる」と戦力ダウンを認めながら、「我々は失うものは何もない。気持ちと魂を持ってベストを尽くして良い試合をしたい」と話しました。

両チームはこの日、試合会場の埼玉スタジアムでそれぞれ公式練習を行い、共に冒頭15分以外を非公開として最終調整を行いました。

DF吉田麻也選手(サウサンプトン)は、「理想を言えば、得失点差があるのでより多くのゴールをとれればベストだが、勝点3をしっかりとることに集中したい。いい試合をして勝った後は一番危険な心理状況。僕自身、チームをしっかり引っ張っていけるようにしたい」と語りました。

またFW岡崎慎司選手は、「明日は(UAE戦とは)また違う展開になると思う。前半の戦いが重要」と話し、「自分にはゴールしか求められていないと思うので、そこに強い思いを持って臨みたい」と意気込んでいました。

試合は埼玉スタジアム2OO2にて19:35キックオフの予定です。

監督・選手コメント

ヴァイッド・ハリルホジッチ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
我々はUAEと素晴らしい試合をしましたが、この価値は次に勝つことで生まれます。これを手にするか否かの戦いです。UAEに勝って気を緩めてしまったらプロとしての失格です。最終予選で初戦に負けたら突破できないと言われていましたが、突破候補のところまで来ました。今度はこれを確認する段階です。

タイはいいチームなので、我々は高いモチベーションでハードワークしなければなりません。大迫選手と今野選手の不在は不利です。長谷部の怪我もあります。難しい状況ですが現実を見て、他の解決策を見つけなければなりません。選手たちは仲間のため、チームのためにとモチベーションが上がっているので、タイに勝つために全ての努力をしてくれると期待しています。「頭の中を整理して、強い気持ちと集中を見せろ。最後の最後まで冷静に」と選手に話しています。

アウェイでの勝利は我々に自信と経験をもたらします。UAE戦の勝利に満足せずに続けることです。明日また新たな勝利を得れば、さらに重要な義務が生れます。そうやってチームは成長し、ワールドカップへの準備をしています。今のところ良い結果が生れています。日本を私がワールドカップへ連れて行く3チーム目にすべく、今まで以上にハードワークで臨みたいですし、失敗するような愚かなことは、私はしないつもりです。

FW 久保裕也 選手(KAAヘント)
相手が引いて来ると思うので、攻撃の選手にはイメージや攻撃のバリエーションが必要ですし、サイドから攻めるのが有効だと思います。攻撃の部分でもっとチャンスを作って得点に絡むのが自分の仕事なので、そこで貢献したいです。自分のサイドからチャンスを作りたいですし、得点は意識し過ぎず、いつも通りやりたいと思っています。

FW 宇佐美貴史 選手(FCアウグスブルグ)
相手が引いてきても個人の力で上回れれば行けると思います。保持する時間も多いと思うので、ボールが入ってくる時間も多いと思いますし、出る場所によりますけど、サイドで出ることを考えたら剥がしていくプレーを増やしていかないといけないと思いますし、そこの自分のところで違いを作って、というイメージではいます。

MF 清武弘嗣 選手(セレッソ大阪)
引いてくるかわかりませんが、日本がやるサッカーは変わらないと思いますし、日本のスタイルを1試合通して発揮しないといけない試合かと思います。日本がボールを持つ時間帯が長くなると思うので、その中でボールの出し入れを多くして、相手をいかに食いつかせたり、ラインを上げさせたりするかがポイントになってくると思います。自分たちで判断して修正していくかが大事になるので、みんなで声をかけていこうと話しています。

DF 吉田麻也 選手(サウサンプトン)
厳しい状況でもチームが結果を出せているのは、全員がハードワークしている結果ですし、今まで出ていなかった選手が結果を残してチームにとって刺激になっているので、その中でどこかでベテランの選手の力も必要で、総じてチームにとってプラスになっています。このまま勝点を積み上げていくことが大事です。一つでも落とせばほかのチームが追い上げてきて、また厳しい状況になるので、とにかく勝ち続けることが大事です。

DF 槙野智章 選手(浦和レッズ)
ミーティングもしっかりしましたし、怪我人もたくさんいる中で、チームの雰囲気も非常にいいです。厳しい状況でしっかり勝てたことが、今回のタイ戦で勝つことでより意味を増すと思うので、より良い緊張感もって明日臨めればいいと思います。

JFA-TV

  • 久保裕也 選手(KAAヘント・ベルギー)インタビュー

  • 吉田麻也 選手(サウサンプトン・イングランド)インタビュー

  • 岡崎慎司 選手 (レスター・シティー・イングランド)インタビュー

スケジュール

3月19日(日) PM トレーニング
3月20日(月) PM トレーニング
3月21日(火) PM トレーニング
3月22日(水) 未定 公式会見
公式練習(Hazza Bin Zayed Stadium)※
3月23日(木) 2-0 ASIAN QUALIFIERS vs UAE代表
(Hazza Bin Zayed Stadium)
3月24日(金)  PM トレーニング
3月25日(土) PM トレーニング
3月26日(日) PM トレーニング
3月27日(月) 未定 公式会見(埼玉スタジアム2002)
公式練習(埼玉スタジアム2002)※
3月28日(火) 19:35  ASIAN QUALIFIERS vs タイ代表
(埼玉スタジアム2002)

※印は冒頭15分のみメディア公開となります。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

アジア最終予選(Road to Russia)

2017年3月28日(火)19:35 キックオフ(予定)
埼玉スタジアム2○○2
SAMURAI BLUE(日本代表) vs タイ代表
テレビ朝日系列/NHK-BS1にて全国生中継
大会情報はこちら

 

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