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第5回J3担当審判員研修会を実施

2014年10月31日

第5回J3担当審判員研修会を実施

10月25日(土)、26日(日)の2日間、J-GREEN堺にて「第5回J3担当審判員研修会」を実施しました。
山岸レフェリーフィットネスインストラクターによるフィジカルの重要性を学ぶ講義では、疲労の種類別に五感へアプローチしリカバリーする方法等が紹介され、さらに、次シーズンへの準備に向けてのオフシーズンの過ごし方等も紹介されました。
また、審判委員会委員の須原氏からは、テクニカル指導から少し視点を変えて、「右脳で方向性を決め、左脳で勝つ」と題し、右脳の鍛え方についての講義がありました。
その他、若手審判員には特に重要なプレゼンスや伝え方、本質を見抜く力の鍛え方等、さまざまな観点から講義が行われました。
シーズン終盤に向け、また、来年以降の飛躍のため、参加した審判員は終始積極的な姿勢で講義やトレーニングに臨んでいました。

講師コメント

柏原丈二 S級インストラクター(神奈川県)
今年度最後の研修会として、終盤戦を迎える前に開催出来たことは良かったと感じています。
今回の研修会でも、意志決定をするプロセスや、さまざまな観点からその立場になって考え、議論し、直(観)感を信じ行動することなどを審判員は学ぶことができたと思います。
今回学んだことを活かし、今後予想される厳しいゲームの中で実戦してもらいたいです。
終盤戦、チームにとっては状況も異なりますが、審判員には今まで経験して来たこと、学んで来たことなどを振り返り、全力で残り4節に臨むことを切に願います。 

受講者コメント

大坪博和 1級審判員(神奈川県)
今回の研修会を含めこれまで合計5回、J3担当審判員研修会が実施されましたが、レフェリングだけでなく普段の生活、仕事にも活かせる内容ばかりで本当に充実した研修会でした。
5回の研修会を通してさまざまなことを学びましたが、特に印象に残っていることが4つあります。
①自ら課題を解決する力、②全体→部分→全体と1面の見方ではなく、色々な見方・全体を観る力、③決断を下す時は、しっかり情報を整理すること、④サッカーは人間と人間の関わりであることです。
レフェリーはゲーム中、予期し、ポジションを取り、瞬時に判断をしています。例え失敗をしたとしてもすぐに切替えて修正しなければなりません。その失敗も1点ばかりを見てしまい起きることがよくあります。しっかりと全体を観ることが出来れば、さらに多くの情報から正しい判断をすることが出来るのではないかと思います。
サッカーは、選手・スタッフ・レフェリー、そして多くのサポーターによって成り立っています。今年からスタートしたJ3はJリーグ百年構想の役割を担っていると思います。その責任あるリーグのレフェリーとして自覚し、今まで研修会で学んだ事を最大限に活かし素晴らしいゲームを展開出来るように努めていきたいと思います。

西橋勲 1級審判員(大阪府)
今シーズン最後となるJ3担当審判員研修会に参加し、さらに多くのことを学ぶことができました。
フィジカル面では、①それぞれの動作におけるポイントの確認、②疲れの種類に応じて、リカバリーを工夫すること、③シーズンオフ期間中のトレーニング方法についてです。
また、インストラクターのさまざまな視点から講義を受け、①「難しい局面での判断をどのようにするか」、②「結論を出す時には、いろんな情報を自分の中で整理してまとめる」、③「本質を見抜く感性を身につけること、ひらめきを起こすこと」などがとても印象に残りました。
どの講義も、インストラクターの方から審判員への激励が込められていたように感じます。
これから重要なゲームや、その中で難しい判断を迫られた際には、私たちが「自信」を持って判断できるよう後押しをしてもらったようでした。
研修会の最後に「どのゲームも重要だが、今後さらにプレッシャーが高まるようになる。最後の節の終了の笛が鳴るまで、審判員全員が、とにかくいい準備をして臨もう」と意識を一致させ、解散となりました。
今年から始まったJ3リーグも残り4節となり、審判チームとして、“良い判断”ができるよう良い準備を行い「選手の力を最大限に引き出すゲームコントロール」を行いたいと思います。

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