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【Match Report】SAMURAI BLUE、上田選手の2ゴールでベネズエラ代表に逆転勝利

2026年09月29日

【Match Report】SAMURAI BLUE、上田選手の2ゴールでベネズエラ代表に逆転勝利

SAMURAI BLUE(日本代表)は9月28日(月)、エディオンピースウイング広島で行われたキリンチャレンジカップ2026でベネズエラ代表と対戦し、上田綺世選手(LOSCリール)の2ゴールで2-1の逆転勝利を収めました。

試合前日の公式会見で多くの新戦力を起用する意向を示していた森保一監督は、その言葉通り、4日前のウルグアイ代表戦の先発から瀬古歩夢選手(ル・アーヴルAC)を除いた10人を変更。齋藤俊輔選手(KVCウェステルロー)、中野就斗選手(サンフレッチェ広島)、熊坂光希選手(柏レイソル)、GK小久保玲央ブライアン選手(シントトロイデンVV)の4人が代表デビューとなる、フレッシュな先発のラインアップとなりました。

試合開始早々、熊坂選手の負傷交代というアクシデントに見舞われ、前半8分に田中聡選手(シャルケ04)が投入されますが、日本は右では中野選手が佐藤龍之介選手(バレンシアCF)と、左では相馬勇紀選手(FC町田ゼルビア)が齋藤選手と絡んで攻撃を仕掛けます。

しかし、降りしきる雨の中、ベネズエラの激しいプレッシャーもあり、慣れない組み合わせでうまくかみ合わず、なかなかペースを掴めません。

それでも、前半32分にはパスをつないで、最後は鎌田選手からボールを受けた相馬選手がシュートを放ちます。その直後には後藤啓介選手のヒールパスを受けた齋藤選手がペナルティエリア左から狙い、さらにその2分後には田中聡選手のスルーパスに後藤選手が抜け出して、前に詰めてきたGKを見ながら左足でゴール右を狙いますが、枠を捉えることができません。

一方、ベネズエラは日本戦に合わせて従来の4バックから3バックを採用。ヨン・ミケル・アランブル・メヒアス選手とルイス・フランシスコ・バルボ・ビエイラ選手の両サイドを使って攻撃を試みます。前半終了直前には2連続CKから日本ゴールに迫ります。1本目はクリスティアン・フレデリック・マクン・レジェス選手、2本目はブライアン・ホセ・カスティージョ・ロセンド選手が頭で狙いますが、GK小久保選手と瀬古選手が掻き出して、ゴールを守ります。

0-0で前半を折り返すと、日本は後半開始で5人を交代。上田選手、久保建英選手(レアル・ソシエダ)、伊東純也選手(KRCゲンク)、田中碧選手(リーズ・ユナイテッド)、GK鈴木彩艶選手(アストン・ビラ)を送り出します。

するとその直後に、ベネズエラが縦に速い攻撃からボールを持ったルイス・フランシスコ・バルボ・ビエイラ選手がペナルティエリア左へ持ち上がって中に折り返し、中央で受けたケビン・ヘスス・ケルシー・ヘネス選手が左足で狙い、ベネズエラが均衡を破りました。

ビハインドになった日本でしたが、後半投入されたメンバーがパスをつないで攻撃のリズムを作り、失点から3分後、左サイドの相馬選手からパスを受けた伊東選手がクロスを送り、ペナルティエリアに入った上田選手が相手DFの裏へ抜けて右足で捉え、日本が追いつきます。伊東選手はこれで2戦連続アシストをマークしました。

その後、日本はテンポのよい連係で攻撃を組み立て、53分にはパスを受けた久保選手が右サイドから中央に切り込んでミドルレンジからシュートを放ちます。

日本は71分には伊藤洋輝選手(バイエルン・ミュンヘン)、堂安律選手(アイントラハト・フランクフルト)、中村敬斗選手(オリンピック・リヨン)、さらに80分には谷村海那選手(横浜F・マリノス)を投入して、攻勢を維持します。

ところが終盤、渡辺剛選手(フェイエノールト)が足を負傷。交代枠を使い切っていたため、日本は残り時間を10人で戦うことになり、85分過ぎに最終ラインを4バックに変えて対応し、伊東選手が右サイドバック、中村選手が左サイドバックに入りながら、攻撃のチャンスを探ります。

後半アディショナルタイム早々に、久保選手がペナルティエリア右に持ち込みますが、相手との接触で倒されて、シュートには持ち込めません。

数的優位のベネズエラはそこからカウンターで攻め上がり、ペナルティエリアに入ったヘスス・アンドレス・ラミレス・ディアス選手が日本DFとの競り合いで倒れます。

ここでVARチェックが入り、オン・フィールド・レビューの結果、判定は久保選手への相手のファウルで日本にPKが与えられました。

これを上田選手がきっちりと決めて、日本が2-1とし、ベネズエラに6度目の対戦で90分間での初勝利となりました。日本はウルグアイ戦に続く終盤での得点で2連勝です。

日本は次戦、キリンカップサッカー2026に臨み、10月1日(木)にエクアドル代表と神奈川・横浜国際総合競技場で対戦し、5日(月)には東京・国立競技場でパナマ代表またはニュージーランド代表と戦います。

監督・選手コメント

森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
最後は予期せぬ10人の戦いになりましたが、そこで選手たちが状況をしっかりと受け止めてシステムを変え、ポジションを変えて、最低限でも引き分けをつかみ取れるように、守備をしっかりしながら勝利を目指して粘り強い戦いをしてくれました。選手たちには試合前のミーティングで、勝ちにこだわって次のワールドカップへ向けてFIFAランクを上げ、勝ち癖をしっかりつけるように伝えていました。チーム一丸となってタフに粘り強く最後まで戦い抜くところを表現してくれて、勝てたことはチームにとって自信にもなりますし、ファン・サポーターの皆さんにも喜んでいただけたかと思います。
前半の経験の浅い選手たちのトライも非常によかったと思っています。スタートから流れが決まっていない中で、自分たちに流れをもってくるために、時間とスペースがない中でどういうプレーができるか。インテンシティ高く戦ってくる相手に対して、スタートからプレーすることは非常に意義があることで、これからの成長につながると考えました。攻守にわたってチームの戦いに関わる部分で、よくやってくれましたが、全体的にプレーの強度を上げていくことと、最後のフィニッシュの部分やビッグチャンスになるときのクオリティは、これからさらに経験を積んで上げてもらいたい。
広島では、代表監督としては今日が最後の試合になりましたが、ここでの約30年の生活で人として選手として指導者として育ててもらったので、感謝の気持ちを持って臨みたいと思っていました。熱く温かい応援に感謝したいです。

GK #1 鈴木彩艶 選手(アストン・ビラ/イングランド)
入りから失点してしまい、全体を通して自分のミスが目立ってしまいました。雨など環境にはしっかりと適応しなければならないですし、今日のようなパフォーマンスをしていてはこのチームでは戦えません。しっかりと反省しなければいけないと思います。失点場面は、僕の立場からするとポジショニングは悪くなかったと思いますが、結果的にDFの外側でやられてしまいました。DFとの立ち位置の連係は反省しなければいけないですし、選手が何人か代わって立ち上がりの部分だったので、何か抜けていた部分があったかもしれません。ああいうシーンは無くさなければいけないと思っています。

MF/FW #2 中野就斗 選手(サンフレッチェ広島)
普段やっているスタジアムで日本代表としてデビューできて、楽しかったです。(右サイドでの連係は)普段からコミュニケーションを多く取って、相手の出方によってどういうプレーをしていくかを考えながらやっていたので、そういう意味では良い崩しもできたかなと思います。自分のサッカー人生はエリート街道でもないし、努力し続けたことで今があると思っています。今出た課題にも向き合って、課題から逃げずにこれからも成長していければと思っています。

MF/FW #6 田中聡 選手(シャルケ04/ドイツ)
(前半早々の交代で)急遽の出場ではありましたが、ビビらずにやろうと思って入りました。ミスもありましたけど、どんどんチャレンジしようとしていました。自分がピッチで劣っているとは感じましたが、その中でもプレーできて幸せというか、今後に必ず生きてくるんだろうなと感じました。ビルドアップで何回かひっかけたり、もっとスムーズに前につけられるシーンも何回かあったと思います。永遠の課題になるかと思います。守備で自分の特長も出せなかったので、すべてにおいてまだまだだなと感じました。

MF/FW #7 相馬勇紀 選手(FC町田ゼルビア)
相手が4バックという予測で練習していましたが、今日急に3に変えてきて、そこから4にローテーションしてくることで、前半はハイプレスの回数が減ってしまいました。それでもうまくミドルプレスでボールを取れたところは前半も何回かあったかと思います。(普段とは違うウィングバックで)仕掛けのところで何回か自分の良さを出せたと思いますが、FKと抜け出したところで2回ぐらいチャンスがあったので、そこは仕留めなければいけない。下は向かずに、次は決めます。前半は特に初めての選手がのびのびプレーできるように、「自分の得意なことに挑戦して」と声をかけましたし、自分も積極的にいきました。

MF/FW #14 伊東純也 選手(KRCゲンク/ベルギー)
(前半ベンチから見ていて)シャドーのところにはスペースがあるなと感じましたし、左シャドーで出ると言われて、そこでうまく受けられればいいなと思いました。後半の入りで1分もしないうちに失点して難しい立ち上がりになりましたが、早い段階で返せたので良かったです。前半も悪くなかったと思いますけど、後半、自分たちのところでうまくワンタッチやスピードを上げるプレーは多くなったかなと思います。(PKの展開では)結果こっちのファウルが先でよかったです。

MF/FW #18 上田綺世 選手(LOSCリール/フランス)
前半、自陣でビルドアップするスペースがないと思ったので、相手のラインを押し下げることと、そこでしっかり久保選手や伊東選手が生きてくると思ったので、そこの距離感を意識して入りました。得点場面は、伊東選手と目が合ったタイミングでは、あそこでボールを受ける動き出しのボディランゲージではなかった。僕がぎりぎり変えて相手の逆を突く形になったんですが、それを純也君はしっかり間接視野で見ていたみたいで、そこにしっかりと蹴られる技術とスピードですね。本当にパスが良かったとしか言えません。すごいと思いますし、少なからず僕にはできないです。

MF/FW #20 久保建英 選手(レアル・ソシエダ/スペイン)
ミラーゲームの五分五分の展開で、入ったらどうプレーしようかと考えていました。まずは「失点ゼロで行こう」と言った矢先に入れられてしまって苦しい展開でしたが、そのあとすぐにいいリアクションができました。そこから結構押し込む展開になって、徐々に自分たちの時間帯になりました。最後はいろいろアクシデントもありましたが、勝ち切れてよかったです。結果的にPKになりましたが、その前に、点を取りに行こうと思ってボールを持って上がっているので、それで自分が足を踏まれてということになりました。一人少ない状況で、あれがトーナメントでの可能性もあります。延長があると考えたときに、あそこで狙いにいくのは大事だと思います。

オズワルド・ビスカロンド ベネズエラ代表監督
我々のプランではボール奪い、ウィングバックを生かして攻め、長身で空中戦に強い2トップにつなげて攻撃するというゲームプランで、とても真剣に戦いました。後半すぐに得点した直後に追いつかれ、その後も日本に何度もチャンスを作られましたが、それでも日本のサイドの隙を狙って攻撃を仕掛けました。最後のところは我々のPKになると思っていたので、日本のPKになってとても驚きましたが、我々にできることはありません。非常に素晴らしいサッカー文化を持つ日本で試合ができたことをうれしく思います。

2026年9月28日(月) 19:25 キックオフ(予定) vs ベネズエラ代表
会場:広島/エディオンピースウイング広島
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