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オーバーエイジも招集 本気の強化を図るアルゼンチン~SAISON CARD CUP 2021~

2021年03月22日

オーバーエイジも招集 本気の強化を図るアルゼンチン~SAISON CARD CUP 2021~

3月26日(金)に東京/東京スタジアム、29日(月)に福岡/北九州スタジアムで開催されるSAISON CARD CUP 2021。東京オリンピックに向けた強化試合と位置付けられるこの試合で、U-24日本代表は「世界的な強豪」(反町康治技術委員長)であるU-24アルゼンチン代表を迎え撃ちます。

「アルゼンチンは南米1位で(東京オリンピックの)枠を勝ち取っています。素晴らしい伝統を持つ相手と本気で勝負できることを嬉しく思っているし、楽しみな一戦でもあります」(反町委員長)

アルゼンチンは、オリンピックの男子サッカー競技が現在の「U-23(東京五輪は1年延長のためU-24)+オーバーエイジ」というレギュレーションになった1996年アトランタ大会以降の6大会で2度の金メダル(2004、2008)と1度の銀メダル(1996)を獲得しています。優勝した2008年の北京大会ではリオネル・メッシ選手(FCバルセロナ)が出場するなど、チームとしての結果のみならず、多くのスター選手をこの大会から輩出してきました。

今回の来日メンバーも、横内昭展監督が「南米予選も観たが、そのときよりグレードアップしたチームになっている」と驚いたほどの力の入れようです。オーバーエイジ選手としてスペインリーグで活躍するGKヘレミアス・レデスマ選手(カディス)を招集したほか、南米予選は不在だった欧州のトップクラブでプレーする選手たちも一挙に招集しており、本気で金メダルを目指すための準備機会と位置付けていることがうかがえます。

FWアドルフォ・フリアン・ガイチ選手(インテル・ミラノ)といった既にA代表での出場経験もあり、欧州トップクラブでプレーする選手たちも来日予定メンバーに名を連ねています。

反町技術委員長は、かつて北京オリンピックに臨む日本代表の監督だった時代(2008年)に本大会を前にアルゼンチン代表と国内で強化試合を行った経験を持ち、「(当時の来日メンバーにいた)アグエロやディマリアのような選手が今回の相手にも含まれているのではないか」という考えも明かしました。日本チームにとっては「本当に貴重な機会」(横内監督)となります。

横内監督はアルゼンチンの印象を「攻守に隙のないチーム。全員の技術が高く、クリエイティブだが、その選手たちが本当に泥臭いサッカーをしてくる」と語ります。日本は後方からのビルドアップを強く意識したチーム作りをしてきましたが、アルゼンチンのような激しく厳しいディフェンスをしてくる相手に対し、どこまで自分たちの積み上げてきたものを出せるのかを問われる試合になりそうです。

本気の強化を進める中で日本へとやってくるアルゼンチンですが、東京オリンピックにおける金メダルを目指しているのは日本も同じこと。7月の本大会に向けて歩みを進める両国の俊英たちによる二連戦は、熱さ激しさの中で技術を競い合うような戦いとなることでしょう。

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