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「育成年代の選手たちは可能性の塊」U-19フットサル日本代表鈴木隆二監督&木暮賢一郎コーチ対談 JFA 第5回全日本U-18フットサル選手権大会

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2018年08月01日

「育成年代の選手たちは可能性の塊」U-19フットサル日本代表鈴木隆二監督&木暮賢一郎コーチ対談 JFA 第5回全日本U-18フットサル選手権大会

JFA 第5回全日本U-18フットサル選手権大会が8月2日(木)に開幕します。ここでは、U-19フットサル日本代表の鈴木隆二監督と木暮賢一郎コーチに本大会の見どころ、出場選手や指導者に期待することを聞きました。

――鈴木監督は第3回大会から視察していますが、何か変化を感じていますか?

鈴木 初めて視察して指導者とコミュニケーションをとらせてもらったときと、2回目とでは、指導者のフットサルに対する知識、取り組みが全然違っていました。また、進路としてフットサルに可能性を感じている選手が増えていることも感じていますし、この大会がサッカーとフットサルが融合する、きっかけの一つになっていると思います。

木暮 僕がシュライカー大阪の監督をしていたころ、U-18チームも指導していました。たとえばこの大会に毎年出ている岡山県作陽高校は、大阪まで来てくれて練習試合をやっています。また、卒業生がシュライカー大阪サテライトに入ってくる交流も、はじめてから4年経ちました。Fリーグクラブの下部組織は年々充実していますし、選手、指導者、クラブの交流も増えている印象です。今後も継続していくことが大事だと思います。

――この大会はここまで全てフットサルの専門チームではなく、高体連のサッカー部が優勝しています。

木暮 僕が現役のときも、サッカーチームとフットサル専門チームという構図で見られた経験をしています。こうした舞台でフットサルチームが勝つことで、フットサルの良さや違いを見せることができます。負けてしまうと「ミニサッカーでいいじゃないか」となってしまいます。サッカーチームとフットサルチームが競い合うことが、フットボール界としてネクストステップに行くきっかけになると思いますし、どういう結果になっても意義があると思いますが、フットサル側の人間、指導者としては、サッカーチームを追い越していくフットサルチームが出てくることは期待しています。

――この年代の選手を指導するとき、どういうことを意識しますか?

鈴木 試合経験を積んでもらうことが一番大事だと思います。いろいろな大会の方式、サッカーの試合の方式も、フットサルの方式も、さまざまな試合経験を通しながら競争力を磨いてもらいたいです。個人戦術、技術、グループ戦術といったところのアプローチは当然ですが、試合を通して実際にそういうものを使いこなせるか。そして変化する状況に適応する能力も身に着けてもらいたいですね。この大会を日頃磨いてきた技術戦術を試合においても発揮できるか、貴重な場として、一人でも多くの選手に挑戦してもらいたいです。

木暮 日本代表のコーチングスタッフという視点からは、「何年後に日本代表に入るの?」ということを考えてもらいたいですね。この年代の選手たちも1年後、2年後に日本代表に入れる可能性はあるわけです。もしワールドカップに3回出たいなら、いつ代表に選ばれないといけないのか。ワールドカップは4年に1回しかありません。2020年のときは20歳、次は24歳、その次は28歳。日本代表を目指すなら、そういう考え方も必要です。この大会に出る選手たちは可能性しかない、伸びしろのある世代です。チャレンジをたくさんして、成功も失敗も経験して可能性を広げていってほしい。指導者は、選手の夢や目標を設定して、そこから逆算してどうやって向かっていくかのヒントを与えてあげてほしいと思います。

――鈴木監督もこの年代の指導者に期待することはありますか?

鈴木 育成年代の選手たちというのは、日本のフットボール界の未来を担っていく可能性の塊です。そうした選手たちへのアプローチ方法は、指導者ごとに持ち味、プレーモデルがあるでしょう。そのプレーモデルをベースに、対戦相手や選手、試合の位置付けによって戦術的なアプローチをしていく。それによって選手たちはバリエーションを増やしていけると思います。今大会の経験を通じて、選手一人一人が自分の持ち味をさらに発展させてほしいですし、楽しみながら競争力を身に着けて、勝負にこだわってもらいたいと思います。

JFA-TVにてインターネットライブ配信!(予定)
大会1日目、2日目 ゼビオアリーナ仙台で行う12試合、決勝ラウンドの全8試合のインターネットライブ配信を行います。
※回線の状況や閲覧環境により、一部ご覧いただけない場合がございます。予めご了承ください。

大会期間:2018年8月2日(木)~2018年8月5日(日)
大会会場:宮城県/ゼビオアリーナ仙台・カメイアリーナ仙台(仙台市体育館)
大会情報はこちら

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