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第27回JFAレフェリーキャラバンを石川県で開催

2017年08月04日

第27回JFAレフェリーキャラバンを石川県で開催

7月29日(土)・30日(日)の2日間、JFAレフェリーキャラバンを石川県で開催しました。

今回のレフェリーキャラバンでは審判インストラクター向けのプログラムと審判員向けのプログラムを並行して行い、2日間を通して延べ60人以上の審判関係者が参加しました。

石川県ではキャラバンの開催に向けて、事前研修を開催するなど、県内全体で非常に高い意欲を持って取り組んでいました。
審判インストラクターは少人数向けの指導方法「チュータリング」と試合を模した実践的な「プラクティカルトレーニング」を中心にプログラムが行われ、審判員はプロフェッショナルレフェリーの講義を聴講したほか、姿勢・走り方を中心としたフィジカルトレーニングの講義・実技を中心にプログラムが構成されました。

参加者全員が新しい考え方や技術を習得しようと非常に高い意識をもって参加した2日間となりました。

審判指導者トレーニングセンター マネージャー(北信越地域)コメント

佐幸欣治 1級インストラクター
天候に恵まれ、多くの審判指導者及びユース審判員が参加し無事にキャラバンを終えることができました。石川キャラバンの狙いは、審判指導者の質を高めて自信を持たせ、トップ審判員の強化につながる活動、具体的には、審判指導者がプラクティカルトレーニングを計画・準備・実施出来るようになることです。また、審判員に対しては、走り方の矯正を含めたフィジカルトレーニングを行い、更にプロフェッショナルレフェリーの指導によりユース審判員に夢を持たせトップ審判員を目指させることでした。

審判指導者に対しては、事前に3回の研修を行いキャラバンの狙いを理解し深めることが出来、キャラバン当日は自信を持って積極的に取り組むことが出来ました。審判員は、U-22の審判員が多く参加し、積極的で真剣に向上心を持ちながら取り組み、色々なところに若い力が発揮され将来性を感じました。ユース審判員の登録が多い石川県ですが、1級・女子1級審判員が不在県です。このキャラバンが契機となりJFA・地域との連携により、参加した審判員が将来、トップレフェリーとして活躍出来るように育成されることを期待できました。

開催FA審判委員長コメント

小酒正明 石川FA審判委員長
数少ない1級不在県である石川県でレフェリーキャラバンを実施するにあたり、一過性のものではなく持続するためにどのようなキャラバンにするか、3年前のキャラバンが発足した時から悩んでいました。良い審判員を輩出するためのシステムを作ることが必要だと考えています。システム作りの一環としてユース審判員への広報活動を強化して一人でも多く審判資格を取得してもらい、審判に対する理解を深め、それと同時にインストラクターの数を増やし、審判員に対する指導をより多くの方が行える環境をづくりを進めてきました。今回のキャラバンでは、県内のU-22審判員への新しい指導方法の導入として、「チュータリング」と「プラクティカルトレーニング」に絞ってプログラムを構成していただきました。

プラクティカルトレーニングの実践については、北信越イントレマネージャーの佐幸さんに事前に3回の研修をしていただきました。インストラクターの方々は仕事で疲れている中、一生懸命研修に向かってくれました。今回のキャラバンで更に、新たな問題点・課題も発見できました。改善策を考えながら、インストラクターと審判員が協力して、より良いレフェリングが出来るよう努力して行きたいと、多くの関係者が再確認できた素晴らしいキャラバンを実施できたことに感謝申し上げます。

2級インストラクターコメント

宮川幸博 石川FA強化副部長
4月の事前打ち合わせから始まり、3回の事前研修も行ってきた中で迎えたキャラバン当日のプラクティカルトレーニングでしたが、数をこなすことで上手く審判員の意見を引き出したり、起きたエラーに対して対応を考えてもらったりするシーンも多くなり、審判員だけでなく我々インストラクターもこれまでと違ったトレーニングになったと感じています。私自身は地域イントレ養成フェーズでチュータリングを受講したこともあり、その部分の振り返りにもなったこと、受講した内容を生かす機会でもありましたが、まだまだ自分自身も実践を繰り返していかなければいけないことを痛感しました。石川県は1級不在県であり、今回のキャラバンがターニングポイントであったと思えるように、今回参加したインストラクターを中心に今後の県内での審判指導に生かしていきたいと考えています。

参加インストラクターコメント

勝二国博 石川FA育成副部長
今回レフェリーキャラバンに参加し、プラクティカルトレーニングを行うことになりました。当日までにプランニングシートの原案作成、練り直し、実施、再作成と大変時間をかけやっと当日を迎えることができました。その際、佐幸イントレマネージャーには大変お世話になり、ありがとうございました。当日は、黛インストラクターからも指導・助言を頂き大変勉強になりました。また、山本雄大プロフェッショナルレフェリーがプラクティカルトレーニングを行っているのを見ることができ、普段指導している審判員とは「見ているところ」の違いが分かり、大変勉強になりました。今回のキャラバンで学んだことを県内の審判員育成・強化のために役立て、早く1級不在県の汚名を返上したいと思います。

参加審判員コメント

今崎槙胡 2級審判員
このJFAレフェリーキャラバンを通してたくさんのことを吸収することができました。初日の午後には柳沢さんのフィジカルトレーニング理論と実際のトレーニングが行われました。スプリント力がないことが私のウィークポイントの一つなので、このセッションはとても有意義な時間となりました。ここで学んだ正しいフォームを意識しながら今後走っていきたいと思います。そして2日目にはプラクティカルトレーニングが行われました。テーマの一つに「競技中のペナルティーキック」がありました。私自身競技規則を理解しているつもりでしたが、実際にいろんな事象が起こると戸惑ってしまうことがありました。再度競技規則を読んで、実際の試合中にどんな事象が起こってもスムーズに対応できるように備えておきたいと思いました。どのセッションも私にとって大切な時間となりました。このJFAレフェリーキャラバンで学んだことを今後の審判活動に役立てて行こうと思います。

原崇史 2級審判員
今回、レフェリーキャラバンに参加させていただき、普段の審判活動では体験できないような様々な刺激を受けた2日間でした。初日の講義では、プロフェッショナルレフェリーの山本雄大氏のJリーグや国際審判員としての経験談、そして、審判員の魅力・楽しさについてお話しいただき、緊張していた雰囲気を和やかにしていただきました。午後は、フィジカルインストラクターの柳澤氏から現在のレフェリーに求められるフィジカル要素についてお話をいただき、その後、ランニングフォームについてレクチャーを受け、今までの自分のフォームに無駄が多く、エネルギーロスが多いことを知りました。2日目は、『動きとポジショニング』について、グループジスカッションをし、①ポジションを決めるための原理・原則②監視すべき6項目③周りを見るタイミングについて話し合いました。ポジションニングをとるためのヒントを得られ、今後の審判活動に活かしていきたいです。本当にありがとうございました。

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