JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > ノジマが2年連続で4強進出~第22回全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会~

ニュース

ノジマが2年連続で4強進出~第22回全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会~

2017年07月27日

ノジマが2年連続で4強進出~第22回全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会~

ピックアップマッチ

ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ 1-0(前半1-0、後半0-0) ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15

第22回全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会は、7月26日(水)に準々決勝を行いました。

ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ(関東2/神奈川)とジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15(関東7/千葉)による関東対決は、「お互いの手のうちが分かる同士」(千葉U-15・井上卓哉監督)とあり、立ち上がりから拮抗した展開が続きます。

時間の経過と共にテンポの良いボール回しでノジマが主導権で握ると、14分には「ジェフさんの守備は中央が堅いので、うまく攻撃の幅を使おうと伝えていた」(長谷川歩監督)との狙い通り、中央から左サイドへロングフィードを配給。ボールを受けた神村優葵選手がDFをかわして、ゴールを狙いましたが、枠を捉えることができません。以降も積極的にノジマが攻め込むと、30分にも中央の中山未咲選手が左サイドにパスを通します。ボールを受けた神村選手が「良いボールが来たので、仕掛けようと思った」と勢いよく中央に切れ込むと、右足を豪快に振り抜いたシュートがゴールネットを揺らしました。

キックオフのボールを受けたノジマの田村笑菜選手のシュートで幕を開けた後半は、耐える時間が続くジェフU-15にも見せ場が訪れます。「前から奪いに行く意識とシュートへの意識を高めた」(大原和夏選手)ことが奏功し、伏谷香穂選手らのドリブルで相手エリアを攻め込む場面が増えましたが、「DFの4人がすごく身体を張ってくれたので助かった」と守護神の鈴木寛那選手が称えたノジマの守りを崩し切ることができません。試合終盤には、「皆で声を掛けながら、最後まで走り切るための練習をしてきた」(中山選手)ノジマが再び攻勢に出ましたが、追加点は奪えずタイムアップ。接戦をものにしたノジマが2年連続での4強入りを果たしました。

監督・選手コメント

長谷川歩 監督(ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ)
今大会は、初戦のラストワンプレーで追いつき、PK戦で勝てたことで勢いがついたおかげで、ここまで来ることができました。プレー面では課題もありますし、もっとできると思う部分もあるのですが、選手が勝利や得点への思いを強く持っていることが、接戦での勝ち上がりにつながっていているように思います。昨年、ベスト4で終わった悔しさを晴らすために練習への意識も高く感じますし、ベンチに入れなくても仲間のために一生懸命応援してくれる献身的な選手も多いのが今年の強みです。

中山未咲 選手(ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ)
前半は自分たちのサッカーができていたのですが、後半は相手を勢いに乗せてしまい、攻められる場面が増えました。最後も少し集中が切れていたようにも思うので、次の試合までに修正しなければいけません。運があったから勝ち上がれた昨年とは違い、今年は自分たちの実力で優勝することを目標にして大会に挑んでいます。私自身は出場できていない人の分まで頑張ろうとここまでやってきました。みんなの声援は試合での力になりますし、みんなのためにも残り2つ絶対に勝ちたいです。

井上卓哉 監督(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15)
今日は相手の後手を踏んで苦しい試合になりました。守備陣も失点するまではよく耐えていたのですが、ボールを奪う位置が低かったので、思うように攻撃に移れず課題が改めて露呈しました。2回戦で痺れる試合展開を制し、精神的にタフにはなったと思いますが、もっと個の技術や判断が高めていかないとなでしこリーグでは通用しません。今回の悔しさや経験をクラブとしての財産にしなければいけませんし、彼女たちは悔しさをこれからの力に変えてくれると信じています。

大原和夏 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15)
昨年は準優勝で終わったので、私たちはその上を目指していたのですが、達成できず悔しいです。試合前から相手FWを警戒していたのですが、守備の対応が甘くてシュートを打たれる場面がありました。先制点を入れられた場面も自分たちの寄せの悪かったからなので、これから鍛えていけなければダメだと思います。今大会は、全国という大きな舞台なので、みんな緊張していたと思うのですが、もう少し落ち着いて視野を広げれば持ち味のセットプレーやサイド攻撃ができたように感じました。

その他の試合結果

JFAアカデミー福島(東海1/静岡) 4-0(前半3-0、後半1-0) 愛媛FCレディースMIKAN(四国1/愛媛)
栃木サッカークラブレディース(関東4/栃木) 4-0(前半1-0、後半3-0) 熊本ユナイテッドSCフローラ(九州4/熊本)
日テレ・メニーナ・セリアス(関東9/東京) 1-4(前半0-3、後半1-1) 浦和レッドダイヤモンズレディースジュニアユース(関東1/埼玉)

連覇を目指すアカデミー福島は10分にマークした伊藤めぐみ選手の得点を皮切りに前半だけで3得点。後半もゴール前をフリーで抜け出した伊藤選手が加点し、愛媛に大勝しています。栃木SCとフローラの一戦は序盤から一進一退の展開が続きましたが、前半終了間際に関根実咲選手が先制点をマークすると、後半からは攻撃陣が持ち味を発揮。37分に長谷川千夏選手が左CKを直接決めると、以降も2点を加えて、3年ぶりのベスト4進出を決めました。ここまで最多得点を奪う浦和Lは、セリアスと対戦したこの日も決定力の高さを見せつけ、4ゴール。セリアスも試合終了間際に氏原里穂菜選手のゴールで意地を見せましたが、反撃は及びませんでした。この結果、27日(木)の準決勝ではアカデミー福島と栃木SC、ノジマと浦和Lが対戦します。

第22回全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会

2017/7/22(土)~2017/7/29(土)
J-GREEN 堺(大阪府堺市)
大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー