JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > G大阪がACLプレーオフで快勝、本戦入り決定

ニュース

G大阪がACLプレーオフで快勝、本戦入り決定

2017年02月08日

G大阪がACLプレーオフで快勝、本戦入り決定

ガンバ大阪は2月7日(火)、ホームの市立吹田サッカースタジアムにて行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフでマレーシアリーグ王者のジョホール・ダルル・タクジムに3-0で勝ち、3年連続で本戦出場を決めました。

試合詳細はこちら

1月中旬からのキャンプを経て迎えた今シーズン初の公式戦で、G大阪が対戦したのはリーグ3連覇中のジョホールDT。既にリーグ戦も始まり、ACL予選を勝ち進んできた相手が見せる組織的な守備に対して、新選手が加入して連係も手探りが続いているG大阪は、なかなかパスを繋げずに得点機を作れません。

その中でも新加入のDF三浦弦太選手が立ち上がりから相手右サイドバックの裏のスペースを狙ったロングボールを展開。左サイドバックのDF藤春廣輝選手も積極的に攻撃参加し、MF今野泰幸選手やMF倉田秋選手らと絡んで、相手を崩しにかかります。

26分の先制も左サイドでの彼らのプレーからでした。ドリブルで持ち込んだ倉田選手のパスが相手選手に当たったこぼれ球を、左サイドで今野選手が拾ってクロスを上げると、FWアデミウソンがヘディングで決めました。

ジョホールDTは1トップから2トップに変えて反撃を試み、28分にはFWゴンサロ・カブレラ選手がドリブルで攻め上がり、パスを受けたMFアザムディン・アキル選手がペナルティエリアへ持ち込む場面を作ります。しかし、G大阪は藤春選手とGK東口順昭選手が体を張って対応し、シュートは打たせません。

その後、倉田選手が「アデのゴールでみんなの力みが消えた」と振り返ったように、G大阪は相手の出方にうまく対応したプレーを見せます。少し前掛かりになった相手からボールを奪うと、速い攻めを展開。倉田選手からパスを受けた藤春選手がゴール前にクロスを入れると、FW長沢駿選手が頭で合わせてチーム2点目を叩き込みました。

初のACL本戦入りを狙うジョホールDTはカブレラ選手、FWブライアン・フェレイラ選手、MFサフィク・ラヒム選手を中心に攻撃の糸口を探り、41分にはフェレイラ選手がドリブルで攻め込んで右足でシュート。しかし、GK東口選手が押さえました。

G大阪は2点リードを得た後半、落ち着いて試合を進め、右サイドの崩しから追加点のチャンスを得ます。68分にゴール前で右クロスに合わせた藤春選手のシュートが相手DFに当たってCKになると、このCKをMF遠藤保仁選手がゴール前に顔を出した三浦選手へ送ります。三浦選手は高い打点で合わせると、移籍後初ゴールをマーク。チームはリードを広げました。

その後も、G大阪は相手のカウンターを警戒しながら優位に試合を展開。81分には遠藤選手に代えて今季加入のMF泉澤仁選手を送り出して4-4-2の布陣に。88分にはアデミウソン選手に代えてMF堂安律選手を投入します。泉澤選手はアディショナルタイムに長澤選手へクロスを送り、堂安選手はその1分後に左足でゴールを狙います。追加点とはなりませんでしたが、チームは最後まで攻撃の姿勢を崩さずに3-0で勝利しました。また、倉田選手はこの試合の最優秀選手に選ばれました。

なお、試合開始前にはJFA会長を務めた岡野俊一郎氏の逝去を悼んで、スタジアムで黙祷が捧げられました。

2週間後に始まるACLグループステージでは、G大阪はグループHでアデレード・ユナイテッド(オーストラリア)、江蘇蘇寧(中国)、済州ユナイテッド(韓国)と対戦。22日(水)の初戦ではアウェイでアデレードと戦います。

このほかのプレーオフでは、浦和レッズの組には上海上港(中国)、鹿島アントラーズの組には蔚山現代(韓国)が進出。鹿島と同組になる残り1チームは、8日(水)の上海申花(中国)対ブリスベン・ロアー(オーストラリア)戦で決まります。

監督・選手コメント

長谷川健太監督(ガンバ大阪)
本戦出場が決まってほっとしています。お互いに初めての相手でやりづらかったと思いますが、徐々にペースを掴んで先制点を獲り、前半のうちに2点目を獲ることができたのが大きかったと思います。この時期にしては非常にアグレッシブに、最後まで集中を切らさずに戦って、本当に選手が良くやってくれました。フィジカルコーチが非常に良いスケジュールを作ってくれて、選手たちもこの試合の重要性を理解してオフの間にも体を動かしてきてくれました。そういう協力がなければ、今日の勝利はなかったと思います。まだ細かいミスなどがあるのでトレーニングをして、本戦までの2週間、競争という刺激を入れながら、チームをきちんと底上げしていきたいと思います。

ベンハミン・モラ監督(ジョホール・ダルル・タクジム)
選手の頑張りと気持ちには満足です。簡単な試合にはならないことは分かっていたので、立ち上がりの15分を耐えるように指示していたのですが、G大阪はダイナミックで機動力があり、サイド攻撃からクロスを入れられてしまいました。国際試合ではミスをすれば代償を払わなくてはなりません。ただ、チームは初めてここまで到達して、選手たちはこのレベルでのプレーを学ぶことができました。負けは嫌ですが、G大阪は素晴らしいチームですし、この結果は受け入れることができます。またこの舞台に戻って来たいと思います。

MF 倉田秋選手(ガンバ大阪)
予想した通り、厳しい試合になりました。昨年の悔しい思いをこの試合へぶつけようと皆で話して、試合開始から最後までそれを出せたことが結果につながったと思います。本戦でも良い結果を出して優勝できるようにやっていきたいです。個人としては、アシストもゴールも決めていないので、全く満足していません。まだまだ突き詰めてやっていきたいです。

MF 遠藤保仁選手(ガンバ大阪)
なんとしても今日は勝利したかったので、勝って良かったです。いいプレーもありました、チャレンジしていたところもあったと思います。ACLの本戦に出られるのは良いことですし、昨年の悔しい思いを晴らしたいと思っているので、チーム一丸となって頑張ります。

2017/1/24(火)~2017/11/25(土)
大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー