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富山県サッカー協会がリスペクトワークショップを開催

2016年04月21日

富山県サッカー協会がリスペクトワークショップを開催

「(公社)富山県サッカー協会 リスペクトワークショップ2016~大切に思うこと~」を4月17日(日)、富山県総合運動公園 屋内グラウンドで開催しました。昨年に続いて2度目の開催となる今年は、昨年同様、県内登録選手約680名(小学校6年生)を対象として行われました。ゲストとして元日本代表の前園真聖さん、カターレ富山の選手も参加しました。

選手たちは他チームのメンバーと交流できるよう、10名から11名で60グループにわけられ、ファシリテーターが雰囲気づくり、進行役を務めました。ファシリテーターは富山県の高校生選手、サッカー友の会(4種)の皆さんが務めました。

ワークショップでは、グループごとに自己紹介とアイスブレイクを行った後、「なぜサッカーが好きなのか」「大好きなサッカーを楽しむために大切なもの」について話し合いました。選手たちからは「仲間を大切にする」「試合が終わったら相手選手に感謝する」「挨拶をする」「審判の判定に文句を言わない」「送り迎えしてくれたり、お弁当を作ってくれたりするお父さん、お母さんに感謝する」「買ってもらったサッカーの用具を大切に使う」など活発に意見交換が行われました。最後に「僕たち、私たちのリスペクト宣言」を一枚の用紙に書き出しました。

約1時間半のワークショップを通し、参加者たちはサッカーの仲間、対戦相手、審判、指導者、用具、施設、保護者、大会の関係者など、サッカーに関わる人・物について「大切に思うこと」を再確認し、思い思いのリスペクトを書き出しました。書き出されたリスペクト宣言は後日、明治安田生命J3リーグのカターレ富山ホームゲーム会場で掲出される予定です。

JFAではリスペクトワークショップを全日本少年サッカー大会決勝大会などで参加選手を対象に行っています。都道府県サッカー協会として開催しているのは富山県のみで、2014年に県サッカー協会でリスペクトプロジェクトを立ち上げ、リスペクトあるサッカー環境の推進を目指した取り組みを行っています。富山県サッカー協会では、今回開催した選手向けのワークショップのほか、指導者・保護者を対象としたワークショップも開催します。
(JFAおよび富山県サッカー協会のリスペクトに関わる取り組みは、JFAnews2015 10月号でレポートされています)

主催者コメント

並川宏英 富山県サッカー協会 専務理事
リスペクトワークショップを体験することによって、選手たちは素直に気持ちを伝えやすくなると思います。協会はもちろんですが、指導者や保護者にもリスペクトの機運が浸透してきています。「サッカーが上手ければいい」「練習・試合をやっていればいい」ということではなく、リスペクトのあるサッカー文化を築いていきたいと考えています。来年以降も継続して取り組んでいきます。

運営者コメント

北野孝一 JFAインストラクター キッズ担当
昨年に続き2回目の開催ですが、とても素晴らしいイベントだと思います。参加した子どもたちは初めは緊張も見られましたが、徐々に打ち解けて取り組んでいましたし、多くの選手たちが積極的に自分の意見を出してくれました。県内の小学6年生全員を集めるという富山県サッカー協会の、この取り組みに対する姿勢も素晴らしいと思います。

西晃佑 選手(カターレ富山U-18所属)
(グループワークのファシリテーターを務めて)リスペクトのことはこれまできちんと考える機会がなく、ワクワクして参加しました。普段感謝しなければならないことを改めて感じましたし、小学生の選手たちから多くのことを学びました。自分自身も送り迎えをしてもらっているので、親に感謝の気持ちを伝えるようにしたいです。

参加者コメント

富大付属サッカースポーツ少年団の選手のみなさん
(ワークショップに参加して)
家族や対戦相手を大切にしなければならないことを学びました。(はやとくん)
サッカーをする環境を大切にして練習に取り組みます。(さえさん)
用具も大切に使いたいなと思いました。(そうたくん)
両親や支えてくれる仲間に感謝できる選手になりたいと思いました。(わかばさん)

ヴィゴーレFCの選手のみなさん
(ワークショップに参加して)
ありがとうの大切さを知ることができてよかったです。(はやとくん)
いままでお母さんたちにいうことができなかったけれど、きちんと言葉にして伝えたいです。(りくとくん)
お父さんやお母さんが買ってくれたサッカーの用具を大切に使います。(けんとくん)

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