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カンボジアに3-0勝利で、ワールドカップ予選初白星

2015年09月04日

カンボジアに3-0勝利で、ワールドカップ予選初白星

SAMURAI BLUE(日本代表)は9月3日、2018 FIFAワールドカップ ロシア・アジア2次予選でカンボジアと埼玉スタジアムで対戦し、3-0で勝って同予選初勝利を挙げました。

MF本田圭佑選手(ACミラン)が前半に先制し、DF吉田麻也選手(サウサンプトン)とMF香川真司選手(ボルシア・ドルトムント)が後半にそれぞれゴールを決めて、グループEでの成績を1勝1分けの勝ち点4として、6月11日のキリンチャレンジカップ2015イラク戦以来5試合ぶりの白星を手にしました。カンボジアは同予選3戦3敗です。

6月のアジア2次予選初戦のシンガポール戦で勝ちきれなかった反省から、カンボジア戦へ向けて攻撃のオプションを練習して臨んだ日本は、試合開始から積極的な動きを見せます。

自陣に引いて守りを固めるカンボジアに対して、DF長友佑都選手(インテル・ミラノ)やDF酒井宏樹選手(ハノーファー96)がサイドを攻め上がり、大きなサイドチェンジでアクセントをつけ、ゴールライン近くから前線へマイナスの折り返しを入れたり、あるいはサイドや中央でパス交換を仕掛けて、ほぼ一方的に攻撃を展開します。

しかし、サイドからのボールがゴール前に走り込むFW武藤嘉紀選手(1.FSVマインツ05)や香川選手らとタイミングが合わず、なかなか決定的なシュートには至りません。しかもカンボジアはフィールド選手全員がペナルティボックスに入って、ゴールを死守しようと試みます。

均衡を破ったのは28分でした。右サイドから香川選手の上げたクロスを相手選手がクリアを続け、こぼれ球をペナルティボックスの外で拾ったMF山口蛍選手(セレッソ大阪)から本田選手へパス。フリーで受けたACミランMFは冷静に左足を振り抜くと、強烈なミドルシュートを放ち、相手GKが伸ばした手を弾いて、ゴールネットに突き刺さしました。

その後も日本は攻め続けていくつか決定的な場面を作ります。30分には酒井選手のパスに合わせた香川選手が、37分には攻め上がったDF森重真人選手(FC東京)がミドルから、40分には山口選手のスルーボールに香川選手、FW岡崎慎司選手(レスター・シティ)が連続シュートを放ちますが、相手GKに止められました。

カンボジアは35分にFKからFWクチ・ソクンペアク選手がヘディングで合わせて、この日唯一のシュートで日本ゴールを狙いますが、GK西川周作選手(浦和レッズ)が問題なく抑えました。

後半に入っても日本の攻撃は衰えず、50分には攻め上がった吉田選手が山口選手からのパスにミドルシュート。豪快な一打はゴールネットを揺らして、日本はリードを広げます。

さらに61分には、岡崎選手のシュートの跳ね返りに反応した長友選手がペナルティエリアでつないで、これを香川選手がゴール右へ蹴り込みました。

日本はその後FW宇佐美貴史選手(ガンバ大阪)、FW興梠慎三選手(浦和レッズ)、FW原口元気選手(ヘルタ・ベルリン)をベンチから送り出して追加点を狙います。宇佐美選手は香川選手とのワンツーから、興梠選手は長友選手のクロスに合わせて、原口選手は宇佐美選手のパスを受けて、それぞれシュートを放ってゴールを狙いますが、得点には至りませんでした。日本は3-0勝利で、年内の国内最終戦を白星で終えました。

試合詳細はこちら

日本は8日にアウェイのアジア2次予選第3戦でアフガニスタンと対戦します。この試合は、アフガニスタン国内の情勢不安により、中立地であるイランのテヘランで行われます。

監督・選手コメント

ヴァイッド・ハリルホジッチ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
勝利を要求していて、それを手にした選手にはおめでとうと言いたいです。選手たちは少しプレッシャーを感じていたようですが、戦う意識は高く、素晴らしいものでした。ただ、ビッグチャンスは数多く作れたので、もっと得点できたと思います。守備では相手に4本とパスを繋がせませんでした。攻撃のバリエーションには満足ですが、センタリングは多くても、ボールの出し手と受け手がまだ完全に合っていませんでした。ボランチの2人ももっとシュートを打ってもよかったと思います。まだまだ伸びる可能性はあるので、今後もっと効果的になっていくと思います。次のアフガニスタン戦でも勝ちに行き、勝利のスパイラルを続けてチームに自信をつけたいと考えています。

MF 長谷部誠 選手(アイントラハト・フランクフルト)
シュートの意識は多少変わった部分はあると思いますが、チャンスの数はシンガポール戦と変わらないので、最後の部分での精度はまだまだ足りないですし、相手のペナルティボックスの高さのラインに入ったら、もう少し工夫も必要です。しっかりリカバリーをして、次はもっともっと決定的なシーンをものにできるように、全員でやっていきたいです。

DF 酒井宏樹 選手(ハノーファー06)
シンガポール戦の時は、引いた相手への攻め方がかなりノーマルだったので、サプライズという意味も込めてかなり高い位置に行くようにしました。アシストはつきませんでしたが、クロスの狙いどころは良かったと思うので、本数を重ねていけば、味方が得点を決めてくれると思います。

MF 本田圭佑 選手(ACミラン)
勝ったことは評価されるべきだと思いますが、もっと点が取れたと思いますし、チャンスの作り方もまだまだだなというのが率直な感想です。ゴールはまさか入るとは思わなかったのですが、あれも緩急のひとつです。日本は、いろんなことをやるというのがチームとして足りないところですが、トライはしていたと思います。(通算30得点は)ちょっとずつ積み上げてきたんだなと思います。

イ・デフン カンボジア代表 監督
日本選手は我々とは違うレベルで、我々は辛抱強くプレーしましたが3失点してしまいました。それでもいくつかは止めることができたと思います。選手は一生懸命やってくれて、本田選手の先制点がなければ、もう少し我慢してプレーを続けていられたと思います。ただ、選手たちは日本の選手のことを恐れて、攻撃的なプレーには至りませんでした。我々はもっと成長が必要ですし、今日の試合で選手たちは多くのことを学んだと思います。次はもっと失点を減らしたいです。

JFA-TV

  • 本田圭佑 選手(ACミラン)インタビュー

  • 吉田麻也 選手(サウサンプトン/イングランド)インタビュー

  • 香川真司 選手(ボルシア・ドルトムント)インタビュー

スケジュール

9月3日(木) 3-0 2018FIFAワールドカップロシア アジア2次予選 兼 AFCアジアカップUAE2019 予選
vs  カンボジア代表(埼玉スタジアム2002) 
大会情報はこちら
9月4日(金) AM トレーニング
9月5日(土) PM トレーニング
9月6日(日) PM トレーニング
9月7日(月) 17:00 公式練習(アザディスタジアム)
9月8日(火) 16:55 2018FIFAワールドカップロシア アジア2次予選 兼 AFCアジアカップUAE2019 予選
vs  アフガニスタン代表(アザディスタジアム)
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2018FIFA ワールドカップロシア アジア2 次予選 兼 AFC アジアカップUAE2019 予選

SAMURAI BLUE(日本代表) 対 アフガニスタン代表
2015年9月8日(火) 21:25 キックオフ(予定)
イラン/アザディスタジアム

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在イラン日本大使館からのお知らせ~アフガニスタン代表戦を観戦される皆様へ~

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