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第27回静岡県ヤングサッカーフェスティバル
2012年03月11日

静岡県、静岡県サッカー協会、メディア関係、その他この名誉ある大会に関わる全ての
皆様のおかげで、素晴らしい環境で試合をさせて頂けたこと、深く感謝申し上げます。
また、福島県立富岡高校、静岡県立三島長陵高校関係者の方々には素晴らしい横断幕を
作成していただき勇気づけて頂きました。ありがとうございます。スタジアムに駆けつけて
温かく見守っていただいたサポーター、選手の家族の皆様にも心よりお礼申し上げます。
震災から1年がたちましたが、本当に多くの方々の支援により、大好きなサッカーを続け
させていただいています。選手と試合前に次のことを確認しました。
「多くの方が犠牲になられ、我々は生かされた。亡くなられた方々に想いを馳せながら、
精一杯夢に向かっているひたむきな姿をグランドで表現しよう。それが、生きている
我々が今できることだ。」と。
試合の内容は、まだまだ新チームとなって日が浅く、高校生主体のメンバーで試合をしたのは
今回で2試合目です。やらねばならないことが山積みですが、得点シーンはどれも良い形でした。
1点目はボランチ乗松がドリブルでボールを運び、タイミングよくDFの背後へ走る増矢へロングボール。
GKの鼻先で走りながらボールに合わせゴール。2点目は増矢がサイドの1対1からニアに
素早いボールを送り込み、良いタイミングで動き出した小島ひかるがスライディングで流し込む。
3点目は左サイドでためをつくり、逆サイドへ展開。小島ひかるがワンタッチでセンタリングを送り、
増矢が動きながらダイレクトで合わせボレーシュート。3点とも素晴らしい得点でした。
選手たちは常に攻撃の姿勢を止めることなく、ひたむきにプレーしてくれました。
我々の試合の後に、日本高校選抜 対 静岡県高校選抜がありました。ハーフタイム中がちょうど
14時46分を迎えるときで、選手スタッフ全員で小さな円陣をつくりひっそりと黙祷いたしました。
この震災を忘れることなく、よりよい未来をつくるために日々努力していきたいと思います。
喪章をつけての入場行進:想いは被災者と共に

アドバイスに真剣に聞き入る選手達

静岡県選抜の仲間たちと
写真:島田まり子
文:樋渡群
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