JFAエリートプログラム 女子U-13 韓国遠征 ～JOC日韓競技力向上スポーツ交流事業～
2014年11月8日(土) キックオフ15:00 試合時間35分ハーフ
Mokpo International Football Center（韓国・木浦）

U-13日本女子選抜　1-1 (前半1-0、後半0-1)　U-13韓国女子代表

得点
30分 上田佳奈（U-13日本女子選抜）
64分 AHN Sebin（U-13韓国女子代表）

スターティングメンバー
GK：伊藤七海
DF：三谷和華奈、月東優季乃、長江伊吹、斎藤理子
MF：上田佳奈、富岡千宙、田中智子、松本歩音
FW：菊池まりあ、渡辺凛

サブメンバー
GK：三宅紗優
DF：寺田妃花
MF：新井美夕、北村美羽、森重亜衣子、野嶋彩未
FW：猿澤桃佳、及川莉子

交代
HT　松本歩音　→　新井美夕
HT　斎藤理子　→　寺田妃花
HT　菊池まりあ　→　北村美羽
45分　三谷和華奈　→　森重亜衣子
45分　田中智子　→　野嶋彩未
62分　上田佳奈　→　猿澤桃佳
62分　渡辺凛　→　及川莉子 

マッチレポート

前半の立ち上がりから日本は、体格に勝る韓国のプレッシャーの速さと、球際の激しい守備に対して戸惑い、確実にボールをつなぎ攻撃を組み立てることができずに苦しいゲーム展開となりました。一方、韓国もパワーのある積極的な守備からボールを奪うものの、粘り強くチャレジとカバーを繰り返す日本の組織的な守備を崩すことができず、中盤で攻守が目まぐるしく変わる戦いが続きました。時間の経過と共に、徐々に相手のプレッシャーの激しさに慣れてきた日本は、30分、FW渡辺選手が前線から積極的にプレッシャーをかけ、中盤でボールを奪い、MF富岡選手からのラストパスを受けた上田選手が左足で確実に決めて前半を終了しました。
後半に入り、日本はテクニックを活かし攻撃を仕掛けますが、小さな局面は打開するものの、相手のフィジカルの強さを活かした激しい守備組織を崩し切れず、追加点を上げるには至りません。一方、韓国も同様に、チャレンジとカバーを堅実に繰り返す日本の守備組織を崩すことができず、決定機を作ることができませんでしたが、64分に得た25ｍのFKを直接決めて同点としました。その後、両チームともにシュートを打つまでのチャンスが作れず、同点のまま試合終了となりました。
日本は奪ったボールを確実に保持することができず、相手にすぐにボールを奪われることが多く、意図的な攻撃ができないことが課題として残りました。2日後の第２戦には日本の特長であるテクニックを充分に活かし、攻守にチーム全員が意図的に関わる積極的なサッカーを展開してくれることに期待したいです。
（ナショナルトレセンコーチ女子担当チーフ　大野真）

選手コメント

田中智子 選手（大阪府：セレッソ大阪堺ガールズ）
私は初めて海外の選手と試合をしました。思っていた以上に韓国の選手たちは身体が強くて、当たってもはじきとばされたりしました。先制できたので、すごくうれしかったです。でも、後半の終了間際に相手のフリーキックで点を決められて引き分けで終わりました。
良かったことはプレスを早くかけられたことです。悪かったことはヘディングのときに競り合えていなかったことです。あともう１点は身体の当たり負けが多かったことです。悪かったことは直していきたいです。明後日の試合は勝ち切りたいです。

渡邊凛 選手（滋賀県：オールサウス石山SC／JFAアカデミー堺）
海外の選手と初めて試合をして、いろいろな経験をしました。韓国はフィジカルが強くて、声も最初からものすごく出ていました。自分のプレーとしては、相手にプレッシャーをかけて、裏にも何回も抜け出せました。でも、もっと周りを見て落ち着いてプレーしたかったです。そして点を取りたかったです。明後日も試合があるので、点を取りたいです。

上田佳奈 選手（埼玉県：浦和レッズレディースジュニアユース）
今回の試合が海外の選手との初試合でした。自分の今回の遠征の目標のひとつだった「ゴールを奪う」ことを達成できました。トレーニングでもやったボールを受けるときにマッチアップしているDFから離れることができ、あまりプレッシャーを受けずに得点することができました。他にも積極的にボールをドリブルで運び、「ゴールを目指す」という面では個人としてもチームとしても良かったと思います。まだ、守備面では予測をし、インターセプトをすることができました。
ただ結果は1-1の引き分けでした。次の試合、勝ちきるためにもっとゴールの意識を高くして、積極的に狙っていきたいと思います。また、チーム全員で切磋琢磨して、次の試合を勝って日本に帰りたいと思います。

スケジュール