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なでしこジャパン 延長の末、中国に2-1で勝利しアジアカップ決勝進出

2014年05月23日

なでしこジャパン 延長の末、中国に2-1で勝利しアジアカップ決勝進出

AFC女子アジアカップ ベトナム 2014は22日(木)、ホーチミンで準決勝を迎え、なでしこジャパンは中国に延長の末2-1で勝利し、決勝進出を決めました。

暑さとまとわりつくような湿気が残るなか、17:15にキックオフ。日本は高瀬選手、川澄選手のツートップ、阪口選手と澤選手のダブルボランチで試合をスタートさせます。セットプレーなどからチャンスを伺っていくも試合はなかなか動きません。45分には宮間選手、阪口選手とつないで川澄選手がシュートを打つも、ゴールバー右上へとわずかにずれ、0-0のまま試合を折り返します。
後半開始早々、51分、日本のコーナキック。ニアサイドから澤選手が合わせ、先制点を挙げます。守っては川村選手が身体を張り、福元選手と岩清水選手らが中心となって集中した守備を見せます。すると80分、守備に戻るなかで日本選手にハンドの判定。中国にPKを与え、1-1の同点とされます。83分には澤選手に代わって吉良選手が、87分には中島選手に代わって木龍選手をピッチに送り込みますが、このまま試合は延長戦へと入っていきます。
運動量の落ちない川澄選手、宮間選手、途中出場の菅澤選手も果敢にゴールへと向かいますが、得点に結びつきません。しかし延長のアディショナルタイム、宮間選手のコーナキックに岩清水選手があわせ得点すると、これが最後のプレーとなり、2-1で試合を制しました。
なでしこジャパンは2001年以来となる5大会ぶりの決勝進出。対戦相手はグループステージ初戦を引き分けたオーストラリアに決定しました。リベンジを果たすべく、選手たちも気持ちが入ります。中2日でコンディションを整え、最善の準備をして決勝戦に挑みます。

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監督・選手コメント

佐々木則夫 監督
厳しい試合になると予想はしていましたが、選手たちがよく辛抱してくれました。敬意を表したいと思います。タフなゲームを想定し、経験のある選手たちで試合をスタートしました。前半の立ち上がりは中国が思ったほどパワーをかけてきませんでしたが、そのタイミングで得点できればよりよかったと思います。コーナーキックの得点はいずれも彼女たちのアイディアからで、質の高いプレーが生まれました。試合内容には課題もありますが、何よりも、選手たちの勝利への意欲が最後の得点につながりました。準決勝を120分戦いましたので、決勝に向けていかにコンディションを整えるかが大事です。
これまで、私自身も準決勝の壁を乗り越えられずにいましたが、長くプレーしてきた多くの選手たちにとってもそれは同じです。アジアチャンピオンに輝いたフットサル日本代表にぜひ続きたいと思います。

宮間あや 選手(岡山湯郷Belle)
苦しい戦いでしたが、チーム力で勝ち切れたことがとても大きいです。延長になっても最後まで走り切れると思っていましたが、勝敗を決定したのは「勝つ気持ち」だと思います。
2得点ともに、コーナキックでフリーになったのが見えたので当てるだけでした。特に2得点目は岩清水選手と感覚を共有することができた、いいタイミングでした。
なかなか崩しきれませんでしたが、ボールを持っている選手に対して、試合の流れを変えるための追い越すプレーがなかったと感じています。逆に、中国はそれができていました。サポートの質やタイミングで変わってくるはずです。準決勝でもたついているようではいけませんが、苦しい戦いを経験していない選手たちがこれを体感できたのは良かったです。ただ、そうするのか、結果的にただの120分とするのかは今後の自分たち次第だと思います。

岩清水梓 選手(日テレ・ベレーザ)
しんどい試合でした。90分で決着をつけたかったですが、決められてよかったです。宮間選手からのボールがよかった。1点目もわざと相手をブロックして澤選手がフリーになって、うまくいきました。守備陣としても、課題はありますが、相手のクロスなど集中した守備ができたと思います。

澤穂希 選手(INAC神戸レオネッサ)
得点は、岩清水選手が相手選手をブロックしてスペースを空けてくれたので、ただボールに当てるだけでした。結果を残せて良かったです。みんなが最後まで集中を切らさずに、一丸となってやった結果です。

福元美穂 選手(岡山湯郷Belle)
中の選手が集中を切らさずに動いてくれたことが一番ですし、走った選手の結果です。
若い選手が入ってきたからといって、ゴールを守るためにDFと協力してやるという姿勢は崩さずにやるだけですし、自分がやることに変わりはありません。チームとしては、世界で戦うためにはまだまだ今のままでは通用しないと思っているので、今日のような苦しい戦いに勝ったことは大きいです。これからチームとして成長できるように、また自分も成長できるように頑張りたいです。アジアカップの決勝戦は私自身は初めてになりますが、いい準備をして、ひとつになって戦います。

スケジュール

なでしこジャパン WORLD MATCH
5月8日(木) 2-1 vs ニュージーランド女子代表
(キンチョウスタジアム)
 
AFC女子アジアカップベトナム2014
5月14日(水) 2-2 vs オーストラリア女子代表
(Thong Nhat Stadium)
 
5月16日(金) 4-0 vs ベトナム女子代表
(Thong Nhat Stadium)
 
5月18日(日) 7-0 vs ヨルダン女子代表
(Binh Duong Stadium)
 
5月22日(木) 2-1 準決勝 vs 中国女子代表
(Thong Nhat Stadium)
 
5月25日(日) 20:15 キックオフ
(日本時間 22:15)
決勝 vs オーストラリア女子代表
(Thong Nhat Stadium)
LIVE
テレビ朝日系列 5/25(日) 22:00 ~ 0:15
NHK-BS1 5/25(日) 21:55 ~ 0:50  
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