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【Match Report】SAMURAI BLUE、ブラジルに先制するも1-2で逆転負け。5度目の挑戦もラウンド32突破はならず
2026年07月01日

SAMURAI BLUE(日本代表)は6月29日(現地)、アメリカ・ヒューストンスタジアムでFIFAワールドカップ2026のノックアウトステージ1回戦(ラウンド32)でブラジル代表と対戦しました。
サッカー王国と呼ばれる強豪と激突するラウンド32で、森保一監督は以下の11人を起用しました。GK鈴木彩艶選手(パルマ・カルチョ)、3バックには右から冨安健洋選手(アヤックス)、谷口彰悟選手(シントトロイデンVV)、伊藤洋輝選手(バイエルン・ミュンヘン)。ボランチには佐野海舟選手(マインツ05)と鎌田大地選手(クリスタル・パレス)のコンビを据え、両ウイングバックには右に堂安律選手(アイントラハト・フランクフルト)、左に中村敬斗選手(スタッド・ランス)を配置しました。2シャドーは伊東純也選手(KRCゲンク)と前田大然選手(セルティック)、そして1トップには上田綺世選手(フェイエノールト)が入りました。

前半、日本は集中した守備でブラジルのパスワークに対応し、前向きな守備からの速攻を狙います。すると29分、狙い通りの形から先制点が生まれました。中盤で相手の横パスを佐野選手がカット。そのまま中央をドリブルで進むと、ペナルティーエリア手前から右足を振り抜き、日本が先制点をもぎ取りました。

その後もミドルエリアにブロックを築き、良いリズムで1点をリードしたまま後半を迎えた日本でしたが、ブラジルが攻撃のやり方を修正したことでゲームの流れが変わります。相手のボランチが前に出てたびたびブロックに進入してくるようになると、サイドも幅を広く使われて、クロスが多用されるようになりました。必然的に日本の守備ブロックも自陣深くまで後退を余儀なくされます。セカンドボールを拾えなくなり、防戦一方の展開へと追い込まれました。
耐える時間が長くなる中、56分には警戒していた形から失点を喫します。ブロックの手前の位置まで進出してきていた相手センターバックに右からクロスを許すと、ファーサイドに待っていたボランチのカゼミーロ選手にヘディングシュートを叩き込まれ、1-1の同点に追いつかれました。
流れを変えたい日本は、66分に堂安選手に代えて菅原由勢選手(ヴェルダー・ブレーメン)、中村選手に代えて鈴木淳之介選手(FCコペンハーゲン)を投入。78分には田中碧選手(リーズ・ユナイテッド)と町野修斗選手(ボルシア・メンヘングラートバッハ)をピッチに送り込みます。交代選手を含めて身体を張った守備を続け、猛攻を凌いでいましたが、攻撃へ転じるパワーは残っておらず、なかなか相手陣内へボールを押し戻すことができません。

そして延長戦突入が頭によぎり始めた後半のアディショナルタイム、恐れていた瞬間が訪れます。自陣ペナルティーエリア付近での激しい攻防からボールを奪われると、最後はガブリエウ・マルティネッリ選手に逆転ゴールを許します。日本は失点直後に小川航基選手(NECナイメヘン)を投入して最後の反撃を試みたものの、そのまま1-2でタイムアップ。
「世界一という目標はこれまで何度も話していますが、本命で世界一かというとそうではありません。今はダークホースで世界一のチャンスもある、今日ももし勝っていればという試合はできたと思います。日本が世界一を目指して戦って今、成長しているんだ、チャレンジしているんだというところをいろんな人に公言したことで、全員が世界一になるために何をしなければいけないかをより考えてくれたと思います。今回は叶わなかったですが、世界一を目指して我々日本代表チームに共感、共鳴していただいて、共闘していただいて世界一を目指していこうというサッカーファミリーだけでなく、日本のライト層の方々も含めてその輪は大きくなったと思っています」
日本は、5度目の挑戦となったノックアウトステージ1回戦を突破できず、ラウンド32での敗退が決まりました。今大会の経験は必ず世界一を目指す日本の糧になると森保監督が語る通り、世界一という「最高の景色」を目指すSAMURAI BLUEの戦いはこれからも続きます。

監督・選手コメント
森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
世界のトップ基準に日本も近づいている感覚はあります。ただ、結果としてまだまだ押し切られる部分があり、差があることも事実で、そこは埋めなければいけない。現段階では、カタールワールドカップ、北中米ワールドカップと、ノックアウトステージ1回戦で同じ敗戦になりました。ですが、感覚としては日本がコントロールできる時間が長くなり、守備でもしっかりと受けられるようになって、その点は向上したと思います。最後、円陣で選手に話したのは、やはりこの悔しさを胸に刻んで、次の成長につなげていこうということです。この大会で終わる選手はほとんどいないですし、スタッフも含めて成功体験が一番いいですが、この悔しさを、また次の成長につなげてほしい。成長して、日本のために戦ってほしいということを話しました。
GK #1 鈴木彩艶 選手(パルマ・カルチョ/イタリア)
先制した後は、そこから守備の時間が長くなるゲームになるということは想定していました。前半は耐えられましたが、後半相手がよりパワーを持ってきたときに、耐えきれなかった。そこが悔しいですし、失点シーンを含めて自分としては、何かできたのでは、と思っています。防げたと感じている部分があるので、まだまだ甘かったなと思います。(日本は)ベンチのメンバーが、他のチームとは圧倒的に違いました。チームの一体感は、絶対にどこのチームにも負けないものがあると感じています。それが日本の強さだと思いますし、それは受け継いでいかないといけないものだと思います。ここからそれは変わることなく、自分としても伝えていかないといけないですし、継続していきたい部分です。
DF #22 冨安健洋 選手(アヤックス/オランダ)
何と言ったらいいか…難しいですね。あっけなく終わったなと思います。僕自身、本当にケガが続いて、2年間代表に招集されていない中でもこうしてワールドカップに選出してもらって、ラウンド32という一番大事な試合でスタメンで使ってもらって、その思いをピッチ上で返せなかったのが悔しいですし、個人的に本当にまだまだなんだろうなと思います。後半の戦い方も踏まえて、まだ日本は強豪国と対等に渡り合えるレベルじゃないのかと痛感させられたというか。人それぞれだと思いますが、ボールを持っている、持っていないにかかわらず、守備時でも主体的にできないと、彼らとは対等に渡り合うことはできません。個人的にまだまだだと思いました。
MF/FW #24 佐野海舟 選手(マインツ05/ドイツ)
本当に悔しい。悔しいしかないです。前半の飲水タイムまではしっかりゼロで抑えて、いい試合運びができていたと思います。でも後半、相手がやり方を変えてきた中で、対応できていなかったところがありました。失点シーンは最後の詰めの甘さが出たと思います。1失点目もそうですが、自分のところでもっとボールに詰められたと思います。2失点目も、シュートの前のシーンは自分のマークの選手で、付かないといけない選手でした。もっとボールに強く行かないといけないし、詰め切れなかったことで、ああいう結果になった。自分のゴールシーンは理想の形で、ボールを奪ったあとに運んで、というのはできました。ただそれが結果に繋がらなかったので、チームの結果が悔しいです。
FIFAワールドカップ2026
大会期間:2026年6月11日(木)~7月19日(日)
グループステージ
第1戦 6月15日(月) 5:00[日本時間] vs オランダ代表
第2戦 6月21日(日) 13:00[日本時間] vs チュニジア代表
第3戦 6月26日(金) 8:00[日本時間] vs スウェーデン代表
ノックアウトステージ
ラウンド32 6月30日(火) 2:00[日本時間] vs ブラジル代表
大会情報はこちら
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