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青森山田が高体連同士の一戦を制する 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST

2017年04月17日

青森山田が高体連同士の一戦を制する 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST

高円宮杯U-18プレミアリーグEASTの第2節が4月15日(土)、16日(日)に開催され、青森山田高校グラウンドでは共に開幕戦を落した青森山田高校(青森)と市立船橋高校(千葉)が対戦しました。今季、高体連でEASTに所属しているのはこの2チームのみ。そのため、今季の高校サッカーを占う意味で試合前から多くの注目を集めました。

試合はキックオフ直前から風が強まり、立っているのにも一苦労する状況でスタートします。その中で試合の主導権を先につかんだのは市立船橋でした。前半に風上を選択したアウェイチームは攻勢を強め、1トップの松尾勇佑選手(FW#27)のスピードを生かした攻めで青森山田を苦しめます。10分にはペナルティーエリア付近で獲得したFKを大関克弥選手(MF#16)が左足で直接狙うなど、序盤から積極的な試合運びを展開しました。

一方の青森山田は黒田剛監督が高校選抜で指揮を執っているため、開幕戦に続いて今節も不在。代わりに指揮を託された正木昌宣コーチの下、今季初勝利を目指しますが、風下のため守備に回る時間帯が長くなります。それでも、中村駿太選手(MF#11)のボールキープを起点にカウンターを発動。決定機をつくるまでには至りませんが、徐々に盛り返していきます。すると、前半終了間際の45分には市立船橋長谷川凌選手(GK#1)のキックをカットした流れからショートカウンターを仕掛け、左サイドで中村選手がファウルを受け、FKを獲得。このFKを堀脩大選手(MF #8)がペナルティーエリア内に配給し、最後は郷家友太選手(MF#10)が頭で合わせ、青森山田に待望の先制点が生まれます。向かい風のため耐える時間が長かった青森山田ですが、「間違いなく拮抗した勝負になると思っていたので、勝敗を分けるのはセットプレーだと思っていた」という正木コーチの言葉通り、苦しい展開の中でも先手を取って前半を折り返しました。

対する市立船橋は、後半から郡司篤司選手(MF#10)を軸に反撃を試みます。しかし、青森山田の守備陣が立ちはだかります。前年度王者はハードワークをベースに献身的な守備を披露し、相手の攻撃をことごとく跳ね返していきます。右サイドバックの有田朱里選手(MF#12)と左サイドバックの吉田歩未選手(MF#3)に高い位置を取られましたが、良い形でクロスを入れさせません。

最後まで高い集中力を保った青森山田は、このまま逃げ切って今季初勝利。一方の市立船橋は開幕から2連敗となり、「リスタートの守備はもう少しやらないといけない」と朝岡隆蔵監督は反省の弁を述べ、次節での巻き返しを誓いました。

監督・選手コメント

正木昌宣 コーチ(青森山田高校)
開幕戦の浦和レッズユース戦も悪い流れではありませんでした。でも、プレミアリーグ独特の緊張感や一瞬の気の緩みから一気に3点を取られてしまいました。これを学んだのが開幕戦だと思います。(昨年のような戦い方が)最初からできていればいいのですが、できなかったので彼らは変わらないとダメだと思い、今日は一致団結して本当に彼らがやり切ってくれました。長いリーグ戦ですが、この試合で良かったところを継続させて、悪かったところは反省して改善させたいです。

MF #10 郷家友太 選手(青森山田高校)
先週の浦和レッズユース戦は後半の戦い方が課題だったので、今日の後半はいつも以上にみんなで声を掛け合いました。足がつる選手もいましたが、その選手の分もみんなが走っていましたし、自分も含めてよく戦えていたと思います。(得点に関しては)その前に合った1本目のFKはオフサイドでしたが、自分の所にボールが来ていたので、この後も来るかなと感じていました。(得点が決まったFKでは)鍵山慶司選手(DF #2)が触れないところで相手もボールウォッチャーになっていたので、あとはシュートを打つだけでした。

朝岡隆蔵 監督(市立船橋高校)
青森山田は勝負どころで決めてきます。実際に前半終了間際に決めましたし、それもリスタートからのカウンター絡みでファウルを犯したところから生まれました。あそこをしっかりと跳ね返して、決めさせないことが必要でした。ただ、これは勝負の中で分かっていくもの。ただ、前節よりも今節のほうが良い試合をできていました。球際のところは改善が見られたので、あとはアタッキングサードをいかに崩せるかが課題だと感じました。

GK #1 長谷川凌 選手(市立船橋高校)
開幕戦はセットプレーから失点していたので、そこを改善しようという意識を持って試合に臨みました。責任感を持つことが大事だったのですが、結果が出なかったのでまだまだだと思います。(失点の場面は)自分が出ないといけなかったですし、もっと自分が成長しないといけません。ビルドアップやゴールキックのミスが失点につながったので、そこは改善したいと思います。あとは自分の守備範囲を広げないといけないですし、仲間へのマーク確認をもっとやらないといけません。

プレミアリーグEAST 第3節

4月22日(土)
13:00 大宮アルディージャユース vs 青森山田高校(NACK5スタジアム大宮)
4月23日(日)
13:00 清水エスパルスユース vs 浦和レッドダイヤモンズユース(藤枝総合運動公園サッカー場)
14:00 FC東京U-18 vs 市立船橋高校(味の素スタジアム 西競技場)
15:00 柏レイソルU-18 vs 鹿島アントラーズユース(日立柏サッカー場)
15:00 京都サンガF.C. U-18 vs 横浜F・マリノスユース(京都サンガF.C. 東城陽グラウンド)

高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ

2017/4/8(土)~2017/12/10(日)
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