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高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 快勝の広島、優勝に一歩近づく

2016年11月28日

高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 快勝の広島、優勝に一歩近づく

ピックアップマッチ

サンフレッチェ広島F.Cユース U-18 3-0(前半1-0、後半2-0)東福岡高校

高円宮杯U-18プレミアリーグは11月26日(土)と27日(日)にWEST第16節を開催し、サンフレッチェ広島F.Cユース(広島)と東福岡高校(福岡)が対戦しました。

今節、広島にとっては2位・セレッソ大阪U-18(大阪)の結果次第では優勝が確定する大一番でしたが、「試合にうまく入れた」(イヨハ 理 ヘンリー選手)と緊張した様子はなく、後方でボールを回して主導権を握っていきます。最初の見せ場は17分でした。自陣の中央から右サイドにロングボールを展開すると、川井歩選手がボールをためてから前方へパス。走り込んだ満田誠選手の低いクロスボールを逆サイドの仙波大志選手がスライディングで合わせて均衡を崩します。一方の東福岡も24分、左サイドから髙江麗央選手が送ったクロスのこぼれ球を鍬先祐弥選手がダイレクトで合わせてゴールを狙いましたが、枠をとらえることができません。

後半も先に仕掛けたのは広島でした。56分に左サイドから東俊希選手が供給したクロスは中央の選手に合わず反対サイドへと流れましたが、川井選手が拾って、再びゴール前に展開します。このボールに反応したのは山根永遠選手。「目の前の相手をどう振り切るか考えて動いた。想像していた通りにDFが動いたのでフリーになって、シュートも狙った通りのコース飛んだ」と振り返るヘディングシュートがゴールネットに突き刺さりました。

65分には右CKをイヨハ選手が頭でたたき込んでリードは3点に。終盤には最終ラインでのミスを東福岡に狙われ、危ない場面が続きましたが、守護神・大迫敬介選手の好セーブもあって無失点のままタイムアップ。4時間遅れでキックオフしたC大阪が勝利したため、今節での優勝とはなりませんでしたが、首位の座をキープして残り2節に挑みます。

監督・選手コメント

沢田謙太郎 監督(サンフレッチェ広島F.Cユース)
自分たちは先週、Jユースカップを準優勝で終えたばかりでした。選手は若いので、決勝に懸ける思いが強く、大人の僕らが「プレミアリーグも大事」といくら言っても、(今回の試合で)力を出し切るのは難しかったです。それでも3点を奪って勝てたことはよかったですし、無失点で試合を終えることもできました。最後はバタバタしましたが、守備陣は最後に(大迫)敬介がいてくれるから安心していられる。危ない場面が2、3回ありましたが、ちょっと体を寄せたり、シュートコースに入ってしまえば、こぼれたボールをキャッチしてくれるのはチームにとって大きいと思います。

山根永遠 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
Jユースカップの決勝で負けてからしばらくは悔しさが残っていて、気持ちを切り替えることができない選手もいました。それでも日を追うごとに気持ちを切り替えて、プレミアリーグの再開に向けていい練習ができました。(今節は)しっかりと無失点に抑えた、いい試合だったと思います。試合前のイメージと異なり、前から奪いにくる東福岡のスタイルに戸惑いましたが、自分たちは練習から狭いエリアでのボール回しをしており、それがうまく発揮できたように思います。

森重潤也 監督(東福岡高校)
フィジカル的な部分では大きな差はなかったと思いますが、メンタル面での差が結果に表れました。プレミアリーグで優勝争いをしている広島と、「高校選手権モード」に入っている私たちとのモチベーションの差が出たように思います。内容に関しては、ボールを奪った後の守備から攻撃の切り替えがうまくいきませんでした。シュート数では広島が10本で自分たちは9本と差がありませんが、前半に打たれた1本のシュートを決められてしまったのが痛かった。2失点目も軽率な失点で、いただけません。

髙江麗央 選手(東福岡高校)
僕たちはプレミアリーグ優勝の可能性こそなくなりましたが、勝負に負けたくないので、勝つことを目標にこの試合に挑みました。結果的には敗れましたが、優勝を目指して本気で挑んでくる広島と対戦できたことは貴重な経験になるはずです。うまくできたこと、できなかったことが明確になりましたし、高校選手権に向けて得るものが多かったように思います。特に高い位置から奪いにいく守備や、球際での厳しさを味わえたことは大きかったです。残り2試合もモチベーションを高く維持して、いい試合をしたいです。

その他の試合結果

ヴィッセル神戸U-18 2-1(前半2-0、後半0-1) 名古屋グランパスU18
ガンバ大阪ユース 3-0(前半1-0、後半2-0) 大分トリニータU-18
京都サンガF.C. U-18 0-0(前半0-0、後半0-0) 神戸弘陵学園高校
セレッソ大阪U-18 7-1(前半3-0、後半4-1) 大津高校

9位の名古屋グランパスU18(愛知)と対戦した3位のヴィッセル神戸U-18(兵庫)は3分に上田駿斗選手が先制点を奪うと、34分に野原健太選手が加点。後半に1点を奪われましたが、逃げ切りに成功し、勝点3を手にしました。ガンバ大阪ユース(大阪)と大分トリニータU-18(大分)の一戦は、松本歩夢選手の先制点で勢いに乗り、3点を奪ったG大阪が勝利。8位・神戸弘陵学園高校(兵庫)をホームに迎えた京都サンガF.C. U-18(京都)は、互いに決め手を欠き、勝点1を分け合う結果となりましたが、京都は順位を一つ上げ、6位に。2位のC大阪は松岡大智選手のハットトリックを含め、7得点を奪って大津高校(熊本)に大勝。勝点差6を保ち、首位の広島を追いかけています。

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