高円宮杯U-18プレミアリーグのEAST第10節が、7月18日（土）と19日（日）に開催されます。今節はシーズン後半の初戦で、ここから対戦カードが2巡目に入ります。

第2クールに入って2勝1分けと好調の青森山田高校（青森）は流通経済大学付属柏高校（千葉）と対戦。第8節に鹿島アントラーズユース（茨城）と引き分け、前節はFC東京U-18（東京）を逆転で退けるなど、上位陣から確実に勝点を手にしたことで自信を深めています。一方の流経大柏は、4連敗中で元気がありません。ここ3試合、シュートを1ケタに抑えられている上、「終盤に運動量が落ちている」と本田裕一郎監督。同じ高体連の相手に意地を見せたいところです。

大宮アルディージャユース（埼玉）は柏レイソルU-18（千葉）をホームに迎えます。大宮は依然、無敗をキープ。ここまで喫した6失点のうち4失点がセットプレーからと、流れの中では攻守に安定感を誇ります。「試合を重ねるごとに、勝ち切れるようになってきた。選手たちが頼もしい」と伊藤彰監督。今回は前節に劇的な逆転勝利を収めて勢いに乗っている柏が相手ですが、「自分たちらしく、攻撃的なスタイルを崩さずに勝ちたい」と大宮の選手たちは意気込んでいます。

清水エスパルスユース（静岡）とJFAアカデミー福島（静岡）の一戦は、互いに手の内を知り尽くすチーム同士の対決に。「練習などで積み上げてきたことが実を結びつつある」と眞中幹夫監督が語るとおり、アカデミー福島は2年生主体のチームながらも第2クールに連勝するなど、徐々に自信を深めています。今回の一戦では、開幕戦で苦杯をなめさせられた清水から勝点3奪取を狙います。

コンサドーレ札幌U-18（北海道）は市立船橋高校（千葉）と対戦。札幌は、前節の柏戦で残り5分から逆転負け、市立船橋もここ3試合で2敗と、無敗を続けていた第1クールの安定感が影を潜めています。札幌がこれまでに挙げた2勝は、ともに無失点で抑えた末につかんだもの。市立船橋も、開幕後の5試合は攻守のメリハリをつけることで失点を抑え、勝点につなげてきました。ともに相手がボールを持ったときの戦い方を見直し、良い形で中断期間に入りたいところです。

［EAST第10節の注目試合］
鹿島アントラーズユース vs FC東京U-18

首位・鹿島がFC東京とのゲームに臨みます。鹿島は前節、2位・市立船橋（第9節時点）との首位対決で相手のシュートを4本に抑えて勝点3を獲得。後半アディショナルタイムに1点を失ったものの、危なげない内容で首位の座をキープしました。開幕戦でその鹿島に敗れたFC東京の佐藤一樹監督は、「とにかく堅い。1点を取ったら、守り切ってしまう強さがある」と首位チームを評します。FC東京は前節の青森山田戦で逆転負けを喫しており、上位に残るためには連敗ができません。守備をベースに試合を進め、確実にチャンスをものにすることで勝点奪取を狙います。

鹿島アントラーズユース vs FC東京U-18
日時：7月18日（土）11:00キックオフ
会場：県立カシマサッカースタジアム
アクセス：JR鹿島線「鹿島神宮駅」からタクシーで約10分
会場アクセス

プレミアリーグEAST 第10節

7月18日(土)
11:00　青森山田高校　vs　流通経済大学付属柏高校（青森山田高校）
11:00　鹿島アントラーズユース　vs　ＦＣ東京U-18（県立カシマサッカースタジアム）
16:00　大宮アルディージャユース　vs　柏レイソルU-18（埼玉スタジアム２００２ 第２グラウンド）
17:00　清水エスパルスユース　vs　ＪＦＡアカデミー福島（清水ナショナルトレーニングセンター/J-STEP）
7月19日(日)
11:00　コンサドーレ札幌U-18　vs　市立船橋高校（札幌サッカーアミューズメントパーク）

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