JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 大会・試合 > 最新ニュース一覧 > 高円宮杯第28回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 清水や湘南などが4強へ

ニュース

高円宮杯第28回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 清水や湘南などが4強へ

2016年12月24日

高円宮杯第28回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 清水や湘南などが4強へ

「高円宮杯第28回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会」の準々決勝が12月23日(金・祝)、茨城県内の各会場で行われました。

ピックアップマッチ1

セレッソ大阪U-15 1-3(前半1-0、後半0-3) 清水エスパルスジュニアユース

ケーズデンキスタジアム水戸での第1試合では、セレッソ大阪U-15(関西3)と清水エスパルスジュニアユース(東海1)が対戦しました。両チームは互いに前からプレスをかけ合い、激しく主導権を争います。清水は開始4分に立て続けにCKを奪いますが、ボール奪取の迫力で上回るC大阪が徐々に流れをつかみます。すると22分、ビルドアップしようとする清水からボールを奪い、すぐさま攻撃に転換。奥村仁選手がワンタッチで流したボールに抜け出した吉田有志選手が流し込み、C大阪が先制しました。

0-1で前半を終えた清水は、後半開始早々に反撃に出ます。選手間の距離感も良く、うまく相手のマークを外しながら、長いボールも織り交ぜてC大阪ゴールを目指します。すると44分には川本梨誉選手のミドルシュートが弾かれたところを山崎稜介選手が押し込み、試合を振り出しに戻します。そしてその4分後には、左CKで丸山優太朗選手が送った絶好のボールを、林航輝選手が頭で合わせて逆転に成功。さらに4分後には、右サイドからのクロスボールを青島太一選手が左足で合わせて、清水が3-1とリードを広げました。C大阪は攻撃のカードを切り、選手の配置も変えて攻め込もうとしますが、シュートを放つことができません。結局スコアはそのまま動かず、清水がベスト4入りを決めました。

試合詳細はこちら

ピックアップマッチ2

東京ヴェルディジュニアユース 1-2(前半0-1、後半1-1) 湘南ベルマーレU-15平塚

ケーズデンキスタジアム水戸の第2試合では、東京ヴェルディジュニアユース(関東1)と湘南ベルマーレU-15平塚(関東7)が対戦しました。地域リーグの関東1部で優勝した東京Vは、ボールを動かしながら空いたスペ―スを狙います。対して、リーグは2部ながら今大会で快進撃を見せてきた湘南は攻守に渡って豊富な運動量で前に出る姿勢を示します。試合は湘南が先にスコアを動かします。35分、右からのクロスボールのこぼれ球にファーサイドで反応した奥津玲太選手が左足を強振。ボールは逆サイドのネットに突き刺さり、これが先制ゴールとなりました。

その後は追いつこうとする東京Vに対して、湘南も足を止めずに追加点を狙いにいきます。互いに惜しい場面をつくった後、次のゴールも湘南に生まれました。後半の63分、それまでポストプレーもこなして体を張っていた中村龍雅選手が、スローインからのワンツーで右サイドを抜け出します。相手GKの位置をよく見た中村選手は、落ち着いてループ気味のシュートを逆サイドのネットに収めました。2点を追う東京Vは攻勢を増し、79分までに交代枠を使い切ります。その執念は実り、終了間際にFKから押し込み1点を返しますが、反撃はそこまで。湘南が準決勝進出を果たしました。

試合詳細はこちら

準決勝は26日(月)、味の素フィールド西が丘(東京)で行われ、決勝進出チームが決まります。

監督・選手コメント

西尾隆矢 選手(セレッソ大阪U-15)
立ち上がりは良かったのですが、ハーフタイムに気を抜いてしまったのが敗因かなと思います。強豪から先制したのがうれしくて、浮足立っていた部分がありました。その隙を見逃さなかった相手が上手だったと思います。今大会は、僕ら3年生にとっては最後の大会で、いかにチームが一丸となって戦うかが大事だと思っていました。プレー面だけではなく人間性など、いろいろなことを一番多く学べる大会でした。

山崎稜介 選手(清水エスパルスジュニアユース)
この大会では点が取れているので、FWとしては良いことだと思います。前半は思うようにいかなくて、後半どう変えようかとハーフタイムに話し合いました。足が動いていなかったし、周りが見えずに選手間の距離が遠かったような気がしたので、もっと皆でやりたいことを共有するよう意識しました。後半に入ってすぐに追いつけたので、良かったです。ここまで2試合連続で先制を許しているので、この先は試合への入り方が大事になると思います。

ジョゼ・アントニオ 監督(東京ヴェルディジュニアユース)
自分たちの長所を発揮することができず、難しい試合になりました。私たちはボールを持ったときに考える時間が長くなり、相手のプレッシャーを受けました。サイドチェンジも少なかった。力が入り過ぎて、視野が狭くなっていたのでしょう。でも、私が求めることを、選手たちは一生懸命やろうとしてくれました。選手たちは、この1年間でとても成長しました。子どもたちには大きな可能性があると思います。

中村龍雅 選手(湘南ベルマーレU-15平塚)
今まで一度も勝ったことがない相手だったので、強い気持ちで試合に臨みました。ベンチ外の選手もサポーターも含めて、チームがひとつになったからこその勝利だと思います。ここまで僕はノーゴールだったのですが、この試合で1点を決めて、チームを勝利に導くことができてうれしく思います。今日は勝ちましたが、終盤に声が出なくなるなど課題もあります。準決勝までにその課題を克服して、次の試合に臨みたいと思います。さらに勝ち進む手応えはあります。

高円宮杯第28回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会

2016年12月17日(土)~2016年12月28日(水)
1回戦~準々決勝:茨城県内会場
準決勝~決勝:味の素フィールド西が丘(東京都)
大会情報はこちら
日程・結果詳細はこちら

アーカイブ
大会・試合
NEWS メニュー

過去の大会はこちら

JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー