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第98回天皇杯 流通経済大が接戦を制する

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2018年05月28日

第98回天皇杯 流通経済大が接戦を制する

天皇杯JFA第98回全日本サッカー選手権大会の1回戦が5月27日(日)、各地で開催されました。岩手県盛岡市のいわぎんスタジアムではJ3のグルージャ盛岡(岩手県代表)と流通経済大学(アマチュアシード)が顔を合わせました。

試合は開始早々動きます。2分、流通経済大が相手陣内でFKを獲得。キッカーの小池裕太選手がゴール前にクロスボールを送ると、中央で待ち構えるアピア・タウィア久選手がジャンプ一番、高い打点のヘディングで合わせ、先制点をマークします。「毎日取り組んでいたヘディングの練習の成果が出た」と中野雄二監督も称賛する一発で、流通経済大がリードを奪いました。

序盤の1点で楽になったはずの流通経済大ですが、この後はボールを動かすもチャンスをつくれない時間が続きます。ラストパスの精度を欠き、盛岡の速攻にさらされる回数が増えていきました。

対する盛岡は、序盤の失点にも動揺することなく試合を運びます。追加点を与えないことを念頭に置きつつ、サイドアタックに活路で見いだそうとします。そして45分、地道に続けてきた攻撃がようやく実を結びます。白石智之選手と江頭一輝選手の連係で右サイドを突破すると、最後はゴール前の嫁阪翔太選手が押し込み、前半終了間際に同点とします。

前半を良い形で終えた盛岡は、後半もスピーディーな攻撃でチャンスをつくり出します。52分には左サイドから送られたクロスボールを白石選手が折り返し、高柳昂平選手がゴールを狙うなど、ピッチを広く使った攻撃で相手ゴールを脅かします。

一方、盛岡の攻撃を受ける時間が長くなっていた流通経済大ですが、少ないチャンスを逃しませんでした。74分、新垣貴之選手が仕掛けた突破から、小野寺湧紀選手と髙澤優也選手がつなぎ、目の前にこぼれてきたボールに渋谷峻二郎選手が反応。左足を強振すると、グラウンダーのシュートが相手ゴールのニアサイドを破りました。

再びリードした流通経済大は、高い位置で相手にプレッシャーをかける場面と、一度自陣に引いて攻撃を阻止する場面をうまく使い分けながら試合を運びます。終盤、DFアピア選手が負傷交代するアクシデントに見舞われましたが、選手同士が大きな声で指示を出し合い、守備の連係を確認。80分以降は、それまで中盤の底を務めていた小野原和哉選手が最終ラインに入って守備陣を統率します。

1点を追う盛岡は後半終了間際、宮市剛選手のロングスローのこぼれ球に鈴木達也選手がボレーシュートで合わせましたが、ボールは枠外へ。1点のリードを守り切った流通経済大が初戦突破を果たしました。

監督・選手コメント

菊池利三 監督(グルージャ盛岡)
残念な結果になりました。レベルの高い選手を抱える相手に対し、J3クラブとしての力を見せられればと思っていましたが、その狙いは実現しませんでした。われわれはリーグ戦で4連敗をしていたので、悪い流れを払拭するためにも今回の試合に勝ちたかったのですが、立ち上がりの軽いプレーで失点してしまいした。とはいえ、チームには可能性も感じました。今までであれば序盤の失点が大量失点につながっていましたが、前半のうちに追い付いたことはプラスに捉えています。

MF #26 山田陸 選手(グルージャ盛岡)
セットプレーでの失点が続いている中、絶対に同じ間違いをしないようチーム内で話していたのですが、最初のプレーで失点してしまいました。前半のうちに追い付いたけど、終盤に引き離されました。不調の要因が何か分からない、もどかしい気持ちです。守備も攻撃も含めて、サッカーの難しさを感じています。ただ、この苦しい状況を乗り越えれば、見えるものもあると思います。個人としても、ポジション争いに勝って成長につなげていきたい。気持ちを切り替えて頑張ります。

中野雄二 監督(流通経済大学)
試合には勝つことができましたが、守備の面でミドルレンジの高い位置から奪いにいき、奪ったボールを素早く運ぶという自分たちの持ち味を出せませんでした。攻撃面では有効なサイドチェンジをするというテーマの下、日々の練習にあたっているのですが、今日はその場面も少なかった。唯一、試合に勝ったことが良かった点だと思っています。選手たちは、J3のチームを倒して、次はJ2のチームを倒すぞと意気込んでいますが、内容はまだ乏しいものでした。

FW #7 渋谷峻二郎 選手(流通経済大学)
前半は、日ごろの練習で意識していることを体現できませんでした。ハーフタイムに監督から「自分たちが普段やっていることを発揮しないと勝てない」と厳しく言われ、「普段通り」をあらためて意識しました。終盤は厳しい時間もありましたが、何とか勝つことができました。僕たちはアマチュアですが、夢はJリーグの選手になること。今日の相手はJ3に所属しているので、その相手を倒せばプロに行けるという指標になります。勝ちにいった結果、次のステージに進むことができてうれしいです。

【1回戦】5月26日(土)、27日(日)
【2回戦】6月6日(水)
【3回戦】7月11日(水)
【ラウンド16(4回戦)】8月22日(水)
【準々決勝】10月24日(水)
【準決勝】12月16日(日)
【決勝】12月24日(月・振休)

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