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岡山県作陽高校の三好達也監督が大会への意気込みを語る ~JFA 第24回全日本フットサル選手権大会~

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2019年02月22日

岡山県作陽高校の三好達也監督が大会への意気込みを語る ~JFA 第24回全日本フットサル選手権大会~

フットサルの日本一を決するJFA 第24回全日本フットサル選手権大会が3月2日(金)に開幕します。ここでは、高校チームとして21大会ぶりに出場する岡山県作陽高校の三好達也監督に、大会への意気込みを聞きました。

――高校チームとしては第3回大会の旭川実業高校以来、21大会ぶりの出場を決めました。

三好 例年、3年生はJFA 全日本U-18フットサル選手権大会を最後に、サッカーに復帰しますが、今年の3年生は「本気で全日本フットサル選手権の予選を戦いたい」と言ってきました。僕も夏が終わるとサッカーのコーチに戻るのですが、今年はそういった熱い思いを持っている生徒が多く、一年間ずっと見続けた初めての年でした。そういう中で橋本澪良もU-19フットサル日本代表に選ばれて、同代表の鈴木隆二監督からも継続的に練習をしてほしいと言われていました。いろいろな方面からの影響があって、結果的に年末まで続けたことが本大会出場につながったのではないかと思います。

――岡山県大会、中国地域大会では大学チームや社会人チームを破っていずれも初優勝を飾りました。

三好 広島エフ・ドゥがFリーグ枠で本大会から出場するということで、地域大会には出なかったのが大きかったと思います。特別にしたことと言えば、スカウティングで生徒を連れてリーグ戦を見に行って、対策はかなりしました。終わってからいろいろな指導者に言われたのは「高校生だからフィジカル的に弱いと思っていた」ということ。そこは1年かけてやり続けたテーマなので、フィジカルで負けないどころか勝てたのは大きかったかもしれません。選手はよくやってくれたと思います。

――全国大会出場を決めたときの選手たちの反応はいかがでしたか?

三好 僕は、「帝京長岡高校に負けたJFA 全日本U-18フットサル選手権よりも中国大会で優勝するほうが難しいよ」という話をしていました。大会を終えて、彼らは「僕たちすごいことをしたんじゃない?」ということを言っていました。僕も、選手も信じられない感じでした。大会では、勝ったらどこと当たるというような先のことは一切考えず、一試合一試合チャレンジャーとして全力で立ち向かえたことが良かったのかもしれません。

――大会の組み合わせが決まり、1回戦はF1リーグのバルドラール浦安と対戦します。

三好 もちろん勝利を目指しますが、こういう真剣勝負の場でそういうチームと対戦できることはないので、指導者としてはできるだけいろいろな仕掛けができるように準備しておいて、それがどれくらい通用するか楽しみです。それで終わったときに勝っていればいいですし、足りなかったら負けてしまうわけですが、何も起こすことができないまま、“とにかく対戦できてよかった”というゲームにはしたくないと思っています。

――カテゴリーが違うので、どのような戦いになるか想像できません。

三好 僕もできないです(笑)。ただし、イメージはかなり明確に頭にあります。スタイルがあると強みも弱みもあるので。弱みに漬け込めるのか、強みで圧倒されて終わっちゃうのかは実際に対戦してみないと分かりません。

――作陽高校サッカー部は長らくフットサルの活動を行ってきましたが、改めて高校生がフットサルに取り組むことのメリットはどういったことが挙げられるでしょうか。

三好 育成年代でフットサルへの認知が高まるということは、サッカーにも必ずつながると思っています。フットサルにより攻撃や個人戦術もそうですが、組織的な守備やセットプレーのレベルが上がり、子どもたちの理解が深まれば、サッカーをプレーするときの感覚も変わってくるのではないかと思います。うちの生徒は明らかにサッカーIQが高まっています。日本中にフットサルを取り入れるチームが増えてきたら、日本のサッカーが変わっていくのではないかと思います。僕自身にそんな影響力はないのですが(笑)。

――最後に日本一を決める大会への意気込みを聞かせてください。

三好 今回は大学チームも出ていないので、学生チームとして注目されることはすごくうれしいです。まだ対戦していないので結果はどうなるか分かりませんが、ただ出場したというだけではなくて、高校生が頭を使って、プロを苦しめるところまでいければ、日本中のフットサルをこれまで盛り上げてきたユース年代の指導者の方々の一つの成果になるのかなと思います。僕がフットサルを始める前にいろいろな方々がいて今のチームがあると思っているので、今回の全国大会はそういうものを背負って本気で立ち向かいたいです。

1回戦・2回戦
大会期間:3月2日(土)・3日(日)
会場:静岡県/エコパアリーナ、愛知県/武田テバオーシャンアリーナ、大阪府/岸和田市総合体育館、兵庫県/兵庫県立総合体育館

準々決勝~決勝
大会期間:3月8日(金)~3月10日(日)
会場:東京都/駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場

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