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C大阪、坂元選手の同点ゴールで引き分け、2勝1分で前半戦折り返し

2021年07月05日

C大阪、坂元選手の同点ゴールで引き分け、2勝1分で前半戦折り返し

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2021東地区グループステージに出場しているセレッソ大阪は6月30日(水)、グループJ第3戦で地元タイのポートFCと対戦。後半途中出場のMF坂元達裕選手の同点ゴールで1-1と引き分けて、勝点1を積み上げ、2勝1分で前半戦を折り返しました。

タイのブリーラムで戦うセレッソは、暑さの残る夕方のキックオフでACL本戦初出場ながら、自国開催での大会で高温多湿の気候も味方に大会2勝目を目指すポートと対戦。3連勝を狙うセレッソは3日前の傑志(香港)戦から先発10人を入れ替え、今季のJリーグで出場機会を得ていない選手もいる顔ぶれながら、徐々に試合のペースをつかみ、相手ゴールに迫る場面を作りました。

前半16分にMF為田大貴選手が左サイドを切り込んでシュートを放ち、2分後には相手DFの裏を取ったFW加藤陸次樹選手が右足を振り、23分、25分にはFW大久保嘉人選手が立て続けのシュートで相手ゴールを脅かします。さらに29分には大久保選手の折り返しに反応した加藤選手のシュートがクロスバーに弾かれ、チャンスを作りながらゴールを割ることができません。
ポートはMFシワコーン・ジャックプラザ選手とタイ代表経験もあるMFパコーン・プレムバック選手が左右それぞれのサイドで仕掛け、前半28分にはDFフィリップ・ローラー選手がスピードに乗ったドリブルで攻め上がってクロスを送り、マダカスカル代表FWジョン・バッジョ選手がゴール前に詰めますが、セレッソGK松井謙弥選手がセーブで対応します。
そして、試合は前半終了直前に思わぬ形で動きます。
前半アディショナルタイムに、ポートGKからパスを受けたパコーン選手が自陣右サイドからセレッソゴールへ向けて右足を振ります。するとこれが、GK松井謙弥選手の手前で大きくバウンド。セレッソGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれました。
1点ビハインドとなったセレッソは後半開始からMF高木俊幸選手とDF瀬古歩夢選手、さらに67分にはMF清武弘嗣選手と坂元選手を投入すると、前線でのプレーが活性化します。
そして80分、右サイドで仕掛けた坂元選手が清武選手にボールを預けて一気に加速。清武選手のヒールパスでの戻しを受けると、左足を鋭く振ってゴールネットを揺らしました。
同点に追いついて勢いも出たセレッソは、その後も相手ゴールに迫り、試合終了直前には左サイドでFKのチャンスを得ます。このセットプレーで清武選手がゴール前に詰めた瀬古選手に合わせますが、わずかな差で相手GKにセーブされました。
勝利を諦めないポートも粘り、試合終了直前にローラー選手の右サイドの素早い攻め上がりからFWヌルル・シーヤンケン選手がシュートで決勝ゴールを狙いましたが、枠を捉えることはできずに1-1で終了。両者が勝点1を分け合いました。
このあとの試合で傑志が広州FC(中国)に1-0で勝って2勝目で2位に浮上、首位で前半戦を折り返したセレッソに勝点1差に詰め寄りました。ポートは1勝1分1敗の勝点4で3位、広州は3連敗。セレッソは3日後の7月3日の第4戦で再びポートと対戦します。

G大阪、チェンライに終了間際に追いつかれて2位に後退

ガンバ大阪は7月1日(木)(日本時間2日)にタシュケントでタイのチェンライ・ユナイテッドと対戦し、試合終了間際に失点を喫して1-1で引き分け、1勝後の2試合連続ドローでグループH首位から2位に後退しました。

前節の全北現代モータース(韓国)戦から先発10人を変更して臨んだガンバは、前半チャンスを作りながら得点を奪うことはできずに0-0で折り返し、後半開始早々に前半交代出場したFW一美和成選手のパスを受けたDF佐藤遥大選手のクロスをFWレアンドロ・ペレイラ選手が押し込んで先制します。

しかし、後半半ば頃からチェンライが反撃。ガンバは選手交代で形勢建て直しを図りながら、1点リードを保持して後半アディショナルタイムに入りますが、粘るチェンライは最後の時間帯もボールを保持して攻め続けます。94分、FWシワコーン・ティアトラクル選手のミドルシュートを止めたガンバDFのクリアボールにFWビル選手が反応。左足で決められて追いつかれました。

ガンバはこの結果、1勝2分で勝点5。タンピネス・ローバーズFC(シンガポール)に9-0の圧勝で2勝目を挙げた全北が勝点を7、得失点差も10に伸ばして首位に立ちました。

ペレイラ選手は「ゴールを獲れたことは自信になるし、相手のことや次の試合で自分たちがすべきことがはっきり見えた。次はグループステージ突破に一番大事な試合になる。全力を出せるようにしっかり準備をしたい」と、3日後の再戦での挽回を期していました。

名古屋、4連勝で突破へ大きく前進

バンコクで戦っているグループG首位の名古屋グランパスは7月1日(木)に、ラチャブリFCとの第2戦に臨み、FW柿谷曜一朗選手の1ゴール1アシストなどで3-0の勝利を挙げて4連勝。グループステージ突破へ大きく前進しました。

3日前のラチャブリとの第1戦に4-0と勝利した名古屋でしたが、その対戦から先発6人を変更したラチャブリに守備を固められて苦しみます。しかし、後半開始早々の50分にFWマテウス選手が今大会3得点目のゴールで先制。60分にはFW山﨑凌吾、FW相馬勇紀、MF米本拓司の3選手を投入して攻撃を畳みかけます。
すると73分に柿谷選手が豪快に右足を振り抜いて2-0とし、その6分後には柿谷選手のパスに山﨑選手が反応して2戦連続得点をマーク。名古屋が勝点3を手にしました。

4連勝で2位の浦項に勝点3差で上回る名古屋は、次節4日の結果次第では、浦項との最終戦を待たずにグループステージ突破が決まります。名古屋の次戦はマレーシアのジョホール・ダルル・タクジム(JDT)で、開幕戦で名古屋が1-0と勝った相手です。

柿谷選手は「相手の『守る』というパワー以上に、自分たちの『得点する』と言う気持ちを見せた結果」と、チームの戦う姿勢に胸を張りました。

名古屋のマッシモ・フィッカデンティ監督も、「外から見ているほど簡単ではない4試合だったが、我慢しながら戦い最後に結果を出すことができている。残り2試合もしっかり勝って日本に帰りたい」と話しています。

川崎、橘田選手の3得点などで3連勝

川崎フロンターレは7月2日(金)にタシュケントでグループI第3戦のユナイテッド・シティ(フィリピン)戦に臨み、新卒ルーキーMF橘田健人選手のハットトリックやU-24日本代表MF三笘薫選手の2得点などで8-0と圧勝。3連勝の首位で前半戦を折り返しました。

大勝した北京(中国)戦から先発6人を変更。負傷で長期離脱していたMF大島僚太選手が前2試合でのベンチスタートから復帰後初先発で登場し、橘田選手と組んだインサイドハーフで攻撃のリズムを作ります。

前半33分には大島選手の右CKをDF谷口彰悟選手が頭でつないでファーサイドに入った三苫選手が先制。その9分後には大島選手が左サイドから中央へ持ち込み、FWレアンドロ・ダミアン選手の落としに右足を振って今季初得点をマークして、チームは2-0でリードします。
後半開始からはMF脇坂泰斗選手とDF車屋紳太郎選手を投入し、谷口選手をボランチへシフトして攻撃を展開。50分に右サイドの崩しからダミアン選手のゴールでリードを広げ、56分からは橘田選手が約15分間でハットトリックを達成します。
1点目は脇坂選手のパスに右足を振り、9分後には相手GKがDFジェジセウ選手の縦パス処理にもたついたこぼれ球に反応。さらにその4分後、ダミアン選手のシュートのリバウンドを受けてゴールネットを揺らしました。
川崎は終盤82分に三苫選手、後半アディショナルタイムに脇坂選手が決めて大勝。この日、北京FC(中国)に5-0で勝って2位に付ける大邱FC(韓国)に勝点3差、総得点18で得失点差5のリードを奪っています。
短時間でのハットトリックは初めてという橘田選手は、「得点を獲ることはこだわっているで、そこは評価できると思う」としながらも「それ以外の部分であまり満足できるプレーをしていない。もっと取り組んでいきたい」と冷静に振り返っていました。

コメント

レヴィ・クルピ 監督(セレッソ大阪)
前半を含めて我々の方が勝利に近い内容だったと思います。2点目を獲れていれば最高の内容でしたが、選手たちは勝利を目指してタフにハードに戦い抜いてくれました。私は普段のリーグ戦ではあまり先発を変えずにチームのベースを維持することにしていますが、今回は中2日で試合が続くので、選手のコンディションを考えて、選手の良いところを最大限に引き出すことを考えて先発を決めました。先発の選手の中には普段の試合で出場機会がなかった選手たちもいて、その分、試合勘が良くないところもあったかもしれませんが、絶対に点を獲って勝つという強い気持ちで最後まで戦ってくれました。

MF 坂元達裕 選手(セレッソ大阪)
相手が前から来る中で、前半からいい状態でチャンスを作れていましたが、相手がリードした後はブロックを作ってなかなか攻め手が見つからない時間帯が続いていて、清武選手とは近い位置で崩していこうと話していました。それができたと思います。相手は前から強い選手も個人技のある選手も多かったので、その中で苦しみました。最後に追いついて、あの流れでもう1点決めることができなかったのは、自分たちの課題だと思います。

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