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第1回ソーシャルフットボール地域選抜選手権、関西選抜が栄冠を獲得

2018年11月21日

第1回ソーシャルフットボール地域選抜選手権、関西選抜が栄冠を獲得

第1回ソーシャルフットボール地域選抜選手権が11月10日(土)、11日(日)の両日、帝京科学大学(東京都足立区)で開催されました。

ソーシャルフットボールは精神疾患や精神障がいのある人がプレーするフットボールで、近年、全国的な広がりを見せています。競技は通常5対5のフットサル形式で行われていますが、女子選手を含む場合に限り、最大6人がピッチに立つことができます。

記念すべき第1回大会に参加したのは、東北、関東、甲信越北陸、東海、関西、中国、四国、九州の選抜8チーム。それぞれの地域の予選大会等に出場したチームから選ばれた選手で構成されています。

大会は、4チームずつのリーグ戦を行った後、各グループ4チームがノックアウト方式の決勝ラウンドに進出。決勝は、九州選抜と関西選抜の対戦となり、4-3の激戦の末に関西選抜が初代王者に輝きました。

会場となった帝京科学大学の全面協力の下で行われ、選手たちは多くの応援を背に懸命にプレー。選手や関係者の笑顔あふれる大会となりました。

【最終順位】

優勝 関西選抜
準優勝 九州選抜
第3位 東海選抜
第4位 東北選抜
第5位 関東選抜
第6位 四国選抜
第7位 甲信越北陸選抜
第8位 中国選抜

【個人表彰】

最優秀選手 北澤誠司(関西選抜 No.5)
得点王 八木英充(九州選抜 No.10)11得点
なでしこ賞 西村幸奈(関西選抜 No.8)

監督・選手コメント

真庭大典 監督(関西選抜監督)
関西各地から集まる選抜チームでは練習で集まる時間にも限りがありましたが、それでも、チームでしっかりと準備をして、意思統一をできたと思います。精神障がいや疾病のため、選手はなかなかポジティブに考えられないのが特徴。それでも選手・スタッフ一丸となり、ポジティブにチームをつくることができたのが良い雰囲気、勝利につながりました。チームワークが良く連携して闘い、事前に対戦相手を研究しチームで共有しました。そして、目標通り結果を出すことができました。(前身の大会含め)関西チームの久しぶりの優勝。関西から日本を盛り上げていきたいと思います。

佐々木一樹 選手(キャプテン/関西選抜No4)
ソーシャルフットボールと出会って1年くらいになります。チームとして連携が良く、全員の力で戦うことができました。今回は、所属チームを超えて関西選抜にチャレンジしました。自分のプレイを見せることができたと思います。今回の経験を生かして、チームメイトからも安心してもらえる選手になりたいです。自分の所属チームでも日本1位を目指していきたいと思います。自分は双極性障害で特に不眠症もある。生活を整えていくことも、フットサルとともに目標です。

北澤誠司 選手(最優秀選手/関西選抜No5)
自分達にこうした挑戦をする機会を与えてもらったことに感謝しています。自分だけでなくチームの皆の力で勝ちとった優勝と、MVP受賞だと思います。

八木英充 選手(得点王/九州選抜No10)
自分の頑張りがこうして評価してもらえることはなかなかないと思います。非常にうれしく思います。チームの結果は悔しいですが、もっと強くなって優勝を目指していきたいと思います。

西村幸奈 選手(なでしこ賞/関西選抜No8)
優勝もできて、なでしこ賞も受賞できたことがとてもうれしいです。子供にもお母さんやったよ、と自慢できると思います。

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