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浦和が関東大会決勝の再戦を制しファイナルへ JFA 第24回全日本U-15女子サッカー選手権大会

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2019年08月02日

浦和が関東大会決勝の再戦を制しファイナルへ JFA 第24回全日本U-15女子サッカー選手権大会

JFA 第24回全日本U-15女子サッカー選手権大会は、8月1日(木)に準決勝の2試合を行い、決勝進出チームが決まりました。

ピックアップマッチ

スフィーダ世田谷FCユース 0-2(前半0-1、後半0-1)浦和レッドダイヤモンズレディースジュニアユース

スフィーダ世田谷FCユース(関東2/東京)と浦和レッドダイヤモンズレディースジュニアユース(関東1/埼玉)の準決勝は、関東大会の決勝と同じカードとなりました。関東大会から今大会までの間にはリーグ戦でも対戦しており、戦績は1勝1敗。決勝進出を目指すと同時に、互いに「あの試合の借りを返したい」という思いの中でキックオフを迎えました。

先に流れをつかんだのは、浦和でした。6分、FW竹内愛未選手からのCKをゴール前中央でFW佐藤美海選手が頭を合わせてうまくファーサイドのゴール端に流し込み、浦和が1本目のCKで先制点を挙げました。

一方、S世田谷は1度目のクーリングブレイクで、山田岳暁監督から「体が動いていないので、まず球際で戦う姿を明確に示す」よう指示を受け、徐々にペースを取り戻し始めます。裏を狙ったパスやMF大曽根由乃選手がドリブルで持ち上がるシーンもありましたが、浦和の連動した守備を前にシュートまで持ち込むことができません。前半終了前には縦パスに反応して抜け出したFW久保田真生選手がシュートを放ちましたが、惜しくも枠外。浦和が1点リードしたまま試合を折り返しました。

後半戦は、S世田谷が立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けていきます。しかし「S世田谷さんはスピードもあってフィジカル的にも我々よりも上なので、あらゆる局面で攻守において数的優位になるような選手間の距離感を常に保つこと」(百武江梨監督)を遂行した浦和は、シュートを打たせる前に人数をかけてボールを奪い、逆に自分たちの攻撃に転じます。しばらく拮抗した時間が続きましたが、終了時間が近づく60分、FKのチャンスを得た浦和は、こぼれ球に右足を振り抜いたMF角田楓佳選手が駄目押しの2点目を奪いました。

試合はこのまま終了し、2年ぶりの優勝を目指す浦和が2-0で勝利し、初戦から無失点のまま決勝に駒を進めました。

同時刻に行われたJFAアカデミー福島(東海2/静岡)とNGUラブリッジ名古屋スターチス(東海3/愛知)の対戦では、点を奪われては奪い返すし烈なゲームを3-2で制した名古屋が決勝進出を決めています。

名古屋と浦和が女王の座を賭けて戦う決勝戦は、8月3日(土)11時よりJ-GREEN堺・S1で行われます。また、アカデミー福島とS世田谷の3位決定戦は、同日9時から同会場で行われます。

監督・選手コメント

山田岳暁 監督(スフィーダ世田谷FCユース)
お互いのことをよく分かっているだけに、前半のクーリングブレイクまでの15分が大切だと話をしていましたが、重い動き出しになってしまいました。徐々に自分たちらしく粘り強く戦うことができ、サッカーの内容としては盛り返せましたが、最後の点を取る部分や球際の質などのテクニカルな部分の課題は、次に持ち越しです。2回戦や3回戦は自分たちで良い雰囲気をつくることで厳しい中でも勝ち上がってきましたが、この試合では技術や狙いを発揮する前にメンタルのコントロールができないといけないと感じました。前年覇者との対戦になる3位決定戦では、悔いのないよう精一杯サッカーでぶつかっていきます。

MF #22 大曽根由乃 選手(スフィーダ世田谷FCユース)
関東大会では敗れましたが、そのあとのリーグ戦では勝利していました。あちらもその借りを返そうという気持ちで来るだろうと思っていましたので、それを押し返せるよう、私たちもどんどん前に仕掛けていこうと試合に入りました。実際始まると引き気味になってしまい、相手にペースを握られてしまいました。1つ1つの試合を丁寧に全力で戦い、これまで3位が最高位だったクラブの歴史を塗り替えようとこの大会に臨みました。決勝進出を果たせなかった悔しい気持ちと課題にしっかりと向き合い、絶対に勝利するんだという気持ちで3位決定戦を戦います。

百武江梨 監督(浦和レッドダイヤモンズレディースジュニアユース)
S世田谷さんは縦に勢いのあるチームでしたので、最後まで集中を切らすことなくケアし、悔いのないよう戦おうと声をかけましたが、選手たちが「絶対に勝ちたい」という強い気持ちで戦ってくれたことが勝利に繋がったと感じています。去年は優勝できなかったので、先輩の分も借りを返したいという想いや怪我や体調不良でこの大会に来られなかった仲間への想いを苦しいときの支えにして、チームみんなで力を合わせてくれました。この大会は非常にハードですので、食事や睡眠など、試合と同じぐらいオフ・ザ・ピッチの部分も大切にしています。しっかりと回復に努め、決勝に臨みます。

FW #36 佐藤美海 選手(浦和レッドダイヤモンズレディースジュニアユース)
これまでは1勝1敗の戦績で引き分けの状態なので、ここで絶対に勝って真の勝者になろうという気持ちで試合に臨みました。始まる前から厳しい試合になることはわかっていましたが、ボールを奪いに行くときもカバーでき、奪ったあとも良い位置に仲間がいることでパスをつなぐこともできました。最後まで明るく元気にみんなで協力して戦えたことが良かったと感じています。目指すのは、もちろん優勝です。決勝戦でも全員で協力して最後まで戦い抜きたいです。私自身もしっかり走り、得点を挙げてチームに貢献したいです。

8/1 準決勝 ダイジェスト動画

大会期間:2019年7月27日(土)~8月3日(土)
大会会場:J-GREEN堺(大阪府堺市)

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