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【キリンチャレンジカップ2019プレビュー】堅守のパラグアイと鹿嶋で激突 二次予選への壮行試合で弾みをつけられるか

2019年08月26日

【キリンチャレンジカップ2019プレビュー】堅守のパラグアイと鹿嶋で激突 二次予選への壮行試合で弾みをつけられるか

SAMURAI BLUE(日本代表)は9月5日(木)、茨城/茨城県立カシマサッカースタジアムで開催するキリンチャレンジカップ2019でパラグアイ代表と対戦する。

コパアメリカで準々決勝に進出

2018FIFAワールドカップロシアの激闘から1年余り、早くもSAMURAI BLUE(日本代表)の2022年カタール大会に向けた戦いが幕を開ける。初戦は9月10日(火)、アウェイでのミャンマー戦。過去を振り返っても、予選初戦は対戦相手のレベルに関係なく、難しい試合になったことも少なくない。それだけに、ミャンマー戦の5日前に行われるこのパラグアイ戦は、チーム状態を確認し、結束を図る上でも重要かつ願ってもない機会となる。直近の対戦は2018年6月12日の国際親善試合。乾貴士の2ゴールなどにより4-2で勝利し、ワールドカップ本戦に弾みを着けた一戦だ。

「SAMURAI BLUE、パラグアイに4-2勝利で西野体制初白星 ~乾選手が2得点~」(2018. 6.13掲載)

パラグアイは日本も出場した今年6~7月のCONMEBOLコパアメリカブラジル2019で、準々決勝に進出した。グループステージではアルゼンチンと1-1、準々決勝では優勝したブラジルと0-0など、大国を向こうに回して大健闘。準々決勝は90分を終えた後、規定により延長戦なしのPK戦で惜しくも敗れたが、エドゥアルド・ベリッソ監督は「勇敢で堂々たる戦いをしてくれた」と胸を張った。FIFAワールドカップ出場は2010年南アフリカ大会以来遠ざかっているが、来年3月開始のカタール大会南米予選に向けても自信を深めたはずだ。

堅守を打開して決定機をものにできるか

その持ち味は何といっても堅守だろう。勇ましく粘り強かった先住民グアラニー族の資質を受け継ぐともいわれる選手たちは、ボールを支配され押し込まれても決して動じない。ゴール前をグスタボ・ゴメス、ファビアン・バルブエナといった屈強なセンターバックを中心に分厚く守り、シュートやクロスをはね返す。GKロベルト・フェルナンデスは、コパアメリカの全4試合で勝敗にかかわらずマン・オブ・ザ・マッチに選出されたほど好守が光った。この堅い守備を基盤に、機を見て鋭いカウンターアタックを繰り出す。前線にはミゲル・アルミロン、デルリス・ゴンサレスなど技術力の高い選手を配置。意表を突いたドリブル突破や、1本の決定的なパスで得点チャンスをつくることができる。

互角以上の戦いを見せたコパアメリカのウルグアイ戦やエクアドル戦のように、日本はパラグアイ相手にもパスをつなぎ、攻勢をキープできるだけの力を備えている。そのような展開の中で、人数を割いてスペースとシュートコースを狭めるパラグアイの守備をいかに崩すかが見どころ。エクアドル戦後に「チャンスをつくりながらも決定力を上げられるかといった部分で、力をつけていきたい」と森保一監督が語った課題の解決に向けて、格好のスパーリングパートナーといえるだろう。加えて大切なのが危機管理。強豪に対しても「勇気を持って守備ラインを前に押し出そう」(ウルグアイ戦後の植田直通)というのが日本のスタンスである一方、経験豊富な相手はカウンターアタックやロングパスで常にその隙を狙ってくる。この点をしっかり対応できれば、勝利の確率は高まるはずだ。

SAMURAI BLUE(日本代表)対 パラグアイ代表
開催日時:2019年9月5日(木) 19:20キックオフ(予定)
会場:茨城/茨城県立カシマサッカースタジアム

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