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【SPECIAL】新春インタビュー 清水梨紗 選手(リバプールFC/イングランド)
2026年01月09日

勝利にこだわる一年に
2025年10月の欧州遠征で約1年3カ月ぶりになでしこジャパン(日本女子代表)に復帰。けがによる長期離脱を乗り越えた清水梨紗選手に復帰までの道のりや26年の抱負を聞きました。
※このインタビューは2025年12月15日に実施しました
周囲への感謝の気持ちが強くなった
――2025年はリハビリからの復帰、リバプールFCへの期限付き移籍、なでしこジャパン復帰も果たしました。どんな1年でしたか。
清水 苦しい時間の方が長かったですが、苦しい時期ですら「いい経験だった」と思える出来事も多く、トータルで考えれば、本当に「頑張ってきてよかった」と思う年でした。
第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)でけがを負い、負傷離脱を余儀なくされた
――「いい経験だった」と思えたのはどんなときでしたか。
清水 まず、サッカーができる状態に戻れたことがうれしかったです。マンチェスター・シティで実戦に復帰できたことも、リバプールでコンスタントに試合に出て得点に絡めたことも、すべてが大きな喜びでした。何より代表に戻れたとき、「頑張ってきてよかった」と心から感じました。
――海外での長期リハビリには、日本とは違う難しさもあったと思います。
清水 トレーニングよりも、不安を抱えながら続ける精神面がつらかったです。(リハビリに)行きたくないと思う日もありましたが、周囲の支えに助けられ、人に恵まれていると強く感じましたし、感謝の気持ちがさらに強くなりました。復帰を待ってくれる人や近くで支えてくれる人を常に意識していて、その人たちのために頑張れた期間でもあります。
リハビリ期間は「周囲の支えに助けられ、人に恵まれていると強く感じた」と振り返る
――ピッチに戻ってから、以前と比べて変わったと感じる点は?
清水 もともと感情の浮き沈みは大きくありませんが、何が起きても冷静に受け止められるようになったと思います。膝のケアへの意識はもちろん、1年間ピッチに立てなかったことでいろいろな角度からサッカーを見るようになりました。復帰直後は試合勘が戻らずに苦労しましたし、自分が思い描くプレーができない時期もありました。負傷明けに理想と現実のギャップに苦しめられる選手もいると思うのですが、自分は「サッカーを続ければ元に戻れる」と前向きに考えていました。
――サッカーと向き合う気持ちの面で、変化はありましたか。
清水 プレーの悩みはありますが、サッカーができていることが幸せで、悩むこと自体が「サッカーができている証」だと思えるようになりました。「ピッチでの悩みは自分次第で解決できる」という考え方になったのも大きな変化です。
――リバプールでの現状と、チームへの思いを教えてください。
清水 けが明けの今年は、試合に出ることを最優先して期限付き移籍を決め、コンスタントに出場できるようになりました。チームは結果が出ずに苦しい状況ですが、方向性は間違っていないと思っています。ガレス・テイラー監督のことはシティ時代からよく知っていて信頼していますし、チームメートの(長野)風花ともよく話をしていて、きっかけ一つで良い流れをつくれると信じています。
チームを助けられる存在でいたい
――25年10月の欧州遠征で約1年3カ月ぶりになでしこジャパンに復帰しました。
清水 代表に戻ることがリハビリ中の大きな目標でしたし、離れていた時期に、なでしこジャパンが自分にとってどれほど特別な場所かをあらためて実感しました。だからこそ10月に招集されたときはとてもうれしかったですし、初選出されたときのような気持ちになりました。監督も代わり、自分をアピールする必要がありますが、チームに欠かせないサイドバックになりたい思いは変わりません。アジアカップに向けて、チームとして取り組んでいることを結果につなげていきたいです。
昨年10月、なでしこジャパンの欧州遠征に招集され、練習でものびのびとプレーした
――ニルス・ニールセン監督の印象を教えてください。
清水 選手のモチベーションやメンタルをとても大切にする方で、合宿ごとに明確なテーマを提示してくれるので分かりやすいです。「アジアカップが大事」と常に言葉にしていて、目標に向けて一つ一つの合宿を計画的に積み重ねている印象です。
――アジアカップに向けて掲げるテーマは何ですか。
清水 常に試合に出て、チームを助けられる存在でいたいです。アジアの戦いは簡単ではありませんが、まずはワールドカップの出場権を取ることが大事です。チームでも年上の立場になってきたので、長く一緒にプレーしてきたキャプテンの(長谷川)唯をサポートしながら戦えればと思っています。
公私ともに仲が良い長谷川選手(写真左端)をサポートする役割としても期待される
――世界の上位を目指すために、チームに必要なことは何だと思いますか。
清水 戦術を磨き、チームの完成度を高めることはもちろんですが、まずはどんな内容でも勝つことです。アジアカップでも国際親善試合でも、内容にこだわりながら「勝ち癖」をつける意識を全員で高めていくことが大切だと思います。個人としては、26年は健康な体を保ちつつ、勝利にこだわる一年にできればと考えています。
代表復帰を果たしたイタリア戦。80分から右サイドバックとしてプレーした
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