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【Match Report】なでしこジャパン、日韓戦で引き分け首位のまま最終戦へ

2025年07月14日

【Match Report】なでしこジャパン、日韓戦で引き分け首位のまま最終戦へ

東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国に参加中のなでしこジャパン(日本女子代表)は7月13日(日)、華城のHwaseong Sports ComplexでFIFAランキング21位の韓国女子代表との第2節に臨みました。

同ランキング7位の日本は4-3-3の布陣で、第1節から6人の先発を変更。GK大熊茜選手、最終ラインは右から山本柚月選手、高橋はな選手、石川璃音選手、浜田芽来選手が並び、アンカーに菅野奏音選手、インサイドハーフには成宮唯選手、上野真実選手が入ります。前線は愛川陽菜選手、吉田莉胡選手、中嶋淑乃選手が3トップを形成し、GK大熊選手、浜田選手、菅野選手は代表デビューとなりました。

大声援を受ける韓国は素早いパス回しで日本ゴールに迫ろうとしますが、相手の動きを予測した菅野選手のチェックや高橋選手のカバーリング、GK大熊選手の勇敢な飛び出しで韓国の攻撃を防ぎます。日本も吉田選手、成宮選手が積極的にシュートを放ってリズムを作っていきました。すると37分、愛川選手から出た縦パスに絶妙なタイミングで抜け出した成宮選手が、右足で強烈なシュートを決めて1-0で前半を終えました。

ニルス・ニールセン監督は後半から塩越柚歩選手を起用し、後半途中には代表デビューとなった嶋田華選手が右サイドバックへ。途中出場の左サイドバックの矢形海優選手と同様に、攻撃的にプレーしました。さらに初招集の19歳・樋渡百花選手を投入して攻勢を強めます。しかし攻守が激しく入れ替わる終盤、韓国のDabin Jeong選手に得点を許し、86分に1-1の同点とされました。日本は中嶋選手や嶋田選手がシュートを放って勝ち越しを狙いますが、韓国も体を張った守備を見せ、激闘の日韓戦は1-1で終了しました。

これで1勝1分とした日本は首位を守り、優勝に王手をかけました。

なでしこジャパンは、7月16日(水)16:00に第3節の中国女子代表戦を迎え、3連覇を狙います。

監督・選手コメント

ニルス・ニールセン 監督
選手たちはピッチ上で非常に素晴らしいプレーをしてくれました。興味深い試合になったと思います。韓国も非常に素晴らしいチームだったので、(来年3月の)AFC女子アジアカップオーストラリア2026で再び戦えることを楽しみにしています。新たに代表デビューした選手も多くいて、選手のパフォーマンスに関しては満足しています。高強度の試合を経験できるのが、このE-1選手権のいいところです。国際舞台で戦うには何をしなければならないかを学んだと思います。スピードアップやスプリントの回数を増やし、それをずっと繰り返して走ることです。こういった違いを知ることで(選手は)所属チームに戻ってからも、そこを積み上げていってくれると思います。

MF #8 成宮唯 選手(INAC神戸レオネッサ)
最後の時間帯に失点を許してしまうのはサッカーでよくあるシーンだと思いますが、それよりもチャンスが多くあり、個人的にもう3点くらい取ってもいい場面があったので、今日の反省すべき点だと思います。やはり第1節と比べてより強度が上がったので、スムーズに試合に入れませんでした。(先制点は)普段同じチームでプレーしている分、(愛川)陽菜はお互いにやりたいことが分かっているので、すごくいいボールを出してくれていいゴールにつながりました。ヒールキックで流す選択肢もありましたが、シュートを打てる間合いだったので打ちました。引き分けたことで勝利だけを考えて最終戦を迎えられるとも言えるので、その目的のためにまた頑張りたいです。

MF #14 吉田莉胡 選手(INAC神戸レオネッサ)
1-0で迎えた終盤に、自分たちでもう少し戦い方を変えなければいけなかったと思いました。今日はFWでの起用で、下がってボールを受けることや(相手DFの)背後に抜け出すプレーが求められたので、(成宮)唯さんや(上野)真実さんを見ながら自分も動きを変えましたが、前半はボールを収められなかったので、そこは反省点です。相手の体力が落ちてきた後半、サイドにボールが入ってサイドバックが前に出られる動きをして、相手ゴールまで行くシーンを多く作れたので、そこで点を取れればよかったです。この勝点1をどう捉えるかは次の中国戦次第だと思うので、次は勝つことだけを考えて必ずタイトルを獲りたいと思います。

東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国

大会期間:2025年7月7日(月)~7月16日(水)
会場:水原(韓国)/Suwon WC Stadium、華城(韓国)/Hwaseong Sports Complex
女子出場国:日本、チャイニーズ・タイペイ、韓国、中国
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