JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > 岡山が静岡学園を下す 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 第10節

ニュース

岡山が静岡学園を下す 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 第10節

2025年06月23日

岡山が静岡学園を下す 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 第10節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025は6月21日(土)と22日(日)に第10節を実施。岡山県岡山市の政田サッカー場(人工芝)では、WEST10位のファジアーノ岡山U-18(岡山)と9位の静岡学園高校(静岡)が対戦しました。

ピックアップマッチ

ファジアーノ岡山U-18 4-1(前半2-0、後半2-1) 静岡学園高校

前節を終えた時点で岡山と静岡学園はともに勝ち点7。「順位が近いチームと対戦するので、絶対に勝たないといけなかった」とMF末宗寛士郎選手(#10)が振り返る通り、今季3勝目を目指した岡山がキックオフとともに勢いよく試合に入りました。

岡山は序盤、アグレッシブな守備で相手の自由を奪います。「どんな相手でも立ち上がりは前から行こうとチームで徹底している」と話すのはMF堤涼太朗選手(#14)で、ハイプレスを仕掛けて静岡学園にビルドアップを許しません。

「相手(の守備)が整っていなければ、最短距離でボールを動かす。ボールを奪った瞬間はもちろん、奪う前から準備しておくことを求めている」という梁圭史監督の言葉通り、守備から攻撃へと切り替える意識も高く、FW安西来起選手(#19)と末宗選手が積極的に静岡学園のゴールに迫ります。

15分、中盤でのボール奪取から堤選手、MF坂本蓮太選手(#7)、DF脇本祐希選手(#3)とつなぎ、最後はペナルティーエリアに走り込んだ末宗選手が左足でのシュートを決め、岡山に先制点をもたらします。37分にはDF瓶井常葉選手(#2)が自陣から前方にロングフィード。相手DFの背後へ抜け出した末宗選手が技ありの一発を決めて、岡山が2点をリードして前半を折り返しました。

エンドが変わった後半は、選手交代と配置変更によって静岡学園が反撃を始めます。56分にはMF神吉俊之介選手(#11)が右サイドから切れ込んでシュートを放つなど、後半の立ち上がりは静岡学園のペースで試合が進みました。

対する岡山も、静岡学園の攻撃に粘り強く対応します。「相手はドリブルが得意なチーム。そこを消せば自分たちが上回ると思っていた。1対1には自信があるので、楽しみながらプレーした」と振り返るのはDF千田遼選手(#17)です。

我慢の時間をしのいだ岡山は62分、右サイドを攻め上がった千田選手がゴール前にマイナスのパスを送ると、末宗選手がゴール左隅に決めてハットトリックを達成します。直後の63分には、自陣でこぼれ球を拾ったMF加納尚則選手選手(#5)が相手DFの背後にフィードを供給。このパスに抜け出した安西選手がシュートに持ち込み、リードを4点差に広げました。

このままでは終われない静岡学園は88分にFW上田悠世選手(#9)が1点を返しましたが、反撃は続かず。4-1で勝利した岡山が9位に浮上しました。

監督・選手コメント

梁圭史 監督(ファジアーノ岡山U-18)
先制点を取るか、取られるかという前半の大切さを伝えていた中、静岡学園はプレー強度が高く、個々の能力も高いので、1対1のバトルのところでは必ず負けないように伝えていました。ボールにもプレッシャーをかけようと選手たちと共有して、臨みました。危険なスペースを埋めながらボールを刈り取りに行く。練習のときから(相手に)触れるくらいまで厳しく寄せる守備を求めていましたし、今回、それを選手たちが実践してくれたのは素晴らしいです。

DF #17 千田遼 選手(ファジアーノ岡山U-18)
先制点を取れたことが大きかったです。これまでは先制される試合が多かったのでチーム全体で相手に(先制点を)取らせず、自分たちが取りにいこうと練習のときから意識していました。改善はできているので、これからもっと良い方向に持っていきたいです。次のアビスパ福岡U-18戦にも勝って、良い形でクラブユース選手権に進みたいです。リーグの後半戦も一試合目から勢いを持って挑み、一つでも上の順位を目指します。

MF #8 四海星南 選手(静岡学園高校)
「今週は絶対負けられない」と声を掛け合って練習してきたのですが、自分たちの力のなさを痛感する試合になりました。静岡学園は、見ている人が上手いなと思うサッカーをしなければいけないのに、ミスが目立ってすぐに相手ボールになってしまいました。また、メンタルでも相手に負けていました。全国高校総体の予選で敗れた後、チームとして変わらなければいけなかったのに、それができませんでした。

MF #11 神吉俊之介 選手(静岡学園高校)
勝ち点を伸ばすことができず、試合内容を含めてとても苦しい状況が続いています。自分は中心選手としてチームが苦しい状況でも一人で打開していく必要があり、それを1試合に何回かは表現できているのですが、ゴールやアシストという数字につなげられることができていません。結果を追求しなければ、このまま降格してしまうので、自分がチームを残留させるという強い気持ちでプレーしていきたいです。

その他の試合結果

EAST
前橋育英高校 1-2(前半0-0、後半1-2) 浦和レッズユース
青森山田高校 4-0(前半3-0、後半1-0) 市立船橋高校
横浜FCユース 1-0(前半1-0、後半0-0) 昌平高校
鹿島アントラーズユース 3-2(前半1-1、後半2-1) 流通経済大学付属柏高校
東京ヴェルディユース 3-1(前半1-0、後半2-1) 柏レイソルU-18
FC東京U-18 2-2(前半0-2、後半2-0) 川崎フロンターレU-18

WEST
名古屋グランパスU-18 2-4(前半1-2、後半1-2) 神村学園高等部
帝京長岡高校 1-3(前半0-0、後半1-3) サガン鳥栖U-18
ヴィッセル神戸U-18 2-1(前半1-1、後半1-0) サンフレッチェ広島F.Cユース
大津高校 3-1(前半1-0、後半2-1) ガンバ大阪ユース
アビスパ福岡U-18 ― 東福岡高校 7月5日実施

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式X

大会期間:2025年4月5日(土)~2025年12月14日(日)
大会情報はこちら

JFA OFFICIAL
TOP PARTNER
キリンホールディングス株式会社
JFA OFFICIAL
SUPPLIER
アディダス ジャパン株式会社
JFA COMPETITION PARTNER
  • 株式会社モルテン
アーカイブ

JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー