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【Match Report】U-16日本代表 フランスを下して大会制覇! U-16インターナショナルドリームカップ2025 JAPAN
2025年06月09日
U-16インターナショナルドリームカップ2025 JAPANの最終節が6月8日(日)、福島県のJヴィレッジスタジアムで開催されました。ここまで2連勝し、優勝に王手をかけていたU-16日本代表は、同じく2連勝していたU-16フランス代表に2-0と勝利し、全勝でタイトルを手にしました。
U-16日本代表 2-0(前半2-0、後半0-0) U-16フランス代表
勝利したチームが優勝するこの試合に向け、小野信義監督は「過去2戦とは違ったゲームになる。(フランスは)ロングボールを多用してくるし、頭の中をかき乱すような、戦術的な攻撃も仕掛けてくる」と選手たちに伝えてピッチへと送り出しました。
これを受けた日本の選手たちはハイラインを敷き、前線からプレスをかけて相手のビルドアップを封じつつ、FW髙木瑛人選手(鹿島アントラーズユース)のポストプレーを起点とした効果的な攻撃を仕掛けていきます。
20分には左のポケットの位置へと侵入したMF小笠原央選手(鹿島アントラーズユース)、MF和田武士選手(浦和レッズユース)が連続でシュートを放ち、DFに当たってこぼれたボールにMF三井寺眞選手(FC FUORICLASSE SENDAI)が反応。「うまく転がってきたので、あとは決めるだけだった」(三井寺選手)と冷静に流し込んで日本が先制します。
これで主導権を握った日本は、39分にも三井寺選手が前線で相手と競り合い、跳ね返ったボールを拾った髙木選手が追加点を奪います。「ゴールへの嗅覚を発揮することができた」と得点シーンを振り返った髙木選手はそのままベンチに向かい、仲間たちと喜びを分かち合いました。
前半終了間際に差しかかるとフランスが反撃に転じますが、アディショナルタイムには三井寺選手が自陣からのドリブルで守備網を突破し、GKと1対1の場面をつくります。ビッグチャンスでしたがシュートは惜しくも相手GKにブロックされ、日本の2点リードで前半を折り返します。
後半に入ると、小野監督の「頭の中をかき乱すような、戦術的な攻撃をしてくる」という言葉が現実のものとなり、フランスが猛攻を仕掛けてきます。球際の競り合いを制して日本に攻撃の形をつくらせず、両サイドからのスピーディーな攻撃で何度もゴールに迫ってきました。
しかし日本の選手たちは、DF森井莉人選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)が「チームとして得点を奪う意識から守り切る意識に切り替えた」と振り返ったように、集中力を保った守備を見せます。2点のリードを守り抜いて試合終了のホイッスルを聞き、熱戦を制した日本が大会5連覇を飾りました。
最終結果は1位=日本、2位=フランス、3位=コートジボワール、4位=コロンビアとなり、大会MVPには日本の髙木選手が、大会得点王には2得点を挙げたフランスのFWマティス・トニー・ルー選手が輝きました。
監督・選手コメント
小野信義 監督
選手たちには「過去2戦とは違ったゲームになる。(フランスは)ロングボールを多用してくるし、頭の中をかき乱すような戦術的な攻撃も仕掛けてくるから、しっかり判断しなければならない」と伝えました。それを彼らが頑張って実践してくれました。後半は守る場面が多くなり、1点取られたらどうなるか分からない状況でしたが、全員が守備のタスクをこなしてゼロに抑えて終えることができたので、選手たちにとっては良い経験になったと思います。
DF #3 森井莉人 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
強い相手なので、集中して入ろうとみんなで言っていて、自分自身も良い形で試合に入ることができました。相手はスピードがあるので、裏に抜けられる前に体をぶつけて阻止することを意識していました。後半、押し込まれて苦しくなったときに個人のパフォーマンスが落ちてしまったので、そこは今後に向けての課題ですが、チームとして得点を奪う意識から守り切る意識に切り替え、みんなで声を出し合いながら集中を保って乗り切ることができました。
MF #14 三井寺眞 選手(FC FUORICLASSE SENDAI)
立ち上がりは相手の強度が高くて引き気味のプレーになってしまいましたが、先制してからはリズムが良くなり、自分たちの狙い通りのプレーができました。先制点の場面は、うまくボールが転がってきてくれたので、決めるだけでした。チームに勢いをつけることができて良かったです。自分のドリブルは、まだまだ世界のトップレベルでは通用しない印象なので、これから年代別代表の活動などをたくさん経験して、長所を磨いていきたいです。
FW #9 髙木瑛人 選手(鹿島アントラーズユース)
自分の得点シーンは、前に相手がいたので少しずらして股抜きのシュートを狙おうと考え、その通りに良い形で決めることができました。ゴールへの嗅覚を発揮することができたと思います。キャプテンを任せてもらった試合でフランスに勝つことができたのは自分にとって大きなことでしたが、今大会の対戦相手はフィジカルの強いチームばかりだったので、自分ももっとフィジカルを鍛えて、良い選手だと相手に思われるような存在になっていきたいです。
U-16インターナショナルドリームカップ2025 JAPAN
大会期間:2025年6月4日(水)~6月8日(日)
参加チーム:日本、コートジボワール、コロンビア、フランス
会場:福島/Jヴィレッジスタジアム [全試合入場無料]
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