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大津が神村学園との高体連勢対決を制する 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 第8節

2025年05月19日

大津が神村学園との高体連勢対決を制する 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 第8節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025は5月17日(土)と18日(日)に第8節を実施。薩摩川内市総合運動公園陸上競技場では神村学園高等部(鹿児島)と大津高校(熊本)が対戦しました。

ピックアップマッチ

神村学園高等部 1-2(前半1-1、後半0-1) 大津高校

「自分たちは九州の高体連のチームやJクラブに負けられない。『絶対に勝つ』という気持ちで今回の試合に挑んだ」と口にするのは大津のDF松野秀亮選手(#4)です。これまで数多くの名勝負を繰り広げてきた九州のライバル対決は、この日も最後まで目が離せない展開になりました。

序盤に主導権を握ったのは神村学園です。DF中野陽斗選手(#5)が「立ち上がりはシンプルに相手の背後を狙い、前線の選手に走ってもらおうと思っていた」と振り返る通り、雨の影響でボールを動かしづらいピッチコンディションを考慮し、奪ったら素早くFW徳村楓大選手(#11)とFW日髙元選手(#13)の2トップに配球しました。

10分にはMF花城瑛汰選手(#19)のサイドチェンジからDF竹野楓太選手(#21)が右サイドを駆け上がります。そこからゴール前にスルーパスを入れ、MF細山田怜真選手(#7)が侵入を試みましたが、大津DFに阻まれ、シュートは打てません。12分には高い位置でボールを奪った徳村選手が左サイドを突破し、ゴール前にパスを入れますが、中央の選手には合いませんでした。

「相手がクロスボールを警戒して下がっていたけれど、自分たちは中盤を使えなかった」と振り返るのは神村学園の有村圭一郎監督。対する大津は相手の攻撃を跳ね返し、守備から試合の流れを引き寄せていきます。

26分には中盤でボールを奪ったDF村上慶選手(#5)が前線にスルーパス。ゴール前に抜け出したFW山下虎太郎選手(#9)がGKとの1対1で倒されPKを獲得すると、自らが決めて大津が均衡を崩しました。

このまま引き下がれない神村学園は、40分に相手陣内で獲得したFKに中野選手が頭で合わせて同点に追いつくと、後半は落ち着いてボールを動かす時間が増えます。52分にはCKのこぼれ球を拾ったMF福島和毅選手(#14)がゴール左隅を狙いましたが、大津DFに阻まれました。

前半同様、神村学園に押し込まれながらもDF今井獅温選手(#3)と松野選手を中心とした粘り強い守備で追加点を許さない大津は58分に右サイドを攻略。ゴール前に送られたボールを最後はMF有村颯太選手(#11)がダイレクトでたたき込み、再びリードを奪いました。

試合終盤、同点を狙う神村学園はミドルレンジから積極的にゴールを狙いましたが、大津は最後まで集中力を切らさず。2-1のまま試合終了を迎え、勝ち点3を手にしました。

監督・選手コメント

有村圭一郎 監督(神村学園高等部)
どれだけ頑張っていても、結果を残していません。決め切る、守り切る部分をこだわれていない部分が出た試合でした。試合の主導権を握っていましたし、攻め込まれたシーンもそれほど多くはなかったのですが、チャンスを与えたときにマークを剥がされて、決められてしまいました。今後、結果が求められる舞台で戦う選手ばかりなので、肝心の場面で全力を注ぐことに集中してほしい。そこから逃げてほしくありません。

DF #5 中野陽斗 選手(神村学園高等部)
自分たちの甘さが出てしまい、開幕から勝てない試合が続きました。責任感のなさが試合に表れたこともあって、全員が日常から変えなければいけないと思った結果、第5節から2連勝できたのですが、そこで満足した結果が今回の敗戦を招きました。今後も大津戦のような拮抗したゲームが続くと思うので、勝ち切るために目の前の結果だけに捉われず、日頃の練習から頑張ります。

山城朋大 監督(大津高校)
僕らが会場に着いたときはピッチが水たまりのような状態でしたが、ラインを何度も引いてくれて、普段通り、試合ができる状態にまでしてくれた神村学園の運営にとても感謝しています。今回の試合は相手に技術があり、自分たちはボールを持たれる時間が長かったのですが、守備陣が我慢強く対応してくれました。高体連屈指のFWとやり合えた経験は選手の自信につながると思います。

MF #10 福島京次 選手(大津高校)
ここまでは連勝がなかったので、今日の試合は絶対に連勝しようという気持ちが強かったです。開幕戦を引き分けで終え、プレミアリーグのレベルの高さを知ることができました。目の色を変えて戦っているからこそ、この8試合で勝ち越しているのだと思います。連勝し、安心している部分もあるのですが、過信せずにもう一度、足元を見つめ直して練習していきたい。次節に対戦するサガン鳥栖U-18は上位のチームですが、同じ九州勢との3連戦を勝って終えて、インターハイに臨みたいです。

その他の試合結果

EAST
昌平高校 1-3(前半0-1、後半1-2) 青森山田高校
浦和レッズユース 1-1(前半0-0、後半1-1) 東京ヴェルディユース
FC東京U-18 4-4(前半3-1、後半1-3) 前橋育英高校
流通経済大学付属柏高校 3-0(前半2-0、後半1-0) 市立船橋高校
横浜FCユース 0-2(前半0-0、後半0-2) 柏レイソルU-18
川崎フロンターレU-18 1-6(前半1-4、後半0-2) 鹿島アントラーズユース

WEST
ヴィッセル神戸U-18 2-1(前半0-0、後半2-1) ガンバ大阪ユース
ファジアーノ岡山U-18 2-4(前半2-2、後半0-2) 名古屋グランパスU-18
静岡学園高校 延期 アビスパ福岡U-18
サンフレッチェ広島F.Cユース 3-1(前半1-1、後半2-0) 帝京長岡高校
東福岡高校 1-2(前半1-0、後半0-2) サガン鳥栖U-18

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式X

大会期間:2025年4月5日(土)~2025年12月14日(日)
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