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フットサルU-18タレントキャラバン四国地域を香川県で開催

2019年10月08日

フットサルU-18タレントキャラバン四国地域を香川県で開催

日本サッカー協会(JFA)は、フットサルU-18タレントキャラバンを9月29日(日)、香川県・とらまるてぶくろ体育館で実施しました。JFAでは、2018年度より代表コーチングスタッフによる9地域巡回指導を行っており、代表コンセプトの共有、トレーニング実践を通じて、育成年代選手の育成・強化に努めています。

四国地区では、U-18年代でフットサルに積極的に取組んでおり、選手が高校卒業後の進路の1つとしてフットサルチームへの入団を考えていることやその実績があります。今回は、U-18全日本フットサル選手権大会での成績等を選考基準とし、今年香川県内の大会で初優勝し、OBがYS横浜セカンドでプレー中の高松北高校と、OBがFリーグの府中・立川アスレティックでプレー中で、5年前から県・四国4連覇中で全国3位の実績を誇る高松商業から選手が参加して実施されました。

今年9月に新たにU-20フットサル日本代表監督に就任した木暮賢一郎監督は、普段サッカーを中心にプレーしている選手たちに対し、フットサルの基本的な動きを行いながら、常に数的有利を作り出すポジショニングの重要性、スペースの有効活用等を伝えます。基本的な動きからミニゲーム形式に移り、プレー1つ1つを振り返り、良かったポイント、修正が必要な点を細かく伝えました。最初こそサッカーとの違いに戸惑いを見せていた両校の選手たちですが、木暮監督の指示を聞き漏らさないよう真剣に聞き入り、どう動くのが良いのか考えお互いに意見を交わしていくうちに、だんだん形になってきました。最後は高松北高校vs高松商業高校のゲームを行いました。両校とも展開が非常に早く、習ったばかりの戦術を積極的に取入れながら白熱した試合が展開されました。

指導者コメント

木暮賢一郎 U-20フットサル日本代表監督
選手たちの理解力とポテンシャルの高さに驚きました。
この世代の選手に対して期待していることは、U-20の年代別代表を目指す、ということではなく2024年のフットサルワールドカップ出場を目指してほしいということです。世界のトップを目指すという観点から共にトレーニングをしていきたいと思います。私たちもそういった選手に出会えることを楽しみにしています。

参加選手コメント

末澤百太 選手(高松北高校)
今回のタレントキャラバンを通して、瞬間で2対1の局面を作り出す大切さを教わりました。フットサルはサッカーと違って狭いスペースの中で数的優位を作り出すことが求められます。フットサルの技術はサッカーにも大いに活かすことができると思います。今回学んだことを選手権や今後のフットボール人生につなげ、さらに成長できるように努力します。

辻康孝 選手(高松北高校)
今回、フットサルタレントキャラバンのトレーニングを受けて、一瞬の判断の大切さを学びました。今日主に学んだのは、ゴレイロからのプレス回避です。その1つの形の中で、2つ3つとパスコースを作り出していて様々なポイントと要素が盛り込まれているなと思いました。コートを3つに区切ってする練習は、いかに頭を使ってプレーするかが鍵だなと思いました。
監督の考えている戦術や糸を理解して、これからもっと強くなっていけるように今日学んだことを活かして努力していきます。

湊倫功 選手(高松北高校)
短い時間のトレーニングでしたが、様々なアドバイスをもらって、それを実践してみると自分に思ったとおりに相手を抜くことができました。攻撃面ではなく守備面でも相手が考えていることを考えながらプレーしたいと思いました。チームに戻っても今日教わったことをチーム全員の共通意識にしてトレーニングしたいと思いました。

尾筋健 選手(高松商業高校)
香川県にはFリーグのチームが無いので、こういった日本代表監督から直接指導してもらう機会は滅多になく、チームとしても県としてもとても良い経験になりました。またこれを機に香川でのフットサルのレベルを上げるためにも今後のプレーで学んだことを活かしていきたいです。

吉岡太蔵 選手(高松商業高校)
高松商業はサッカーだけでなくフットサルの大会にも参加しています。今回のような貴重な体験に感謝したいと思います。また、違うチームの人と一緒にプレーするためにお互いの長所や短所、プレースタイル、戦術を1秒でも早く理解していきたいと思います。今回の経験を忘れずチームに還元し、チーム全体でレベルアップしていきます。

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