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平井和博選手(ブレス大阪)インタビュー「同級生の絆を武器に、またこの全国大会に戻ってきたい」 JFA 第18回全日本O-50サッカー大会

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2019年07月03日

平井和博選手(ブレス大阪)インタビュー「同級生の絆を武器に、またこの全国大会に戻ってきたい」 JFA 第18回全日本O-50サッカー大会

JFA 第18回全日本O-50サッカー大会が6月29日(土)から7月1日(月)にかけて熊本県の大津町運動公園(スポーツの森 大津)で行なわれ、熱い戦いが繰り広げられました。今回は、その大会に出場したブレス大阪(関西1/大阪)の平井和博選手にインタビュー。全員が今年度で50歳という、ダントツで大会最年少のチームについて話を聞きました。

――初出場ですが、最終的に優勝する福岡とびうめシニアサッカークラブとグループ最終戦で引き分けるなど、奮闘していました。

平井 地力で準決勝に上がれるチャンスがあったので、あの試合では皆、相当に気持ちが入っていました。良いゲームができたと思います。

――同い年の選手だけで構成されるチームは珍しいのですが、どういう経緯で結成されたのですか。

平井 大阪で同じ3年間に高校サッカーを経験した“同級生”でチームをつくろうと、ある強豪校のサッカー部員だった一人が音頭を取って、いろいろな選手をつないでくれて、2年半ほど前にできました。2人の元Jリーガーもいますし、大学で4年間活躍した選手もたくさんいます。大阪の昭和44年度生まれの中でも、精鋭と言えるメンバーだと思います。

――かつてチームメイトや対戦相手、あるいは国体での選抜チームの仲間なのですね。

平井 よく他県の方々から「全員1969年度生まれということは、昔の選抜チームなの?」と聞かれるのですが、高校時代の大阪府選抜が同学年の選手だけで組まれることはあり得ませんから。だから、選抜チームでは絶対に生まれない「同級生の単独チーム」なんです。

――皆さん、サッカーを続けていたのですね。

平井 大阪ではJ-GREEN堺ができて、サッカーをする環境がすごく改善されました。シニアサッカーもすごく活性化されて、チーム数もすごく増えてきました。私たちも40代の頃から全員、それぞれのチームでプレーしていました。でも40代後半に入ってくると出場機会が減ってくるし、実はO-50部門も備えているチームは少ないという状況を見越して、発案者が皆に声をかけてくれました。

――さらに、チーム紹介にあるように「50歳で日本一」という目標を見据えたわけですね。

平井 そうです。若さを武器にしようと思いました。福岡とびうめさんとの試合でも、すごくよく走れていました。できるだけ体力を維持するように頑張ってきたから、あれだけできたのかなと思います。

――O-50初挑戦で、“先輩方”との戦いをどう感じましたか。

平井 全国大会というのは、なかなか簡単にいきませんね。私たちの方が走れるだろうと見込んでいましたが、技術の甘さが顕著に出てしまいました。この大会には技術の高い人や気持ちの強い選手がたくさんいました。お互いに激しく要求し合うチームもありました。私たちは同級生ならではの仲の良さがありますが、もしかしたらその裏返しの甘さが出てしまったのかもしれません。

――やはり、体力だけではサッカーの試合に勝てないのですね。

平井 たとえあまり動けなくても、技術や頭を使った頭脳的プレーというのが効いてきます。周りをうまく動かすというのは、サッカーの醍醐味だろうと思いますし。

――裏返すと、今後さらに強くなるためのヒントも見えたのではないでしょうか。

平井 そうですね。もっと個人のトラップ技術や距離感といった点を意識しなければいけないなと感じました。トレーニングは練習試合が中心になってしまいますが、それでも意識を高く持つことで、技術や能力は向上させられると思います。

――同い年のチームならではの強みや楽しみはありますか。

平井 うちにはメンバーが30人いますが、今大会は登録最大25人と決まっているため、5人がメンバー入りできませんでした。それでもその仲間は、大阪から一緒に来てくれました。そういう同級生ならではの絆を武器に、また地域予選を勝ち抜くのも大変ですが、さらに厳しいこの全国大会に、また戻ってきたいです。

初日ハイライト

2日目ハイライト

準決勝 ハイライト

決勝 ハイライト

大会期間:
2019年6月29日(土)~7月1日(月)

会場:
大津町運動公園(スポーツの森 大津)
球技場[天然芝]・競技場[天然芝]・多目的広場[人工芝]

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