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鹿島がセルジーニョ選手のゴールで広島に先勝 ~AFCチャンピオンズリーグ2019~

2019年06月19日

鹿島がセルジーニョ選手のゴールで広島に先勝 ~AFCチャンピオンズリーグ2019~

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2019ノックアウトステージ1回戦のラウンド16第1戦が6月18日(火)に行われ、前年大会王者の鹿島アントラーズがホームでサンフレッチェ広島と対戦し、FWセルジーニョの前半のゴールで1-0の勝利。ベスト8進出に一歩前進しました。
第2戦は6月25日(火)に広島のホームで行われます。

グループE2位通過で優勝した昨年を含めて3年連続3度目の16強入りの鹿島と、グループFを首位通過で5年ぶり2度目のノックアウトステージ進出の広島。Jリーグでは1993年の発足以来何度も対戦している両者もACLでは今回が初の顔合わせで、2戦合計の結果で負ければ敗退の16強対決の第1戦を制したのはホームの鹿島でした。
鹿島は立ち上がりからボールを奪って素早くシュートまで持ち込む姿勢を見せて、前半6分にはMFレオ・シルバ選手のパスを受けてMF白崎凌兵選手がシュートを放ちます。
24分にはこの姿勢が先制点につながります。
ハーフウェーライン付近でのこぼれ球にMF土居聖真選手が素早く反応。ドリブルでペナルティエリア深くまで持ち込んでゴール前へクロスを上げると、相手DFに当たったボールが浮き球となってファーサイドに。これをセルジーニョ選手がヘディングで捉えてゴールネットを揺らしました。

鹿島はその後も土居選手が再三ドリブルでペナルティエリアに持ち込み、サイドでは右サイドバックを務めた永木亮太選手がMF遠藤康選手との連係からクロスを入れるなど、相手ゴールに迫る場面を作ります。
広島はFWドウグラス・ヴィエイラ選手を中心に攻め、22分にはDF佐々木翔選手がペナルティエリア左から上げたクロスにヴィエイラ選手が右足で合わせますが、シュートはポストの外へ流れます。
その後1点を追う展開になると、ブロックを作って守備を固めて、ボールカットからカウンターを狙う鹿島に対して、広島は効果的なパスが出せずに攻めあぐねます。
それでも広島は、34分にFW渡大生選手がペナルティエリア右からシュートを狙い、38分には右CKにヴィエイラ選手が再び右足を合わせますが、枠を捕えることができません。
後半も相手への寄せが速い鹿島が優勢に試合を進めます。
開始直後には遠藤選手のパスにMF三竿健斗選手がミドルレンジからシュートを放ち、61分には遠藤選手がミドルシュートでゴールを狙いますが、どちらも広島GK中林洋次選手に阻まれました。
1点を返したい広島はセットプレーの機会を活かしたいところですが、強さや精度が足らずに相手ゴールを割るには至りません。
広島は65分にMF柴崎晃誠選手を投入。74分にはFWパトリック選手、80分にはMF東俊希選手を送り出し、反撃の糸口を探しますが、ラストパスやシュートの精度を欠いて決定機を作れず、さらに86分にはMF稲垣祥選手が2枚目の警告で退場となり、戦力を1人欠いてしまいます。
広島は最後まで1点が遠く、鹿島は1点を守り切って第1戦をものにしました。

鹿島は第2戦で引き分け以上であれば準々決勝進出が決まります。広島は無失点で2-0以上であれば逆転勝利となりますが、失点をすると2-1の場合は2戦合計が2-2となり、アウェイゴールで鹿島の勝ち。3-1以上で広島の勝利となります。90分を終えて広島が1-0の場合は2戦合計が1-1で同点のため延長戦が行われ、それでも決着がつかなければPK戦が行われます。
なお、この日行われた他の試合では、広州恒大がホームで山東魯能を2-1で下して中国チーム同士の対戦で先勝しました。
19日(水)には浦和レッズがホームで韓国の蔚山現代と対戦します。

監督・選手コメント

大岩剛 監督(鹿島アントラーズ)
ホームで戦う第1戦で勝利と無失点が大事でした。この結果は非常に評価していますが、180分の前半が終わっただけです。C大阪戦から中3日でしたが、現時点で非常にコンディションの良い選手を選ぶことができました。次の試合もしっかり選手のコンディションを見極めて選択したいと思います。1枚目の交代はアクシデントでしたが、そこを含めてこの試合で最善を尽くすことを考えていました。1-0のままでいいという考えはなく、追加点を狙うことも考えていましたが、無失点で終えることも重要で、そのバランスを考えてながら交代の選択をしました。リードした時間帯が早かったので少し守備的になり、選手たちの「しっかり守備をしてから攻撃」という意識が高まったと思います。しっかり分析、改善して第2戦へ準備していきたいです。

MF 土居聖真 選手(鹿島アントラーズ)
(クロスボールが)うまく得点につながって良かったです。本当はもう1、2点獲りたかったですが、次はそれを狙いながら相手に嫌だと思われるように質を高められたらと思います。1-0で勝っていますが、あってないような得点だと考えて、0-0の気持ちでアウェイに乗り込めたらと思っています。

FW セルジーニョ 選手(鹿島アントラーズ)
土居選手が持ち上がったのでクロスが来ると思っていました。(得点はクロスの)軌道が変わってうまく相手より先にボールに触れたのが良かったと思います。第1戦に勝ってアドバンテージを得たのは良かったと思いますが、まだ勝ち切れたわけではないので、冷静になって次の試合の準備をしたいと思います。得点しましたが、チームの勝利が重要ですし、次のラウンドへ進むことが目標です。

城福浩 監督(サンフレッチェ広島)
選手は今持っている力を出してくれたと思います。鹿島のストロングポイントを意識しながら決定的なチャンスはそう作られなかったと認識していますが、ワンチャンスを決めるのが鹿島です。そこから試合運びを含めて我々のペースに持ち込むのに苦労しました。後半ボールを持ちながら崩し切れなかったところが我々の課題だと思います。今日はアウェイなので点を獲ることが非常に大事だと思っていましたが、0-1になって前がかりになって追加点を獲られるのは嫌だったので、そこは良く耐えたと思います。焦れる展開でも最少失点で切り抜けること、中盤で攻撃の一歩手前まで行った手応えはあります。今度は点を獲るように持って行かなければいけません。そこは今日宿題をもらったと思っています。

DF 佐々木翔 選手(サンフレッチェ広島)
失点場面は僕が弾かなくてはいけない場面でした。結果はまだ決まったわけではないですし、今回は取り返すチャンスがあります。次で相手を叩くことができれば次のラウンドに進めます。しっかり切り替えようと思います。悔しさをエネルギーにして、次の結果に活かしたいと思います。

大会期間:
プレーオフ:2019年2月5日(火)~19日(火)
グループステージ:2019年3月4日(月)~5月22日(水)
ラウンド16:2019年6月18日(火)~8月13日(火)

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