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「世界のなでしこになる。」JFAの女子サッカーへの取り組み ~FIFA 女子ワールドカップフランス2019~

2019年05月24日

「世界のなでしこになる。」JFAの女子サッカーへの取り組み ~FIFA 女子ワールドカップフランス2019~

日本サッカー協会(JFA)は、女子サッカーの普及・育成・強化のため、さまざまな取り組みをおこなってきました。

なでしこジャパンの活動もその一つです。2004年7月に公募によって愛称が「なでしこジャパン」に決定した日本女子代表。以後の活躍とともに、その愛称はサッカー界のみならず、国内外に浸透しています。その契機となったFIFA女子ワールドカップドイツ2011でのなでしこジャパンの優勝は、それ以前から世界の頂点を念頭に置いた多様な施策が結実した形でした。

JFAは、各年代の女子チームが参加する国内大会の整備に始まり、選手のプレー環境向上のための取り組み、女性指導者の養成などを行ってきましたが、その中には女子サッカーならではの試みもありました。

2004年9月には、将来のなでしこジャパンのGKを発掘・育成する「スーパー少女プロジェクト」を開始(2015年度から「女子GKキャンプ」に改称)。選手の強化・育成の重要な時期である中学生年代前後に絞って、全国から女子GK選手を集め、JFAナショナルコーチングスタッフ指導のもと、トレーニングキャンプをおこなっていくもので、過去にはなでしこジャパンのGK山下杏也加選手(日テレ・ベレーザ)も参加しています。

2006年には、なでしこジャパンに挑戦する選手を発掘・育成・強化する「なでしこチャレンジプロジェクト」を実施しました。年齢制限を設けず、なでしこジャパン予備軍とも言える選手を選出し、トレーニングキャンプを行うことで、なでしこジャパンのコンセプトを共有しながら、新たな発見とステップアップにつなげる狙いです。今年1月にも「なでしこチャレンジトレーニングキャンプ」が行われ、参加者の宮川麻都選手(日テレ・ベレーザ)が、FIFA女子ワールドカップフランス2019のメンバーに選出されました。

また、世界基準のエリート選手を育成するJFAアカデミーからも、男子と同様に多くの選手が輩出されており、FIFA女子ワールドカップフランス2019のメンバーには、JFAアカデミー卒校選手である菅澤優衣香選手(浦和レッズレディース)、三宅史織選手(INAC神戸レオネッサ)、平尾知佳選手(アルビレックス新潟レディース)、遠藤純選手(日テレ・ベレーザ)の4人が選ばれました。

こういった普及、育成、強化をくまなく継続することによって、日本の女子サッカーはひとつの大きな成果を残しました。

FIFA U-17女子ワールドカップコスタリカ2014と、FIFA U-20女子ワールドカップフランス2018で優勝したことにより、日本は女子ワールドカップ、U-20女子ワールドカップ、U-17女子ワールドカップのすべてを制した世界で唯一の国となり、また、それらの大会ではいずれも日本がFIFAフェアプレー賞を受賞しました。それは、普及から育成、強化といった一連の取り組みが実を結んだ瞬間でした。

JFAは、2007年に発表した女子サッカー発展のための「なでしこビジョン」を2015年に改訂し「2030年までに登録女子プレーヤーを200,000人にする」といった目標を新たに明記しました。

「JFAなでしこひろば」をはじめとした女子サッカーに触れるきっかけづくりはもちろん、競技を継続できるプレー環境の整備などもなでしこジャパンが世界のトップクラスであり続けるためには不可欠です。

女子サッカーを文化にするために、そして女性が一層輝く社会を実現するために、JFAの女子サッカーに対する取り組みは続きます。

スケジュール

なでしこジャパン(日本女子代表)のスケジュールはこちら

FIFA女子ワールドカップフランス 2019

大会期間:2019年6月7日(金)~2019年7月7日(日)

グループステージ:
2019/6/11(火) 01:00キックオフ(日本時間)
vs アルゼンチン代表

2019/6/14(金) 22:00キックオフ(日本時間)
vs スコットランド代表

2019/6/20(木) 04:00キックオフ(日本時間)
vs イングランド代表

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