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U-20審判員春季研修会を茨城県鹿嶋市で開催

2019年03月22日

U-20審判員春季研修会を茨城県鹿嶋市で開催

U-20審判員春季研修会を3月13日(水)から17日(日)の5日間、茨城県鹿嶋市の鹿島ハイツスポーツプラザで開催しました。今回の研修会は「TRAUM CHALLENGE FESTA 2019 in SPRING」を利用し行われ、全国から18名のU-20年代の審判員と9名の審判指導者が同大会に参加しました。

インストラクターコメント

三宅毅 JFA審判インストラクター(関西FA)
この研修会は、各地域において継続的に指導を受けていて、上位のカテゴリーを目指す意欲のある審判員のうち、将来1級審判員からプロリーグを担当できる審判員への成長が期待できるU-20審判員(全国9地域各2名の全18名)と、若手審判員が自立したレフェリングをできるようにしていくためのアプローチについて学び、他地域の同年代の審判員指導に関する情報交換を目的に、各地域審判指導者(全国9地域各1名の全9名) も対象として行われました。
「サッカー理解を深めよう」という共通テーマのもと、審判員は「リーダーシップを発揮しよう」、指導者は「課題を引き出し、一緒に考えよう」という個別のテーマに沿って、初日の午前にプラクティカルトレーニング(フリーキックマネジメント・オフサイド)を行い、午後からは17日午前までの24試合を使ってレフェリング研修を行いました。試合数の関係から、大会の特例として前半と後半で主審や副審が変わる方法も採用しました。
それぞれの審判員は自分自身のストロングポイントや課題の自己分析力を高め、指導者は審判員からそれらを引き出すとともに、自ら改善策を考えさせる指導方法を実践することができ、非常に有意義な研修会となりました。

参加者コメント

阿久津駿 2級審判員(関東FA/栃木FA)
今回の研修会では、「サッカー理解を深める・リーダーシップを発揮する」というテーマが示され、審判員あるいは一人の人間として、自ら考え、その考えを仲間と共有し議論することで、大きく成長することができる研修会でした。担当した試合では、JFAインストラクターと地域インストラクターの方々に分析及びご指導いただいたことに加えて、参加している各地域の同世代の審判員からも意見やアドバイスをもらえたことで、試合を客観的かつ多面的に分析し、良かった点と改善点が明確になりました。今回の研修会で学んだことや明確になったことなどを整理し、今後の審判活動に活かしていき、更なるレベルアップに努めていきたいと思います。

福島惇輝 2級審判員(関西FA/滋賀FA)
“Realising your potential by adding values”の合言葉と“リーダーシップを発揮する“というテーマが発表され研修が始まりました。この言葉の通り、今回の研修では1人の審判としての姿だけでなく、1人の人間としての姿を見つめ直す機会となりました。初日の研修から、合言葉とテーマを意識し、シーズン開幕に向けての明確な目標と課題を抽出する事が出来ました。また、講義の中では、三宅氏より新聞記事を用いて「empathy」を考えるというものがありました。これが審判員にとって最も大切な部分であり、可視化できない最も難しい部分であることを痛感しました。「Game Empathy」を大切にし、この経験を生かしながら成長出来るよう真摯に活動していきます。

萩原雅貴 2級審判員(九州FA/福岡FA)
今回、2019年度U-20審判員春季研修会に九州の代表として参加させていただきました。全国から集まった同年代の審判員のレフェリングを見て、これまでとは違う新たな刺激を受けることができました。私は、今回の研修で初心に戻って対角線式審判法のスムーズな動き出し方を改めて意識することを課題としていました。研修期間中に自分の課題としてあげていた動き方を克服することができました。その中でまた新たな課題(ボールや争点に対しての体の向きなど)を見つけることができ、これからの活動で確実に身に着けていきたいと思います。また、プラクティカルでは元国際副審の名木さんからオフサイドの判定のコツを教えていただき、副審でも目線を変えるだけで選手との信頼関係が築けることを学びました。今回の研修で学んだことを九州の審判員にも共有し、また、自分自身の今後の審判活動にも生かしていきたいと思います。たくさんのご指導をいただいたことに感謝いたします。

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