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ベスト4が出そろう! 仙台はクラブ史上初の準決勝へ~JFA 第24回全日本フットサル選手権大会~

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2019年03月09日

ベスト4が出そろう! 仙台はクラブ史上初の準決勝へ~JFA 第24回全日本フットサル選手権大会~

JFA 第24回全日本フットサル選手権大会の準々決勝4試合が8日(金)に駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で行われました。Fリーグ・ディビジョン1勢による対戦は、4試合のうち3試合で逆転劇が起こる接戦となりました。

第1試合では、2年連続国内3冠の偉業に挑む名古屋オーシャンズ(F1)とバルドラール浦安(F1)が対戦しました。この試合、浦安が素晴らしい試合の入りを見せます。キックオフから8秒で野村啓介選手が先制点を挙げると、11分には宮崎岳選手が追加点を挙げます。しかし、名古屋はペピータ選手が退場するアクシデントがありながらも、前半のうちにFリーグ2018/2019得点王のヴァルチーニョ選手、ルイジーニョ選手のゴールで同点に追いつきます。後半に入って、吉川智貴選手のゴールで逆転した名古屋は、さらにキャプテンの星龍太選手のミドルシュートで浦安を突き放します。浦安もパワープレーからキャプテンの加藤竜馬選手が1点を返し、1点差に詰め寄りましたが、このまま名古屋が逃げ切り、ベスト4へ一番乗りを決めました。

第2試合では、フウガドールすみだ(F1)とシュライカー大阪(F1)が対戦しました。開始5分、栗本博生選手のゴールで先制したすみだに対し、大阪も相井忍選手が11分、19分と2点を連続で奪い、前半を1点リードで折り返しました。後半に入ると、4週連続で2連戦を戦っている大阪の足が止まっていきます。そんな相手の隙を逃さす、すみだは丹羽脩人選手が豪快なシュートを突き刺し、同点に追いつきます。疲労が蓄積している大阪は、40分で決着をつけようとパワープレーを仕掛けますが、試合は2-2のまま、延長戦に入りました。延長後半、大阪は芝野創太選手のゴールで勝ち越すと、最後は捨て身の攻撃に出たすみだの無人のゴールに、GK檜山昇吾選手がロングシュートを決めて試合終了。Fリーグ2018/2019で2位となった大阪が、準決勝に勝ち上がりました。

第3試合では、バサジィ大分(F1)と立川・府中アスレティックFC(F1)が対戦しました。前半をスコアレスで終えた中で、立川・府中は27分に渡邉知晃選手のゴールで先制します。その後もマルキーニョ選手のゴールで突き放すと、試合終盤にも攻撃に出てきた大分から、酒井遼太郎選手、渡邉選手が得点を重ねて4-0で勝利しました。立川・府中は、2大会ぶりの4強進出を果たしています。

この日、最大の盛り上がりを見せたのが、第4試合のヴォスクオーレ仙台(F1)とペスカドーラ町田(F1)の試合でした。前半は主導権を握った町田がダニエル・サカイ選手、森岡薫選手のゴールで2点をリードします。しかし、仙台も後半開始早々にアランギタヒ選手が1点を返すと、今シーズン限りでの退団が発表された関尚登選手が同点ゴールを決めました。その後、両チームとも決定機を生かせずに試合はPK戦へ。PK戦では仙台のGK税田拓基選手と町田のGK小野寺優介選手が、好セーブを連発。迎えた7人目、先攻の仙台が決めたのに対し、後攻の町田のシュートをGK税田選手が止めて試合終了。仙台がクラブ初のべスト4進出を決めています。

9日(土)には準決勝の2試合が行われ、いよいよ今年の日本一を決める決勝に進出する2チームが決まります。4チームのプライドがぶつかり合う熱戦を、ぜひ会場でお楽しみください。

監督・選手コメント

ボラ 選手(フウガドールすみだ)
負けてしまいましたが、みんな一生懸命、頑張っていましたし、良かったと思います。今シーズンは、そんなにうまくいっていなくて、あまり試合に出られませんでした。今回、チームが若い選手を使いたいということなので、チームを離れることにしました。今後はまだどこでプレーするか決まっていませんが、まだできる自信があるので現役を続けたいと思っています。Fリーグでプレーすることができれば最高ですが、他の国に行ってでも続けたいと思います。

原田浩平 選手(バサジィ大分)
負けてしまい、僕の現役生活も終わってしまいました。長かったですね。でも、終わったらあっという間でした。今日の試合もなかなか出番はありませんでしたが、自分自身、間に合わないと言われていた怪我から少し無理して早めに復帰していたので、コンディションがあまり良くないのは分かっていました。チームが一つでも上にいけるように力になりたかったのですが、駄目でしたね。最後にこのチームで、このメンバーでできたことは本当に良かったと思っています。

税田拓基 選手(ヴォスクオーレ仙台)
シーズンが終わってからPKの練習をチームで行っていました。その時も、止めるシーンがあって、手応えも自信もありました。フットサルの公式戦でPK戦をするのは初めてでしたが、開き直って臨めました。クラブ史上初のベスト4進出ですが、僕らにはプレッシャーがありません。ここからどこまでいけるかは僕らも楽しみです。仙台はダークホースのように見られていると思いますが、勝利に向かっていけるように明日の試合に向けて準備したいと思います。

岡山孝介 監督(ペスカドーラ町田)
今シーズンを象徴するようなゲームになってしまいました。(今シーズンは)2点リードから追いつかれることが、何度もありました。そうならないように練習に励んできたつもりですが、それがかなわず、修正できなくて残念です。いろいろと課題はあると思いますし、それはこれまでも伝えてきていますが、一つは本当にゴールを取るかどうかに尽きます。入ったと思うところで決められないとか、そういうのが続くとやっぱり勝てません。本当にチャンピオンになりたいなら(ゴールを)取らないと駄目だと話をして、先週は取れました。その前のトレーニングマッチでも兆しがあったので、それを出せなかったのが残念ですし、悔しいです。

準々決勝 3/8 17:45キックオフ
ヴォスクオーレ仙台 (F1リーグ9位) vs ペスカドーラ町田 (F1リーグ5位)

準々決勝 3/8 15:30キックオフ
バサジィ大分 (F1リーグ6位) vs 立川・府中アスレティックFC (F1リーグ3位)

準々決勝 3/8 13:15キックオフ
フウガドールすみだ (F1リーグ7位) vs シュライカー大阪 (F1リーグ2位)

準々決勝 3/8 11:00キックオフ
名古屋オーシャンズ (F1リーグ1位) vs バルドラール浦安 (F1リーグ10位)

1回戦・2回戦
大会期間:3月2日(土)・3日(日)
会場:静岡県/エコパアリーナ、愛知県/武田テバオーシャンアリーナ、大阪府/岸和田市総合体育館、兵庫県/兵庫県立総合体育館

準々決勝~決勝
大会期間:3月8日(金)~3月10日(日)
会場:東京都/駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場

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