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2019年度 第1回S級/1級審判インストラクター研修会を開催

2019年02月08日

2019年度 第1回S級/1級審判インストラクター研修会を開催

2019年度第1回S/1級審判インストラクター研修会を1月26日(土)と27日(日)の両日、JFAハウスで開催しました。2019年シーズンを控えた開幕前研修会に、総勢126人のS級、1級審判インストラクターが一堂に会しました。

初日は小川佳実JFA審判委員長の挨拶から始まり、新シーズンに向けたレフェリングに関するスタンダードやハンドリングに関する説明がなされました。研修会終了後には、2018年シーズンで勇退する12名の審判インストラクターの方々の表彰式が行われました。

2日目は審判アセッサーと審判インストラクターに分かれて研修を行いました。アセッサーの研修ではアセスメントに関するディスカッションを行い、インストラクターの研修ではレフェリング分析に関する講義を行いました。

インストラクターコメント

柏原丈二 JFA審判委員会指導者部会長
研修会ではまず新S級及び新1級審判インストラクターの紹介を行い、全体に共有する内容を報告していきました。その後、今シーズンのスタンダードビデオの説明及びハンドリングに関して、考慮ポイント等を考慮しながらそれぞれの事象を確認していきました。事前に映像を確認していただいた集計では、かなり判断が分かれていたシーンもありましたが、考え方は整理できたと思います。その後、今年度で勇退されるインストラクターの表彰式を行い、皆様の今までの功労を全参加インストラクターで労うことができました。2日目は、アセッサーに関してはアセスメント評価の考え方を修正することに少し時間をかけ、少グループでの議論を行い、考え方の整理を行いました。インストラクターに関しては、ゲーム分析をするためのポイントなどを絞りながら議論を進めました。審判員の課題点などを見つけてどの様に修正させていくか、アプローチをしていくかなど、指導実践に繋げていく内容の研修を行いました。いずれもそれぞれの役割を明確にし、それに伴うプログラムを実施することから、今シーズンに向けて良い準備ができたと思います。審判インストラクター、アセッサーの皆さんのそれぞれの活動に感謝をするとともに審判員のレフェリング向上のためにそれぞれの立場からサポートしていただきたいと思います。

受講者コメント

池田直寛 S級審判インストラクター
小川委員長のご挨拶の後、柏原指導者部会長から大西弘幸氏(兵庫県)、恩氏孝夫氏(茨城県)、私の3名が新シーズンからS級インストラクターとして活動することを紹介していただき、その役割と果たすべき責任に改めて気が引き締まる思いがしました。初日の大きなテーマは、ハンドリングでした。競技規則の定義と考慮点が変わるものではありませんが、いくつかの映像を用いての説明は開幕を迎えるにあたって一定の共通理解が図れたと感じました。実際の試合では難しい判断が必要な事象が必ずありますので、指導者として正しく判断し適切な対応ができるよう今一度整理したいと思いました。2日目のアセスメントに関しては、審判員のパフォーマンスを一貫性を持って評価することを目的に、主審・副審にとってのキーインシデントの整理と評価上の注意点および試合の難易度の考慮事項について説明があり、ディスカッションが行われました。審判員は、試合に関わる全ての人の期待に応えるために日々研鑽しています。指導者の任務は、審判員の期待に応えることだと私は思っていますので、審判員が明確な課題を持って次の試合に取り組めるように導くことと正当な評価をすることを目標に新シーズンも活動していきたいと思います。

西野照美 1級審判インストラクター
どんな世界が待っているのか?不安でいっぱいの中、S/1級審判インストラクター研修会に参加しました。「こちら側の世界へようこそ」の言葉で始まり、温かい雰囲気に包まれ、午前中の新1級研修会が始まりました。「インストラクターの役割」をテーマにしたダイヤモンドナインでは3つのグループに分かれてディスカッションを行い、午後からは全体研修会が行われました。多くの諸先輩が集まるなか、2019年Jリーグレフェリングスタンダードの説明から始まり、その後ハンドリングを主とした講習へ。意図的か否かと、ハンドリングの判定は最も難しい事象でしたが、8項目の考慮事項に基づいて映像やスタンツを使用した説明は、とても分かりやすいものでした。二日目は前日に行われた競技規則テスト同様、問題に悪戦苦闘し、競技規則の読み込みの甘さを痛感した時間でした。二日間の研修を終え、充実した時間を得られたことに感謝するとともに、全国の女性インストラクターに勇気を与えることが自分に課せられた使命だと改めて思いました。多くの方の応援があってこのステージに立てたことを常に忘れずに前を向いていこうと思っています。

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