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第39回JFAレフェリーキャラバンを岐阜県で開催

2018年09月19日

第39回JFAレフェリーキャラバンを岐阜県で開催

9月8日(土)から9日(日)にかけて、JFAレフェリーキャラバンを岐阜県可児市広見地区センター・TEIKYOけやきフィールドで開催し、2日間で延べ20人の審判インストラクターが参加しました。

今回のレフェリーキャラバンでは、2日間通してインストラクターの養成に特化した内容とし、チュータリング・ITスキル・プラクティカルトレーニングの講義を行いました。

JFAインストラクターコメント

羽矢吉克 東海地域審判指導者トレセンマネジャー
岐阜キャラバンは可児市の広見地区センター及び帝京可児高校けやきフィールドで開催し、インストラクター向けに講義、実践を行いました。1日目はチュータリングの講義とITスキルの講義を行い、チュータリングの講義ではティーチングとの違いを観てもらい感じてもらいました。ITスキルではグーグルを用いた手法を実際にインストラクターに行ってもらい大変熱心な姿勢で取り組んでもらいました。2日目はイントレ受講生の指導者にチュータリングとプラクティカルを実践してもらい、参加インストラクターの方に観てもらい刺激を受けてくれたと思います。今後の指導に生かしてもらえればと思います。このキャラバンをスタートラインと捉え、今後の地域審判指導者の強化・育成・発掘に取り組んで行きたいと思います。

開催FA審判委員長コメント

土本泰 岐阜FA審判委員長
レフェリーキャラバンが始まって3年目の最終年の実施となりました。実施においては、キャラバンを成功裏に終わらせるということを目的にしながらも、岐阜県審判委員会の強み、弱みを感じることができました。強みは審判指導者、審判員が大変協力的であり向上心が高いこと、弱みとしては、県内各地にこうしたシステムが浸透できないでいることがあげられます。今後はこうした審判指導者研修会を継続的に開催しながら力量を高め、県内各地の審判レベルの向上につなげることができればと思います。県内では各地や各種別でサッカーが行われています。そうした中で審判レベルをあげることはサッカーレベルを上げることになり、それはきっとサッカー文化を高めることになると思います。今後ともそうした仲間を増やしながら、さらに岐阜県のサッカーが高まっていくようにしたいと思います。

受講者コメント

若林潤 サッカー2級インストラクター
私は、2日目の午後のプラクティカルトレーニングで、3名のインストラクターの協力を得ながら、チーフインストラクターを担当させていただき、多くのことを学ぶことができました。トレーニングは「オフサイドの判定の精度」を高めることを目的とし、副審のトレーニングに絞って実施しました。最初にオフサイドの判定をする上での基本となる5つのポイント「①ラインキープ②正対③姿勢④視野⑤ステップワーク」を確認し、トレーニング中の振り返りの視点として、審判員に常に意識させて取り組みました。デモの選手には簡単なオフサイドの場面を生み出してもらい、その場面での審判員の判定の様子をタブレット端末で撮影し、即フィードバックできるようにしました。途中、審判員の定着状況を見ながら、事前に考えてきたトレーニングプランを変化させることで、実態に即した形でトレーニングを進めました。トレーニングを通して、参加した審判員のオフサイドの判定に対する意識が高まったと思いました。JFAのインストラクターからのアドバイスも受け、今後に向けて次の4つが大切であると思いました。1つ目は、プラクティカルトレーニングの内容はできるだけ単純にし、繰り返し何度も行えるようにすること。2つ目は、審判員の定着の実態に応じてプランを変更したり、変化させたりする勇気をもって臨むこと。3つ目は、審判員やデモの選手にポジティブな声をかけ続けることで、雰囲気の良いトレーニングの場を作るよう心掛けること。4つ目は、トレーニングはインストラクターの役割分担を明確にしながらチームで進めることで、より高い効果を生むということ。キャラバンでの実践を通して学んだことを今後の指導に生かし、岐阜県の審判員が今まで以上に力をつけることができるように精進したいです。

石坂慎之介 サッカー3級インストラクター
今回はJFAレフェリーキャラバンに参加させて頂き、ありがとございました。今までは審判員としての立場で研修会等に参加していましたが、今回初めてインストラクターとして参加させて頂きました。学びのスタイルが多様化している現代社会、その中の一つにチュータリングという手法があることを学びました。これまでのティーチングとは全く違い、いかに受講者を自発的な行動に促していくか、そのためにインストラクター自身の資質や質問の仕方、コメント力、語彙力と言ったコミュニケーション力が非常に重要だということを感じました。また学びのピラミッドとして単に聴くだけの理解率は僅か5%、グループディスカッションで50%、そして学んだことを自らが教えることで90%になるというのがとても印象に残っており、普段の仕事や生活においてもまさにその通りだなと感じました。様々な指導方法や技術、ツールがある中でより効果的にアプローチしていけるものを選び、審判員が自ら学び、考え、そして成長していけるようにインストラクター自身も成長していく必要があると強く感じました。審判員とインストラクターが一緒に課題を見つけ共に成長していき、少しでも日本の審判文化醸成に関わっていきたいです。今回はJFAレフェリーキャラバンを開催頂きありがとうございました。

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