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U-16日本代表 中国と引き分けるものの大会優勝で遠征を終了 CFA Jiangyin International Youth Football Tournament

2018年05月21日

U-16日本代表 中国と引き分けるものの大会優勝で遠征を終了 CFA Jiangyin International Youth Football Tournament

CFA International Youth Football Tournament Jiangyin 2018
第3戦 vs U-17中国代表
2018年5月20日(日) キックオフ時間 19:35 試合時間 90分(45分ハーフ)
Jiangyin Sports Centre Stadium(中国)

U-16日本代表 0-0(前半0-0、後半0-0)U-17中国代表

スターティングメンバー
GK:佐々木雅士
DF:鈴木海音、半田陸、佐古真礼、中野伸哉
MF:山根陸、横川旦陽、角昂志郎、三戸舜介
FW:唐山翔自、西川潤

サブメンバー
DF:岩崎真波、長田悠里、揖斐俊斗
MF:山内翔、青島健大、須藤直輝、成岡輝瑠
FW:佐伯清之助、中野桂太、下川陽輝

登録外メンバー
野澤大志ブランドン

交代
HT 三戸舜介 → 成岡輝瑠
HT 角昂志郎 → 中野桂太
58分 唐山翔自 → 青島健大
77分 山根陸 → 山内翔

マッチレポート

CFA International Youth Football Tournament Jiangyin 2018に参加しているU-16日本代表は20日(日)、最終戦で地元のU-17中国代表と戦い0-0の引き分けに終わりました。

勝てば優勝が決まる一戦を前に、森山監督から「闘う姿勢」、「勝利への執念」という言葉を受けピッチに立った日本の選手ですが、逆に最初から激しく強い気持ちを見せてきた中国に圧倒され劣勢に立たされます。ホームの声援を背に勢いに乗った中国に何度か攻め込まれ、日本はなかなかペースを掴めません。しかし、11分にはカウンターから右サイドを抜け出したFW唐山翔自選手からFW西川潤選手に渡り、最後はMF三戸舜介選手がシュートを放ちますが惜しくもボールはゴール右に外れます。その後は中国に攻め込まれてピンチになることもありましたが、GKとDF陣を中心に守りきり0-0で前半を終えます。

後半に入り何とか流れを変えようとする日本ですが、中国の力強いプレッシャーの前に思うようなプレーが出来ません。逆に中国にチャンスを作られてしまい、56分には中国のコーナーキックからシュートを打たれますが、これはゴールマウスを捉えることが出来ません。その後も日本は打開しようとサイドチェンジを繰り返しながらゴール前までボールを運ぼうとしますが、なかなかシュートまで持っていけません。それでも87分にはMF山内翔選手のスルーパスからMF青島健大選手がシュートを打ちますが枠を捉えることが出来ません。そして、このまま試合は0-0で終了しました。

2勝1分で大会を終えた日本は優勝を飾りましたが、内容的には全く満足できない試合が続きました。夏のAFC U-16選手権マレーシア2018に向けて、多くの課題が見つかった遠征となりました。

監督・選手コメント

森山佳郎 監督
2018年度に入り2月、初めて新しいスタッフでU-16日本代表が立ち上がったものの、3月と4月には所属チームでレギュラー争いを頑張って欲しいというメッセージから、あえて活動をせず、3ヶ月ぶりの海外遠征を行い、中国で開催されたCFA Jiangyin International Youth Football Tournament に参加しました。AFC U-16選手権マレーシア2018に出場するイラン代表が、日本と同じU-16代表で参加し、キルギス代表と中国代表は1歳上のU-17代表での参加でした。フィジカルで上回る相手に対して、その圧力を凌駕するだけのテクニックや判断力、運動量や組織力をピッチ内で全く表現できず、厳しい内容となりました。

3試合とも僅差の戦いとなり、3試合でPKによる1失点に抑えた守備の頑張りにより、結果的には優勝することができましたが、この3試合は選手もスタッフも誰一人満足できる内容ではありませんでした。引いた相手や、ゴール前に人数をかけて必死に体を張り、奪ってからのカウンターを強かに狙ってくる相手に対して、意図的に揺さぶり、効果的な縦パスや背後のパスを繰り出して決定機を作っていくシーンをなかなか作り出せず、局面でのバトルで競り合わない、コンタクトを避け腰が引けてしまうシーンも少なくなかったです。

今後の AFC U-16選手権マレーシア2018(FIFA U-17ワールドカップアジア予選)に向けて、一人一人が強烈に自分自身と向き合って、さらに厳しいプレッシャーや戦いの中でも通用する質や量や判断力、そしてフィジカルアジリティーや闘う姿勢などを追求して欲しいです。来月11日から開催されるU-16インターナショナルドリームカップ2018 JAPAN presented by朝日新聞では、パラグアイ、セネガル、スペインといった世界の強豪との対戦が控えているので、選手やスタッフが共に少しでも成長した姿で会えるのを楽しみにしています。

今回大会に招待して頂き、滞りないスムーズな大会運営と快適な滞在を準備して頂いた中国サッカー協会の皆様には感謝の意を表したいと思っています。また所属チームの活動がありながら代表活動にご理解ご協力して頂いた所属クラブ・高体連の皆様、学校や保護者の皆様には大変感謝しております。本当にありがとうございました。

DF #4 佐古真礼 選手(東京ヴェルディユース)
今回の遠征を優勝で終わることが出来たということはポジティブな結果だったと思います。ただし、試合内容や最終戦で勝ちきれなかったという点では悔しい遠征となりました。一人一人がもっと本気で努力して、またそれを継続することを自分からしなければ、世界では闘えないと感じました。これからは覚悟を決めて強い意識をもって取り組み続けて、強烈に成長したいと思います。

DF #5 鈴木海音 選手(ジュビロ磐田U-18)
今日の試合を振り返ると、自分はまだまだだと感じました。プレーの課題はもちろんありますが、それ以前の闘う気持ちや日本代表としての覚悟や責任がまだまだです。ミーティングではA代表に残るのは今のメンバーの1%だと言われました。代表に呼ばれていない選手がこれから這い上がってくることをデータで見せてもらい、自分は絶対に残りたいし、上の年代を追い越したいと強く思いました。フィジカルの改善、食事、プレーのことなどを自分から行動を起こして、どうしたらもっと良くなるか、成長できるかを常に考えて自立して、身体や自分自身を常に見つめられる人になりたいです。その意識を強烈に変えて継続していきます。夏のAFC U-16選手権はもっと厳しい戦いになると思います。ワールドカップに出場できれば色々な国に遠征に行けて、自分の大きな成長に繋がると思うので、自分のためにもこれからの日々を過ごしていきたいと思います。

スケジュール

CFA International Youth Football Tournament Jiangyin 2018
5月16日(水) 1-0 第1戦 vs.U-17イラン代表(Jiangyin Sports Centre Stadium)
5月17日(木) PM トレーニング
5月18日(金) 2-1 第2戦 vs.U-17キルギス代表(Jiangyin Sports Centre Stadium)
5月19日(土) TBC トレーニング
5月20日(日) 0-0 第3戦 vs.U-17中国代表(Jiangyin Sports Centre Stadium)

※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

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