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デフフットサル男子日本代表候補、強化合宿でソーシャルフットボール日本代表候補と対戦

2018年03月02日

デフフットサル男子日本代表候補、強化合宿でソーシャルフットボール日本代表候補と対戦

2月24日(土)、25日(日)の両日、大阪府内にてデフフットサル男子日本代表候補が合宿を行いました。

この合宿は今年秋に行われる、世界ろう者フットサル選手権大会のアジア予選も兼ねるアジア太平洋ろう者フットサル選手権大会に向けた強化合宿になります。

初日は守備を意識した練習と紅白戦を行い、2日目には、今回の合宿のメインイベント、ソーシャルフットボール日本代表候補とのトレーニンマッチを行いました。知的障がい者サッカーチームとの試合に続き、障がい者サッカーにおける他流試合の扉がまた一つ開かれました。

ソーシャルフットボール日本代表候補も、今年5月に開催される第2回ソーシャルフットボール国際大会(イタリア/ローマ)に向けた強化合宿を同じく大阪府内で行っており、この試合が実現しました。

両チームは。それぞれの国際大会に向け、熱い真剣勝負を繰り広げました。

コメント

川元剛 デフフットサル男子日本代表 監督
JIFFに所属する団体である、JDFA(聴覚障がい)とJSFA(精神障がい)の代表候補チーム同士の試合という歴史的な1日を終えることが出来ましたこと、本当に嬉しく思っています。JIFFのフラッグに刻まれた『サッカーならどんな障害も越えられる』を体現する日となりました。お互いのプライドが前面に出た素晴らしい試合となりました。また、試合後のディスカッションでは、お互いの障がいについて、より深く知る事が出来大変嬉しく、また、我々スタッフ陣が進むべき方向性がより明確により大きくなりました。

5/10から開催される第2回ソーシャル国際大会では、是非連覇を達成して頂きたいと心から願っています。我々も世界選手権のアジア予選となるアジア太平洋ろう者フットサル選手権大会に向けて更に合宿を重ね、障がいのあるなしに関係なくフットサルのチカラ、魅力を伝えることの出来る代表チームを目指しております。引き続き、応援の程宜しくお願い致します。今回の合宿に際し、ご尽力頂きました関係者の皆様にこの場をお借りしまして、改めて御礼を申し上げさせて頂きます。本当にありがとうございました。

また、JFAオフィシャルサイトをご覧になられております全国のフットボールを愛する皆様、是非この機会にJIFFのアンプティサッカー(切断障がい)、CPサッカー(脳性麻痺)、ソーシャルフットボール(精神障がい)、知的障がい者サッカー、電動車椅子サッカー、ブラインドサッカー、ろう者サッカー/フットサルという7つの障がい者サッカー、フットサルについてより知って頂きたいです。

橋本賢太 デフフットサル男子日本代表 トレーナー
まず、対戦していただいたソーシャルフットボール日本代表候補のみなさん、ありがとうございました。とても貴重な時間になりました。関係者の皆様ありがとうございました。今回、デフフットサル日本代表候補とソーシャルフットボール日本代表候補がトレーニングマッチをするという障害の壁を超えた取り組みがてできました。フットボールの可能性を示した歴史的な1日になったのではないかなと感じました。

我々の目標は【圧倒してW杯優勝】です。その目標を実現するためにスタッフ一同、力を入れて取り組んでいることの一つとして、デフフットサルにおける【JAPAN STANDARDの構築】という基準を作ることを目指して取り組んでます。その中の項目として、特にフィジカルアップに力を入れています。今回も昨年1月から取り組んでいるフィジカルトレーニングの向上が見られ、プレー以外のところでも、圧倒できたかなと思いました。フットサルにおける持久力/回復力やそれに必要な筋力含め、成長した姿、デフという障害を感じさせないパフォーマンスを見せられたのではないかと思います。今回、フィールド8人と参加人数が少ない中でもプレーイングタイム20分(前後半)、ランニングタイム20分(前後半)と4本させて頂きましたが、終始運動量が落ちずにフィジカルコンタクトもしっかりと出来ていたことは【日本代表基準=世界最高基準】というデフフットボールにおけるフィジカルの基準を構築するといったところが反映されていっているのかなと思いました。

秋にアジア太平洋ろう者フットサル選手権大会があります。世界ろう者フットサル選手権大会2連覇のイラン、アジアの中でも強豪のタイなどもいて、アジアでの大会を勝たないことには世界は取れないと感じていますので、2015年世界ろう者フットサル選手権大会で感じたことや足りないことなどを積み重ね、圧倒して優勝できるよう引き続き気を引き締めて取り組んでいきたいと思います。

そして、今回実現した障害を超えたこのような取り組みは今後も継続して開催することで、各代表選手への刺激にもなりますし、選手の責任感という心の持ち方にも影響してくると思います。代表レベルや質の向上のために必要なこととして取り組んでいきたいと思います。

東海林直広 デフフットサル男子日本代表 キャプテン
この度、精神障害者フットボール日本代表候補様と練習試合をすることが出来、大変嬉しく思います。今年はお互い国際大会が待っており、共に納得いく成績を残せるよう、いい刺激をもらうことが出来たのではないでしょうか。障害者サッカーの発展のためにますます頑張っていきたいと思います。今回の試合を手配していただいた、関係者皆様に深く感謝いたします。誠にありがとうございました。

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