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ホームで初勝利を目指す柏、C大阪は連勝へ意気込み ~ACLグループステージ第2節~

2018年02月19日

ホームで初勝利を目指す柏、C大阪は連勝へ意気込み ~ACLグループステージ第2節~

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は2月20日(火)、21日(水)に東地区グループステージ第2節が行われ、柏レイソルとセレッソ大阪はいずれもホームに中国の天津権健、広州恒大を迎え、アウェイの韓国へ乗り込む川崎フロンターレと鹿島アントラーズは、それぞれ蔚山現代、水原三星ブルーウィングスと対戦します。柏、川崎F、鹿島は初勝利、C大阪は連勝を目指します。

柏は初出場の天津権健と

柏が2月20日(火)に対戦する天津権健は、予選プレーオフでフィリピンのセレス・ネグロスFCを下して、初のACL出場権を獲得しました。先週のグループステージ初戦では、ホームで傑志(香港)に3-0で勝って、グループE首位に立ちました。

2006年創設の比較的新しいクラブの一つで、昨季1部に昇格。その年に3位に入る大躍進で、予選プレーオフの挑戦権を獲得しました。今季は昨年チームを率いた元イタリア代表ファビオ・カンナバーロ監督からパウロ・ソウザ監督へ指揮官が交代。元ポルトガル代表の新指揮官は90年代にベンフィカやユベントス、ボルシア・ドルトムントなどで活躍し、フィオレンティーナやFCバーゼルなどで指揮を執ってきました。

昨季リーグ戦15得点の元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パト選手、予選プレーオフから2戦連続得点のフランス人FWアントニー・モデスト選手の攻撃陣に、ベルギー代表MFアクセル・ヴィツェル選手、中国代表経験のあるMF趙旭⽇(ジャオ・シュリー)選手が中盤を支え、韓国代表DFクォン・ギョンウォン選手が最終ラインを固めています。

3年ぶり4度目出場の柏は初戦で、ACL 2回優勝の韓国強豪の全北現代モータースに、アウェイでFWハモン・ロペス選手、MF江坂任選手の移籍後初ゴールで前半2-0のリードを奪いながら、後半3失点を許して勝ち星を逃しました。

ここでしっかりと切り替えて、FWクリスティアーノ選手、FW伊東純也選手、江坂選手らに両サイドバックが活発に絡む攻撃力を活かし、本来の固い守備力を取り戻して、勝利で良い流れを引き寄せたいところです。

C大阪は2大会優勝の広州恒大と

C大阪は21日(水)にホームで広州恒大と戦います。

広州恒大は中国リーグ7連覇中で、ACLも2013年、2015年大会を制した強豪です。今季は昨季まで率いたルイス・フェリペ・スコラーリ監督から、2015年以来の復帰となったファビオ・カンナバーロ監督へ交代しています。

初戦はホームでブリーラム・ユナイテッドと1-1で引き分けましたが、先制点を決めたFWリカルド・グラル選手や、ブラジル人同僚のFWアラン選手、中国代表FW郜林(ガオ・リン)選手、元FC東京や大宮でもプレーしたDFキム・ヨングォン選手らが健在。昨季まで中盤で圧倒的な存在感を見せていた中国代表MF鄭智(ジョン・ジー)選手は初戦には出場せず、攻撃的MFでのプレーが多かった黄博文(ファン・ボーウェン)選手が守備的MFを務めたようです。また、チームには新たにセルビア代表MFネマニャ・グデリ選手が加入しました。

C大阪は、アウェイでの初戦で済州ユナイテッドにMF水沼宏太選手の終了間際のゴールで1-0の勝利を収め、グループG首位発進です。この試合では体調不良で先日のFUJI XEROX SUPER CUPを見送ったMFソウザ選手も復帰し、フル出場しました。

昨年の天皇杯とJリーグルヴァンカップの2冠制覇に加えて、今季もFUJI XEROX SUPER CUPでJリーグ王者の川崎Fを破るなど、良い流れを維持しています。

C大阪で2季目となる尹晶煥監督は、「厳しい中で勝つ。選手たちはその楽しさを感じていると思う」と話し、選手たちの成長に手応えを感じているようです。

広州恒大とは前回出場の2014年大会のラウンド16で対戦し、C大阪はホーム1-5、アウェイ1-0の合計2-5で敗れています。今季のホーム初戦へ向けて尹監督は、「ACLでは最初の3試合が大事。広州恒大には絶対に勝たないといけない」と、気持ちを引き締めていました。

アウェイで挑む川崎Fと鹿島

Jリーグ王者の川崎Fは、20日(火)に韓国で蔚山現代と対戦します。ホームでの初戦で上海上港に0-1で敗れてグループF 4位スタートとなっただけに、アウェイで勝ち点を奪い、連敗は避けなくてはなりません。

蔚山は昨季リーグ戦では4位でしたが、韓国FAカップに優勝して2年連続通算7回目の出場で、2012年大会では優勝も経験しています。

ヴィッセル神戸でもプレーした元韓国代表FWキム・ドフン監督が昨年から指揮を執り、初戦ではオーストラリアでメルボルン・ヴィクトリーに3度リードを奪いながら3度追いつかれて引き分け、グループFで2位につけています。

クロアチア出身MFミスラフ・オルシッチ選手が2得点、オーストリア出身でU-21代表の経験のあるDFリヒャルト・ヴィントビヒラー選手が1得点。今季から加入したFW豊田陽平選手も先発で後半途中までプレーし、ブラジル人FWジュニオール選手と交代しました。

川崎Fは2014年大会グループステージでも蔚山と対戦し、アウェイを0-2の後、ホームで3-2の勝利を挙げています。

今回の遠征には、初戦で負傷したMF中村憲剛選手の帯同を見送りましたが、前回2014年の対戦でも得点したFW小林悠選手とFW大久保嘉人選手をはじめ、MF家長昭博選手やMF大島僚太選手らの活躍に期待がかかります。

一方、鹿島は21日(水)に水原三星とのアウェイ戦に臨みます。

水原は昨季Kリーグ3位で予選プレーオフ経由ですが、4大会連続の出場です。初戦はアウェイでシドニーFCに2-0で勝利し、グループH首位に立ちました。

チームは6年目となる徐正源監督が指揮を執り、FCソウルや北京国安でも活躍した元モンテネグロ代表FWデヤン・ダムヤノビッチ選手が今季から加入。先週のシドニー戦でも2得点をマークして攻撃を牽引し、ブラジル出身のFWヴァギニーニョ選手とDFクリストヴァム選手も新たに加わりました。

水原を勝点2差で追う鹿島は、ホームでの初戦で上海申花に多くのチャンスを作りながら1-1で引き分けて、今回は勝点3が欲しいところですが、アウェイでは厳しい寒さとピッチコンディションも考慮した戦いを求められそうです。

大岩剛監督は、「相手を見て攻撃するところを変えたり、自分たちが判断することが非常に大事になってくる」と話し、選手たちに状況に応じた的確な判断力で対応することを求めています。

両チームはACLでは2009年と2011年のグループステージでも対戦し、1勝2分1敗です。

大会期間:2018年1月30日(火)~2018年11月10日(土)

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