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第4回全日本ユース(U-18)フットサル大会 1次ラウンドが終了、初出場5チームがベスト8進出を果たす

2017年08月19日

第4回全日本ユース(U-18)フットサル大会 1次ラウンドが終了、初出場5チームがベスト8進出を果たす

第4回全日本ユース(U-18)フットサル大会は8月18日(金)に大会2日目を行い、1次ラウンドの12試合が行われました。ベスト8に勝ち上がったのは、第1回大会から4大会連続で出場している帝京長岡高等学校(北信越1/新潟)と岡山県作陽高等学校(中国/岡山)、そして2大会連続出場中の北星学園大学附属高等学校(北海道1)以外は、初出場のチームとなりました。

グループAでは、初日に2連勝していた帝京長岡高が、秀岳館高等学校(九州2/熊本)に3-1で勝利。史上初となる大会連覇を目指す強豪は、3連勝でグループ1位での決勝ラウンド進出を決めました。また、柳学園高等学校(関西1/兵庫)は、聖和学園サッカー部FC(開催地/宮城)に4-1で勝利し、勝点を6に伸ばして2位に浮上、決勝ラウンドに勝ち進みました。初代王者でもある聖和学園FCは、3戦全敗という結果に終わっています。

グループBでは、第2節を終えて1位の北星学園と同2位の矢板中央高等学校(関東1/栃木)が直接対決を迎えました。両チームともに点を取りあい、3-3で迎えた試合終了間際、矢板中央高の飯島翼選手が勝ち越しゴールを決めます。この1点が決勝点となり、矢板中央高は逆転でグループBの1位となりました。初日で予選突破を決めていた北星学園は、2位で決勝ラウンドに進みます。

各チームが2試合を残していたグループC、第2節では、第1節で敗れた2チーム同士と初戦で勝利した2チーム同士がそれぞれ対戦しました。後がない聖和学園サッカー部U18(東北/宮城)と鹿島学園高等学校(関東2/茨城)の対戦は、鹿島学園高が金原朝陽選手のハットトリックの活躍もあり、8-5で打ち合いを制しました。同時刻に行われた香川県立高松商業高等学校(四国/香川)と新潟県立長岡向陵高等学校(北信越2/新潟)の対戦は、4-4の引き分けで終了します。3チームに勝ち抜けのチャンスがある中で迎えた第3節、長岡向陵高は聖和学園U18に3-0で勝利して、初出場ながらグループ首位突破を決めました。直接対決となった高松商業高と鹿島学園高の一戦は、リードする側が目まぐるしく変わるシーソーゲームとなります。それでも21分から立て続けに4ゴールを奪った鹿島学園高が、高松商業高の反撃を抑え、7-6で勝利。逆転でベスト8に勝ち進みました。

グループDは、第1節で勝利を収めていた作陽高とフウガドールすみだファルコンズ(関東3/東京)が、それぞれ第2節でも勝利を収めて、決勝ラウンド進出を決めます。両チームは第3節で直接対決を迎えると、フウガドールすみだファルコンズの鈴木翔太選手が2得点、佐藤雄介選手が1得点を決めます。守備ではGKの茂呂翔也選手の好守もあり、2大会前の王者を完封。初出場のフウガドールすみだファルコンズが、作陽高を抑えて、グループ1位通過を決めました。

大会は19日(土)に準々決勝の4試合と、準決勝の2試合を行い、決勝に勝ち進む2チームが決まります。

監督・選手コメント

佐藤陽介 監督(秀岳館高等学校)
自分たちは、フットサルに取り組むにあたって、ルールを勉強するところから始めました。まだ力不足だったと思います。初戦では勝つことができましたが、試合をこなしていくうちに足りないところが出てきました。いろいろなことを勉強できましたので、来年もこの大会に出場できるのであれば、今回の経験を糧にしていきたいと思います。このチームを構成している選手たちはサッカーではAチームの選手ではないですが、彼らと全国大会まで来たことで、1、2年生を含めたサッカー部全体に良い影響が与えられると思っています。

君嶋渡紀子 監督(矢板中央高等学校)
(北星学園戦は)ドキドキする試合になりましたが、選手たちが必ずやってくれるだろうと最後まで信じていました。自分たちは普段、主にサッカーに取り組んでおり、フットサルの練習は週に1回、1時間程度しかできていません。大会初日の2試合目は連戦による疲労もあって、足が止まったことで引き分けてしまいました。今日は相手も強かったですが、絶対に勝ちたかったので、強い気持ちの子どもたちを選び、「ネガティブ禁止」というルールで戦いました。何点取られても、あきらめずにプレーすれば、結果は付いてくると思っていました。ただ、関東大会に進めたことも驚きだったので、全国大会で決勝ラウンドまで進めたことには、本当にビックリしています。

田中龍成 選手(新潟県立長岡向陵高等学校)
みんなフットサルが得意だったので、全国のチームと戦って、自分たちの技術、スピード、パワーがどれくらい通用するか試したいと思っていました。聖和さんは本当にうまかったですが、自分たちのプレーが通用した部分はあったと思っています。本大会には帝京長岡高も出場しています。彼らには、県大会と北信越大会で負けているので、全国大会でリベンジできればと思っています。帝京長岡には、長岡JYFCでU-15世代の大会を一緒に優勝したときのチームメートもいるので絶対に負けたくないですし、中学校に続き、高校でも日本一になりたいです。

茂呂翔也 選手(フウガドールすみだファルコンズ)
この大会に初めて出場しますが、高校1年のときから、東京都選抜として全国大会に出ていたので緊張はありません。ここまで、チームが機能していることが本当にうれしいです。1次ラウンドの最後で完封もできましたし、作陽高には今年、別の大会で敗れていましたが、その試合を研究したことが、今回の3-0という結果につながりました。準々決勝で対戦する鹿島学園には関東大会の準決勝で負けているので、今度は勝ちたいです。このチームには、僕とキャプテン以外は1、2年生しかいません。今年勝つことができれば、来年に大会連覇することができると思うので、絶対に優勝したいです。

第4回全日本ユース(U-18)フットサル大会

2017/8/17(木)~2017/8/20(日)
宮城県/ゼビオアリーナ仙台、カメイアリーナ仙台(仙台市体育館)

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