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早稲田大学が悲願の連覇達成! 第25回全日本大学女子サッカー選手権大会

2017年01月16日

早稲田大学が悲願の連覇達成! 第25回全日本大学女子サッカー選手権大会

1月15日(日)、第25回全日本大学女子サッカー選手権大会の決勝が味の素フィールド西が丘で行われ、大学女子サッカーの日本一が決定しました。年をまたぐ熱戦の末、昨年度に引き続き早稲田大学が女王の座に就きました。

決勝は、日本体育大学対早稲田大学の関東両雄の対決となりました。日本体育大学が王座奪還、17回目の優勝を狙うのに対し、早稲田大学は連覇をかけて臨みます。

立ち上がりは両チームが拮抗する展開となります。20分前後には日本体育大学が何度も決定機を迎えますがゴールには至らず、両チームともに堅いディフェンスで相手を自由にさせません。ゲームが膠着状態になりかけた38分、日本体育大学が強さを見せます。早稲田陣地深い場所でのクロスをゴール前で平田ひかり選手が布施香菜子選手に落とし、シュート。相手の隙を見逃さず先制点を奪い、前半を1-0で折り返します。なんとか追いつきたい早稲田大学は、後半立ち上がりの50分にフリーキックを獲得。松原有沙選手のボールはファーポスト近くに吸い込まれ、そこで走りこんできた三浦紗津紀選手が頭で合わせてゴール。狙い通り1点を返します。

スコアが1-1となった直後、日本体育大学は攻撃の活性化を図り、ドリブル突破を得意とする児野楓香選手を投入。攻撃の幅を広げます。その後激しい攻守のせめぎあいが続き、両チーム交互にチャンスが訪れるもスコアは動かず、後半アディショナルタイムに突入します。誰もが延長戦突入を覚悟した92分、縦に入ったボールのこぼれを中村みづき選手が左足でミドルシュート。ボールはゴール左上に吸い込まれ、劇的な決勝点を決めます。直後に試合終了の笛が鳴り、早稲田大学が2年連続5度目の優勝を成し遂げました。大会MVPには、早稲田大学の三浦紗津紀選手が選出されました。

また、決勝に先立って行われた3位決定戦では、神奈川大学が武蔵丘短期大学を2-1で下し、3位となりました。

立ち上がりは両チームともに積極的に相手ゴールを狙いますが、ペースをつかんだのは神奈川大学。9分、小森碧伊選手のゴールで先制します。その後はともに決定機を逃し、前半を折り返します。後半も互いに譲らず攻防が続きますが、73分、神奈川大学はゴール前で冷静に横のパスをつなぎ、瀧澤莉央選手がゴールに流し込みます。逆転を試みる武蔵丘短期大学は、84分に縦のパスが園田瑞貴選手に通り、ディフェンスを一人かわしてシュート。一点を返します。その後も武蔵丘短期大学は攻め続けますがこのまま試合終了。神奈川大学が勝利しました。

兵庫県で1回戦から準々決勝を行い、年をまたいで味の素フィールド西が丘で準決勝、3位決定戦、決勝を迎えた本大会。決勝は3,281人の観客の熱狂のなかで終了しました。

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監督・選手コメント

福島廣樹 監督(早稲田大)
前回大会は5年ぶりの優勝を果たし、今大会は連覇を目指して決勝を迎えました。前半は風上の日本体育大学に中盤を支配され豪快なミドルシュートでリードを許してしまいました。焦らず集中して後半に臨み、同点に追いつき、さらにアディショナルタイムで勝ち越すことができました。インカレ2連覇を達成することができ嬉しく思います。

山田紅葉 選手(早稲田大)
今シーズンを優勝という形で締めくくることができ本当に嬉しく思っています。今年はベスト4に関東学連の4チームが揃い、日頃ライバルとして戦っているチームとの対戦でした。日頃戦っているからこそ、お互いのことをよく知っていて戦いにくい部分もありました。特に決勝で戦った日本体育大学は関カレ(関東大学女子サッカーリーグ)でも敗戦しており、厳しい試合になると思っていました。先制点を決められ、予想通り厳しい試合展開でしたが、最後まで諦めずに戦った結果逆転勝利をおさめることができました。本当に後輩達には感謝の気持ちでいっぱいです。この勝利のためにたくさんの方に支えられ、たくさんの方に応援していただきました。そういった支援がなければ今日の勝利は無かったと思います。支えてくださった方々に優勝という形で恩返しすることができて本当に良かったです。

三浦紗津紀 選手(早稲田大)
今シーズンを締めくくる大会で優勝することができて良かったです。相手は関カレのとき0-3というスコアで大敗を喫した相手であったため、最高の舞台でリベンジをしようと全員で意気込んでのぞみました。前半先制されてしまったものの、素晴らしいシュートだったため、逆に点をとるしかないと気持ちを切り替えることができました。全員最後まで諦めない気持ちを持ち続けた結果、アディショナルタイムに劇的勝利を収めることができました。4年生と日本一になることができ、本当に嬉しく思います。

布施香菜子 選手(日本体育大)
先制点を奪えた事は良く、日体大のペースで試合を運ぶことが出来ました。後半の立ち上がりで失点をしてしまい、流れを止めてしまいました。早稲田大学の力のあるセットプレーには改めて脅威を感じました。今日の決勝は最後の笛がなるまで本当に楽しくサッカーができました。結果は準優勝という形になりましたが、悔いなく終われました。ここまで来られたのも応援してくれる仲間の存在が大きいです。感謝したいです。

当日の試合速報は全日本大学女子サッカー連盟公式Twitter(@_juwfa)で行います。

また、公式Facebook、公式 Instagram(@_juwfa)にて最新情報を配信しております。

第25回全日本大学女子サッカー選手権大会

2016年12月24日(土)~2017年1月15日(日)

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