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FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016 レアル・マドリードが難敵を下し、決勝に進出

2016年12月16日

FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016 レアル・マドリードが難敵を下し、決勝に進出

FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016の準決勝2試合目が12月15日(木)、横浜国際総合競技場で開催されました。

決勝戦への切符を懸け、4日前の第2ラウンドで全北現代モータース(韓国/アジア代表)を2-1で破ったクラブ・アメリカ(メキシコ/北中米カリブ代表)と、今大会の初戦を迎えるレアル・マドリード(スペイン/ヨーロッパ代表)が激突しました。

試合序盤こそ、互いの出方をうかがうような展開となりますが、ボールの支配率を高めたレアルがクリスティアーノ・ロナウド選手を中心に相手ゴールへと襲いかかります。33分、右サイドでのFKの場面ではキッカーのロナウド選手が圧巻のプレーを見せます。FKを一度は相手DFに跳ね返されますが、こぼれ球を左足でボレーシュート。目の覚めるような弾丸シュートは相手GKの好セーブに阻まれ、ゴールネットを揺らすことはできなかったものの、詰めかけた観客からはどよめきが起こりました。

一方、人数を掛けて守るクラブ・アメリカは我慢の展開が続きますが、ボールを奪ってからの素早い攻守の切り替えでチャンスを作り出します。30分、左サイドからルーベンス・サンブエサ選手のパスをペナルティーエリア内で受けたシルビオ・ロメロ選手が左足で放ったシュートはGKケイロス・ナバス選手に阻まれてしまいます。37分にもオリベ・ベラルタ選手からパスを受けたウィリアム・ダシルバ選手がペナルティーエリア外から左足シュート。低い弾道のシュートはバウンドしながらゴール方向に向かっていきますが、これもナバス選手がセーブします。

均衡した一戦は、前半のアディショナルタイムにスコアが動きます。トニ・クロース選手が相手DFの股下を通すスルーパスをカリム・ベンゼマ選手に配球。最終ラインを一気に抜け出したベンゼマ選手が左足で流し込んでレアルが先制しました。

後半はリードしたレアルが試合を掌握します。守備の要であるセルヒオ・ラモス選手を欠きながらも、相手にほとんど決定機を与えません。さらに攻撃ではリスクを最小限に抑えつつも、途中出場のハメス・ロドリゲス選手とアルバロ・モラタ選手がチームに推進力をもたらします。

危なげない試合運びで後半アディショナルタイムを迎えると、右サイドでボールを受けたロドリゲス選手から最後はロナウド選手が右足で決めて勝負あり。前後半のアディショナルタイムにそれぞれ得点を決めたレアルが2-0で北中米カリブ王者を下し、鹿島アントラーズが待つ18日(日)のファイナルへ駒を進めました。

監督・選手コメント

リカルド・ラ・ボルペ 監督(クラブ・アメリカ)
メキシコサッカーの歴史を変えるような試合になればと思っていましたが、そうはいきませんでした。結果は素直に受け止めたいと思います。私たちとしてはもっとポゼッションして、中盤で主導権を握りたかったです。前半に関しては私たちが試合を支配できていたと思います。ただし、前半終了間際に集中力を欠いて失点してしまいました。後半はボールを扱う正確さに欠けていました。3位決定戦に向けては選手たちの回復に努めて、自分たちのベストなプレーを見せたいと思います。

ジネディーヌ・ジダン 監督(レアル・マドリード)
前半はリズムがつかめずに非常に難しい展開になりました。後半は非常に良かった。いろいろなチャンスもありましたし、最後にクリスティアーノ(ロナウド)がゴールを決めてくれてうれしく思います。非常に複雑な展開でしたが、勝つことができました。今一番大事なのは、しっかりと休養を取ることだと考えています。今日勝ったことで、あとはファイナルに集中するだけ。このカップを獲得するということは自分たちの目標です。ぜひ勝ちたいと思います。

ルカ・モドリッチ 選手(レアル・マドリード)
試合での勝利は非常に重要ですから、この結果にはとても満足しています。大会の最初の試合ということで、開始から25分間は大変でした。日本という国の気候に慣れること、そして長旅で疲れていたということもありました。初めは厳しかったのですが、チームとして2得点を挙げましたし、この重要な試合に勝って次に進めるわけですから、よくやったと思います。

ルーカス・バスケス 選手(レアル・マドリード)
日本に来てから3日間が経っていますので、時差ボケやコンディションは言い訳にしたくありません。試合というのは、いろんな意味で良いところも悪いところもあると思います。それでも今日は仲間のプレーに満足しています。昨日の準決勝を見ましたが、決勝戦の相手は自分たちにとって手強いライバルになるのではないかという印象を持ちました。しかし、自分たちはしっかりと優勝カップを持って帰りたいと思います。

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2016年12月8日(木)~12月18日(日)
神奈川県/横浜国際総合競技場
大阪府/市立吹田サッカースタジアム

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