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ハリルホジッチ監督、「自信と決意を持って勝つトライをする」 ~10月最終予選に本田選手、香川選手らを選出

2016年09月30日

ハリルホジッチ監督、「自信と決意を持って勝つトライをする」 ~10月最終予選に本田選手、香川選手らを選出

SAMURAI BLUE(日本代表)のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は9月29日(木)、東京のJFAハウスにて、2018年のFIFAワールドカップへのアジア最終予選で来月上旬に控えるイラク代表(6日、埼玉)とオーストラリア代表(11日、メルボルン)との対戦に臨むメンバーを発表。「難しい2試合だが、自信と決意を持って勝つトライをするし、それができると信じている」と意気込みを語りました。

今回選出されたのは26選手。ほとんどが9月の2連戦を戦った顔ぶれでFW本田圭佑選手(ACミラン)、MF香川真司選手(ボルシア・ドルトムント)、MF長谷部誠選手(アイントラハト・フランクフルト)らが顔を揃え、前回選出されながら直前の負傷で参加を見送ったDF長友佑都選手(インテル・ミラン)、DF槙野智章選手(浦和レッズ)らも名を連ねています。また、GK川島永嗣選手(FCメス)が6月のキリンカップ以来の復帰をしています。

MF大島僚太選手(川崎フロンターレ)、FW浅野拓磨選手(VfBシュツットガルト)、DF植田直通選手(鹿島アントラーズ)ら、リオデジャネイロ五輪を経験した選手らも前回から引き続いての選出です。新しい顔ぶれではMF永木亮太選手(鹿島アントラーズ)が代表戦へ初選出となりました。

日本は9月の最終予選初戦のアラブ首長国連邦(UAE)戦にホームで1-2の黒星を喫し、その後、アウェイでタイに2-0で勝利。グループBでオーストラリア、サウジアラビアに次いで3位に付けています。

今回対戦するオーストラリアはイラクにホームで2-0、アウェイでUAEに1-0と2連勝し、一方のイラクはオーストラリア戦後にホームでサウジアラビアに1-2で敗れて2連敗で4位に位置しています。FIFAランクでは日本の56位に対して、オーストラリアは45位、イラクは128位です。

ハリルホジッチ監督は、「イラクもオーストラリアもクオリティが高い。イラクは2連敗だがサウジアラビアとはかなり良い試合をした。オーストラリアはアジアチャンピオンで、経験を活かして試合を支配して戦っていた。今年最も難しい試合になる」と警戒しています。しかし、「目標は2試合に勝つこと。彼らがどうプレーするか全て把握している」と力強く語りました。

また、選出された海外組には所属クラブで試合に出られていない選手も少なくありませんが、ハリルホジッチ監督は「我々はアジアではかなり良い攻撃をしている。これまで7、8年間日本に貢献してきてくれた選手を外すと、メンタル面でチームが壊れる危険性もある。これは、試合に出ていなくても選手を信頼しているという私のメッセージ。彼らのピッチでの返答を待ちたい」と話し、選手の奮起に期待を寄せました。

チームは2日(日)に埼玉県内に集合して練習を開始します。

イラク戦は6日(木)に埼玉スタジアム2002にて19:35キックオフ、オーストラリア戦は11日(火)にメルボルンにて20:00(日本時間18:00)キックオフの予定です。

来年9月まで続く最終予選では各チームがホーム・アンド・アウェイで対戦し、各グループ上位2チームまでが2018年ロシア大会への出場権を獲得。グループの3位チーム同士が対戦して勝者が北中米カリブ海連盟4位と残り1枠を懸けて戦います。

コメント

ヴァイッド・ハリルホジッチ(日本代表)監督
このリストを作るのは簡単ではありませんでした。15人の海外組には先発で出ていない選手がいて、普通であれば代表チームには呼べませんが、彼らの代わりを考えるのはかなり難しいことです。日本と欧州のサッカーは特にフィジカル面で開きがありますし、海外組が先発を争っているのは、例えば香川選手の場合は2014年のFIFAワールドカップ優勝メンバーのシュールレ選手やゲッツェ選手らです。高いレベルの中で競争しています。それに、日本はこれまで18試合を戦って、前半が悪かったのはイラン戦とシリア戦ぐらいで、それ以外はアジアではかなり良い攻撃をしているので、私は選手に対してネガティブにはなれませんし、励ましていきたいと考えています。

この2試合は、これまで以上に強い気持ちを出して戦わなければならない試合になります。チームには勇気を作り出すことにも、もっと努力してほしいですし、何人かの選手にはその点で存在感を出してほしいと思っています。今回GK川島選手を呼びましたが、経験豊富な川島選手にはリーダーの一人として良いスピリットをもたらして、チームの押し上げ役を担ってほしいと期待しています。また、永木選手はボールを奪う力があり、コンタクトを怖がりません。A代表でどう働くか、呼んで見たいと思いました。

難しい2試合が待っていますが、我々の目標は変わりません。2試合とも勝つことですが、まずはイラクにしっかりと勝たなければいけません。第1戦はスピードあるプレーについて行ける準備ができるか、調整が重要です。イラクには180~190センチの選手が多く、クオリティも高い。ただ、我々はイラクと昨年6月の親善試合では特に前半ですばらしい試合をしました。今回は最終予選ですが、前回と同様の展開になることを期待しています。オーストラリアは多くの選手が海外でプレーし、フィジカルコンタクトに慣れています。ホームでかなりアグレッシブな戦いをするので、彼らのアグレッシブさや空中戦に対抗できるようにしなければなりません。いろいろな面で我々が試される試合になりますが、素晴らしい試合をしてアウェイで勝たなければならないと考えています。

田嶋幸三 JFA会長
アジアでは様々な国が台頭し、ワールドカップ予選はこれまでも簡単な試合は1試合もありませんでした。我々は残念ながら初戦のUAEに敗れましたが、2戦目のタイには勝ち、今回の3戦目、4戦目が非常に重要になります。多くの人々の期待に応えられるように頑張らなければなりません。選手一人一人、サッカー協会全体が緊張感と情熱を持って、この2試合に臨みたいと思います。

SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー・スケジュール

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アジア最終予選(Road to Russia)

2016年10月6日(木) 19:35キックオフ(予定)
埼玉スタジアム2○○2
SAMURAI BLUE(日本代表)vs イラク代表
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2016年10月11日(火) 20:00(日本時間 18:00)キックオフ(予定) 
ドックランズスタジアム(オーストラリア/メルボルン)
オーストラリア代表 vs SAMURAI BLUE(日本代表)
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